大翔
なぁ、明日の午後、カラオケ行こうぜ!
陸
いいな!それ。隆も行かね?
隆
あぁ、行きたいな。
大翔
今回もあの曲歌うかな。
隆
あぁ、あれか?また歌う気かよ笑。飽きねぇのかよ?
陸
でも、何だかんだ言って、大翔は歌上手いからな。
大翔
はぁ、そんなわけ無いだろ!
陸
はは…怒ることはねぇじゃねえか!
隆
まぁ、そうだよな。
隆
あ!そういえばさ、カラオケ屋の近くにあるパンケーキ名物のカフェにも行かね?
隆
何か、期間限定の抹茶のパンケーキってやつがめっちゃ美味しそうだし。
陸
え?そんなのあったっけ?
大翔
抹茶か。いいな、確かに。そうしようか!
大翔
あそこのカフェのパンケーキ、一回食べたことあるけど確かに美味かったし。
陸
おいおい、俺行ってねぇぞ!誘ってくれなかったのかよ(@^^)/
陸
ていうか、そんなお店あったかって…
隆
あそこはすごくいいよ。
隆
そういえばあそこに初めて行った時ってさ、
大翔
あぁ、ちょうど一年前だったけ。
大翔
なんか、妙に覚えてんだよな。
大翔
俺の親友だったあいつの、葬式の次の日だったからだろうな。
陸
何の話してんだよ?
陸
俺らの友達で、誰か死んだやついたっけ?
大翔
あいつが死んだ後すぐに出来上がった新しい店だよな、そこ。
大翔
パンケーキが名物だっていうから頼んでさ。
隆
俺さ、あいつが死んでなかったら、その時も一緒にパンケーキ食べてたんだなって思うと…
大翔
その時、二人とも泣いたんだよな。
隆
あぁ、そうだな。
隆
…やっぱやめようか。そこ行くの。
隆
陸を思うと、また泣いちゃいそうだし。