海斗
現在の時刻
23時45分。明日は休日だから、まだ寝ないで起きていようかな……と思っていた矢先のことだった。
「……あれ?」
不意に部屋の照明が落ちたのだ。ブレーカーでも落ちてしまったのかと思いつつスマホを取り出し、ライトをつけてみるものの、部屋の中に異変は見られない。
念のため窓の外を見てみても特に異常はなく、電気会社からの連絡もなかった。
じゃあどうして突然停電になったんだろう……? そんな疑問を抱きながら私はベッドの上で仰向けに倒れ込んだ。
「――えっ!?」
次の瞬間、私の視界に飛び込んできたのは真っ白な天井ではなく、暗闇に浮かぶ赤い瞳
23時45分。明日は休日だから、まだ寝ないで起きていようかな……と思っていた矢先のことだった。
「……あれ?」
不意に部屋の照明が落ちたのだ。ブレーカーでも落ちてしまったのかと思いつつスマホを取り出し、ライトをつけてみるものの、部屋の中に異変は見られない。
念のため窓の外を見てみても特に異常はなく、電気会社からの連絡もなかった。
じゃあどうして突然停電になったんだろう……? そんな疑問を抱きながら私はベッドの上で仰向けに倒れ込んだ。
「――えっ!?」
次の瞬間、私の視界に飛び込んできたのは真っ白な天井ではなく、暗闇に浮かぶ赤い瞳
海斗
現在の時刻
は午後4時。夕焼けの時間である。団地を支配する時間が終わりを迎えようとしているのだっ た……。
------
「えっとね、今日はみんなでお絵かきしようよ」
「うん!」
「わかったー!」
子どもたちが集まる部屋では、たくさんの画用紙とクレヨンが用意されていました。そこには年少組の子たちの姿がありました。このクラスには全部で10人
は午後4時。夕焼けの時間である。団地を支配する時間が終わりを迎えようとしているのだっ た……。
------
「えっとね、今日はみんなでお絵かきしようよ」
「うん!」
「わかったー!」
子どもたちが集まる部屋では、たくさんの画用紙とクレヨンが用意されていました。そこには年少組の子たちの姿がありました。このクラスには全部で10人
海斗
現在の時刻
は17時55分です。
残り時間は5分でございます。
現在時刻17時57分。
残り時間は4分。
「……ん?」
私は目を覚ました。身体を起こすとそこは見慣れない部屋だった。
ここはどこだろう? 辺りを見回す。すると部屋の隅っこに見知った顔を見つけた。
「あれ? ヒナちゃん?」
そこには体育座りをしているヒナタがいた。私の声に反応してこちらを振り向く。
「あ、メイちゃん起きたんだね」
「うん、今さっきだけど。ところでここって
は17時55分です。
残り時間は5分でございます。
現在時刻17時57分。
残り時間は4分。
「……ん?」
私は目を覚ました。身体を起こすとそこは見慣れない部屋だった。
ここはどこだろう? 辺りを見回す。すると部屋の隅っこに見知った顔を見つけた。
「あれ? ヒナちゃん?」
そこには体育座りをしているヒナタがいた。私の声に反応してこちらを振り向く。
「あ、メイちゃん起きたんだね」
「うん、今さっきだけど。ところでここって
海斗
現在の時刻
は深夜2時くらいだろうか。私はコンビニにいた。店員も客もほとんどいないような寂しい店だが私にとっては好都合である。というのも、今私が買おうとしているものは、あまり人目には触れさせたくないものだったからだ。
私はレジに向かう前に雑誌コーナーに立ち寄り、適当な本を手に取った。表紙に書かれているタイトルは『週刊少年マガジン』。そう、私が手にしたのは漫画雑誌であった。
別に私は漫画が好きというわけではない。ただ単に暇潰しのために読んでいるだけである。
レジカウンターの前に立つと、アルバイトらしき若い男が立っていた。彼は私の顔を見ると一瞬驚いた
は深夜2時くらいだろうか。私はコンビニにいた。店員も客もほとんどいないような寂しい店だが私にとっては好都合である。というのも、今私が買おうとしているものは、あまり人目には触れさせたくないものだったからだ。
私はレジに向かう前に雑誌コーナーに立ち寄り、適当な本を手に取った。表紙に書かれているタイトルは『週刊少年マガジン』。そう、私が手にしたのは漫画雑誌であった。
