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康平は,しばらく動かなかった。 表情が,はっきりと変わっている。 困惑ではない。 軽さもない。
康平
名前を呼ぶ声が, 少しだけ掠れる。
康平
確認するような言い方。 逃げ道を残すための問い。
蓮音は,目を伏せる。
蓮音
小さいが,確かな声。
蓮音
康平は、ゆっくりと息を吸う。
そして── 善意では済まない場所に, 足を踏み入れる。
康平
短い返事。
康平
一歩,近づく。
康平
距離は,まだ触れない。 けれど,もう「安全」ではない。 ここから先は, 康平の選択が, すべてを決める。