結花
…
朝起きたら、いつも通りめまいがした
結花
1階行こ
結花
おはよう
お母さん
おはよう
お母さん
ご飯出来てるわよ
結花
ありがとう
食欲は無かった。だけど無理やり口へ食べ物を運ぶ。
結花
ごちそうさま
結花
行ってきます
お母さん
いってらっしゃい
今日もいつも通りの嫌な日常が始まる事を恨んだ。
何も言わずに登校する。そもそも、喋る友達がいないけど。
後ろから騒がしい声がした。
美月
それでさーww
美夏
それはないよねーww
ザワザワと賑わう廊下。私には関係ない。
教室へ入るのを少し躊躇った。
扉がガラガラと音をたてる。それには反応し、クラスの女子代表とも言える3人組が私の元へ来る。
紗良
あっwあんた今日も来たのw?
愛
ほとんど存在しない存在だってのにねww!
琴音
本当にそれなww
紗良
ちょっと!なんか喋りなさいよ!
琴音
そーだよ?あんたみたいな地味なのが私達に話しかけて貰えるなんてさぁw
愛
あっ!ゴメーンww手が滑っちゃったww
水の入ったバケツが私の頭の上に乗る。こんな事をする意味が分からない。
でも私は我慢しなきゃ
だって私の存在意義は、
【誰かのストレス発散機】になることしかないから