別に私は漫画が好きというわけではない。ただ単に暇潰しのために読んでいるだけである。
レジカウンターの前に立つと、アルバイトらしき若い男が立っていた。彼は私の顔を見ると一瞬驚いた
海斗
現在の時刻
は午後5時30分。
私こと【神城 透】はとある理由で今、自宅であるマンションの一室で1人暮らしをしている。
私は、ある事情があり一人暮らしを始めたのだが、このアパートの部屋には秘密があった。
それは……幽霊が出るということだ。
私が引っ越してきた時には既にいたらしく、その時はまだ何も感じなかった。
だが今は違う。今でははっきりと感じるようになったのだ。
(まぁ、最初は信じていなかったけどね)
でも実際に体験してしまえば信じるしかなくなるだろう。
さっきまで誰もいなかったはずの隣の部屋で物音がしたり、壁越しなのに人の気配
は午後5時30分。
私こと【神城 透】はとある理由で今、自宅であるマンションの一室で1人暮らしをしている。
私は、ある事情があり一人暮らしを始めたのだが、このアパートの部屋には秘密があった。
それは……幽霊が出るということだ。
私が引っ越してきた時には既にいたらしく、その時はまだ何も感じなかった。
だが今は違う。今でははっきりと感じるようになったのだ。
(まぁ、最初は信じていなかったけどね)
でも実際に体験してしまえば信じるしかなくなるだろう。
さっきまで誰もいなかったはずの隣の部屋で物音がしたり、壁越しなのに人の気配
海斗
現在の時刻
は午前4時30分。朝日はまだ昇っていない。
俺は今、公園にいる。
ブランコに乗りながら、スマホでニュースを見ているが、昨日のことが未だに信じられない。
あの後、警察が来たりして大変だったが、俺は何もしていないということで解放された。
だが、警察は納得しなかったらしく、何度も事情聴取された。
正直面倒くさいと思っていたけど、この公園で起きたことなので仕方がないと思い、頑張っていた。
それから2時間ほど経って、ようやく開放されたが、家に帰る前にどうしても確認したいことがあったのだ。
それは、あの時の女性……美羽についてだ。
彼女は俺のことを知っていたようだけど、俺は彼女を知らない。
それに、彼女の声には聞き覚えがあったんだ。
『私の声を覚えていない?』と言った時に聞こえてきたあの声は間違いなく美羽のものだろう。
でも、どうして彼女があんなところ
は午前4時30分。朝日はまだ昇っていない。
俺は今、公園にいる。
ブランコに乗りながら、スマホでニュースを見ているが、昨日のことが未だに信じられない。
あの後、警察が来たりして大変だったが、俺は何もしていないということで解放された。
だが、警察は納得しなかったらしく、何度も事情聴取された。
正直面倒くさいと思っていたけど、この公園で起きたことなので仕方がないと思い、頑張っていた。
それから2時間ほど経って、ようやく開放されたが、家に帰る前にどうしても確認したいことがあったのだ。
それは、あの時の女性……美羽についてだ。
彼女は俺のことを知っていたようだけど、俺は彼女を知らない。
それに、彼女の声には聞き覚えがあったんだ。
『私の声を覚えていない?』と言った時に聞こえてきたあの声は間違いなく美羽のものだろう。
でも、どうして彼女があんなところ
海斗
現在の時刻
は午後10時30分。
「さあ、始めようか?」
そう言ったのは『白銀』の異名を持つA級探索師、『氷結女王』ことレイラ・レオパルドスである。彼女はこの学園都市でも有名な人物であり、彼女の名を知らぬ者はいないだろう。
その彼女が今、俺の部屋にいる。しかもパジャマ姿でだ。……なんとも言えない状況だなぁ。
「……はい。よろしくお願いします」
俺はベッドの上に座りながら答える。すると、レイラさんは俺の隣に座ってきた。
は午後10時30分。
「さあ、始めようか?」
そう言ったのは『白銀』の異名を持つA級探索師、『氷結女王』ことレイラ・レオパルドスである。彼女はこの学園都市でも有名な人物であり、彼女の名を知らぬ者はいないだろう。
その彼女が今、俺の部屋にいる。しかもパジャマ姿でだ。……なんとも言えない状況だなぁ。
「……はい。よろしくお願いします」
