ななっちのリクエスト 「限りなく灰色へ」

僕は曲作りが好きだ

でも自分の才能を信じても

評価されなかったら

「才能がない」と感じてがっかりしてしまう

僕に才能なんてないからここで一生泣いている

僕の仲間や他の歌い手は様々な才能がある

その才能の鮮やかさを羨ましく思っていた

それでも真夜中のような暗い現状を照らす成功を掴みたいと

今日もパソコンを開いて新しい曲を作る

僕はいつも他人の求める曲を作ってきた

でも

心閉まって待って！本当は叫びたいのよ

Rainy Rainy 僕の涙と心は雨みたいに沈んでいるのだろう

声は無情に散って孤独を奏でる

指先から伝わっていく虚しさの色

燻んでしまったの灰色に

いい評価を受けたってそれは他人に求められて作ったものだから

こんな才能なんて借り物なんだ

誰かは「諦めんな」って励ましてくれてるんだろうけど

その誰かの声を見失って、まるでアイロニー(皮肉)に言われたような気持ちになった

この感情奪って去ってよ

ドロドロになってしまう前に

私だけみて 愛を伝えて

自分が生み出す音楽を愛してほしいの

こんな世界とバイバイバイバイ

誰かが求めるものを作って満足する現状から抜け出したいの

滲む想いなぞって描いた

夢の形に泣いちゃった

人の成功に憧れて自分もいつかはできると思ってたけど現実は残酷だ

自分が音楽で勝負しても

奇抜な奴らの芸術(音楽)に飲み込まれて消えていく

雨と流れていく徒労感

肩を濡らして残った冷たい記憶の体温

雲の隙間から覗いた光当たって届いて身体を軽くしたんだ

認められることは簡単じゃない

でも諦めずに努力を続ければきっと光を浴びることができる

と自分に言い聞かせた

閉ざしてしまったの退路に

使い物にならない才能は捨てて

ただやったもん勝ちなんでしょ?

固唾を飲んでる場合じゃないでしょ！

目を開いても変わらぬアイロニー

気づいたってどーしようもないから

それを虎視眈々と狙ってる

ペルソナになんて越されんなよ

そうして作り上げた曲は僕にとって納得のいくものとなった

夢の形笑った

オマケ