俺はベッドの上に座りながら答える。すると、レイラさんは俺の隣に座ってきた。
海斗
現在の時刻
は19時30分。夕飯の時間だが、今日に限って母の姿はない。父の仕事場であるこの家 は、父が帰るまで誰もいない。私は冷蔵庫にあったプリンを食べることにした。
そういえば、あの人も甘いものが好きだったっけ……。
ふと、そんなことを思い出す。彼は私が好きな食べ物を聞くと必ず答えてくれたものだ。
『俺はね、チョコレートとかクッキーかな』
私も好きですよと答えると嬉しそうな顔をして笑った。その時の顔が好きでよく覚えていたのだ。……でも、今思えばそれは嘘
は19時30分。夕飯の時間だが、今日に限って母の姿はない。父の仕事場であるこの家 は、父が帰るまで誰もいない。私は冷蔵庫にあったプリンを食べることにした。
そういえば、あの人も甘いものが好きだったっけ……。
ふと、そんなことを思い出す。彼は私が好きな食べ物を聞くと必ず答えてくれたものだ。
『俺はね、チョコレートとかクッキーかな』
私も好きですよと答えると嬉しそうな顔をして笑った。その時の顔が好きでよく覚えていたのだ。……でも、今思えばそれは嘘
海斗
現在の時刻
、午後6時45分過ぎ。辺りは既に暗くなり始めていた。
ミカたちは公園にいた。ブランコに乗りながら話をしていた。
「リルは自殺したのかな?」とミカは言う。
「でも、リルが死んだとしても他の子たちが死んじゃった理由にはならないわよ」とユカ リは答える。
「それはそうだけど……。ところで、なんで私たちこんなところにいるんだっけ?」とミカ は聞く。
「えっと、確かリルの家に
、午後6時45分過ぎ。辺りは既に暗くなり始めていた。
ミカたちは公園にいた。ブランコに乗りながら話をしていた。
「リルは自殺したのかな?」とミカは言う。
「でも、リルが死んだとしても他の子たちが死んじゃった理由にはならないわよ」とユカ リは答える。
「それはそうだけど……。ところで、なんで私たちこんなところにいるんだっけ?」とミカ は聞く。
「えっと、確かリルの家に
海斗
現在の時刻
は16時45分。
俺は今、人生で一番緊張していると思う。
今日は俺にとって大切な日である。
そう、卒業式だ。
正直、この高校に入学して良かったことはあまりない。
入学してから半年ぐらいの間は部活の先輩たちが優しい人だったり、先生方もいい人ばかりだったりと楽しく過ごせていたのだが、夏休み明けからはいじめが始まった。
初めは軽いものだった。靴箱の中にゴミが入っていたり、上履きがなかったりする程度だったのだ。
それでも我慢できた。いつか終わると思っていたからだ。だが、いつまで経っても終わらなかった。次第にエスカレートしていき、ついには暴力を振るわれるようになった。
そんな日々が続くうちに、だんだん学校に行くことが嫌になっていった。
毎日のように行われる虐めのせいで勉強にも手がつかず、成績も落ちていった。
でも、母には心配をかけたくなかったので黙っていた。
ある日のことだった。いつも通り教室に入ると、クラスメイト全員がこちらを見て笑っていることに気づいた。
最初は何のことかわからなかった。だが、すぐに理解することができた。机の上に『死ね』とかかれた紙があったのだ。
それを見た瞬間
は16時45分。
俺は今、人生で一番緊張していると思う。
今日は俺にとって大切な日である。
そう、卒業式だ。
正直、この高校に入学して良かったことはあまりない。
入学してから半年ぐらいの間は部活の先輩たちが優しい人だったり、先生方もいい人ばかりだったりと楽しく過ごせていたのだが、夏休み明けからはいじめが始まった。
初めは軽いものだった。靴箱の中にゴミが入っていたり、上履きがなかったりする程度だったのだ。
それでも我慢できた。いつか終わると思っていたからだ。だが、いつまで経っても終わらなかった。次第にエスカレートしていき、ついには暴力を振るわれるようになった。
そんな日々が続くうちに、だんだん学校に行くことが嫌になっていった。
毎日のように行われる虐めのせいで勉強にも手がつかず、成績も落ちていった。
でも、母には心配をかけたくなかったので黙っていた。
ある日のことだった。いつも通り教室に入ると、クラスメイト全員がこちらを見て笑っていることに気づいた。
最初は何のことかわからなかった。だが、すぐに理解することができた。机の上に『死ね』とかかれた紙があったのだ。
それを見た瞬間
海斗
現在の時刻
は23時56分45秒 この時間にこの場所にいる人間は、僕しかいない。
僕は、あと1分で死ぬことになっている。
今日は12月25日のクリスマスイブ。世間では恋人たちが愛を語り合う聖なる夜とされているけれど……そんなロマンチックな雰囲気とは程遠い場所にいる人間もいるのだ。
それが僕――橘拓海である。
「あー寒いなぁ」
12月24日の夜8時過ぎ。
僕の住んでいるアパートの前に設置されているゴミ置き場の前で、白い息とともに独り言ちていた。
そういえば、今年も雪降るかなぁ。降ったらホワイトクリマス
は23時56分45秒 この時間にこの場所にいる人間は、僕しかいない。
僕は、あと1分で死ぬことになっている。
今日は12月25日のクリスマスイブ。世間では恋人たちが愛を語り合う聖なる夜とされているけれど……そんなロマンチックな雰囲気とは程遠い場所にいる人間もいるのだ。
それが僕――橘拓海である。
「あー寒いなぁ」
12月24日の夜8時過ぎ。
僕の住んでいるアパートの前に設置されているゴミ置き場の前で、白い息とともに独り言ちていた。
そういえば、今年も雪降るかなぁ。降ったらホワイトクリマス
海斗
現在の時刻
は午前5時30分。朝日が出るまであと1時間半ほどある。
さあ、これからこの物語を始めるぞ!! 私はそう意気込んで、自分の部屋にあるパソコンの前に座った。今日は日曜日なので、好きなだけゲームができるのだ。
ちなみに私がプレイしようとしているゲームのジャンルはホラーである。私は基本的に怖いものが大好きなのだ。だからこのゲームを選んだのだが……。
『ねぇ、お兄ちゃん』
いきなり画面に出てきた女の子を見て
は午前5時30分。朝日が出るまであと1時間半ほどある。
さあ、これからこの物語を始めるぞ!! 私はそう意気込んで、自分の部屋にあるパソコンの前に座った。今日は日曜日なので、好きなだけゲームができるのだ。
ちなみに私がプレイしようとしているゲームのジャンルはホラーである。私は基本的に怖いものが大好きなのだ。だからこのゲームを選んだのだが……。
『ねぇ、お兄ちゃん』
いきなり画面に出てきた女の子を見て
海斗
現在の時刻
は午後5時20分過ぎ。夕暮れ時の住宅街には人気もなく、どこか寂しげな雰囲気である。
そんな静かな住宅地の中に、2人の女子高生の姿があった。1人は背が高く髪を後ろにまとめた女の子。
彼女は少しつり目がちだが整った顔立ちをしており、スタイルも良いため非常に目立つ容姿をしている。
制服
は午後5時20分過ぎ。夕暮れ時の住宅街には人気もなく、どこか寂しげな雰囲気である。
そんな静かな住宅地の中に、2人の女子高生の姿があった。1人は背が高く髪を後ろにまとめた女の子。
彼女は少しつり目がちだが整った顔立ちをしており、スタイルも良いため非常に目立つ容姿をしている。
制服
海斗
現在の時刻
は午後6時50分過ぎ。学校の授業を終えて帰宅途中である。
私の名前は天川結衣(あまかわゆい)高校1年16歳。身長155cm体重45kgの小柄体型。髪の色は黒でセミロングの髪をポニーテールにしている。私は今、ある事に悩んでいた……それは『恋』についてだ。
そう、私は生まれてこの方一度も恋愛をしたことがないのだ!! それどころか男の人と話したこともほとんどない。
そんな私がどうして
は午後6時50分過ぎ。学校の授業を終えて帰宅途中である。
私の名前は天川結衣(あまかわゆい)高校1年16歳。身長155cm体重45kgの小柄体型。髪の色は黒でセミロングの髪をポニーテールにしている。私は今、ある事に悩んでいた……それは『恋』についてだ。
そう、私は生まれてこの方一度も恋愛をしたことがないのだ!! それどころか男の人と話したこともほとんどない。
そんな私がどうして
海斗
現在の時刻
は午前4時30分。まだ辺りには薄暗い闇が広がっている時間帯である。そんな時間に私は今ある場所へと向かっている。そう……昨日の夜に送られてきたメールの指示通りに……。
『明日、午後3時に例の場所に来て下さい』
差出人は『天海 唯斗(あまみ ゆうと)』。私にとって唯一無二の存在であり最愛の人でもある。私が彼の
は午前4時30分。まだ辺りには薄暗い闇が広がっている時間帯である。そんな時間に私は今ある場所へと向かっている。そう……昨日の夜に送られてきたメールの指示通りに……。
『明日、午後3時に例の場所に来て下さい』
差出人は『天海 唯斗(あまみ ゆうと)』。私にとって唯一無二の存在であり最愛の人でもある。私が彼の
海斗
現在の時刻
は午後4時25分……
そろそろ下校時間だ。
教室の中は騒然としていた。
先生たちが生徒達に呼びかけていた。
『今日は下校時間を早めます』
生徒達は不満げだったが、 みんな渋々と帰り支度を始めた。
俺は窓の外を見た。
そこには雲一つない青空が広がっていた。
(いい天気だなぁ~)
そう思いながら
は午後4時25分……
そろそろ下校時間だ。
教室の中は騒然としていた。
先生たちが生徒達に呼びかけていた。
『今日は下校時間を早めます』
生徒達は不満げだったが、 みんな渋々と帰り支度を始めた。
俺は窓の外を見た。
そこには雲一つない青空が広がっていた。
(いい天気だなぁ~)
そう思いながら
海斗
現在の時刻
は19時30分。
今日も俺は仕事終わりに電車に乗っている。
会社帰りだからなのか、車内にはスーツを着たサラリーマンやOLが多く乗っている。みんな疲れ切った顔をしていて今にも寝てしまいそうな人までいた。
俺もその一人だが……。
(あー、眠い)
仕事が終わった直後なので体はまだ元気なのだが、精神的疲労のせいで睡魔に襲われる。
でもここで寝たらダメだ。家に帰ってゆっくり休み
は19時30分。
今日も俺は仕事終わりに電車に乗っている。
会社帰りだからなのか、車内にはスーツを着たサラリーマンやOLが多く乗っている。みんな疲れ切った顔をしていて今にも寝てしまいそうな人までいた。
俺もその一人だが……。
(あー、眠い)
仕事が終わった直後なので体はまだ元気なのだが、精神的疲労のせいで睡魔に襲われる。
でもここで寝たらダメだ。家に帰ってゆっくり休み
海斗
現在の時刻
は午後五時五十分。そろそろ夕食の時間である。この時間帯になるといつも通り、家族全員が集まって食事を取る。
今日のメニューはハンバーグステーキだ。皆美味しいと言いながら食べていた。そんななか一人だけ不機嫌そうにしている者がいた。俺の妹である、柊木華恋(ひいらぎかれん)だ。
彼女はいつものように「ふんっ」と言って席を立った後自分の部屋へと戻っていった。
「ねぇお兄ちゃん……なんであの子あんなに怒ってるの?」
妹の様子がおかしいことに気がついていないのか、それとも興味がないのか、妹の友人であり幼馴染でもある天宮結衣(あまみやゆい)が心配そうな顔をしながら尋ねてきた。ちなみに彼女の隣に座っているのは同じく幼馴染の倉本優斗(くらもとゆうと)だ。
「さぁ? 今日はずっとこんな感じだけど」
俺はため息混じりに答えた。別に怒っているわけではないのだが、それでもやはり不機嫌な態度をとっているのには理由があったりするのだ。その理由とは……
「はあ~……やっぱり昨日のアレが原因なのかなぁ?」
「ん? どういうことなんだ?」
首を傾げていると、隣のテーブルにいたもう一人の友人である東雲透流(しののめとおる)が会話に加わってきた。彼はイケメンなので女子からは人気があるのだが、何故かモテない男同盟なるものを結成してしまっている。
「ほら、昨日お父さんたち海外出張に行ったじゃん? それでお母さんたちがいない間に私たちだけで旅行しようってことになったんだけど、その前日に華恋ちゃんが『私も連れて
は午後五時五十分。そろそろ夕食の時間である。この時間帯になるといつも通り、家族全員が集まって食事を取る。
今日のメニューはハンバーグステーキだ。皆美味しいと言いながら食べていた。そんななか一人だけ不機嫌そうにしている者がいた。俺の妹である、柊木華恋(ひいらぎかれん)だ。
彼女はいつものように「ふんっ」と言って席を立った後自分の部屋へと戻っていった。
「ねぇお兄ちゃん……なんであの子あんなに怒ってるの?」
妹の様子がおかしいことに気がついていないのか、それとも興味がないのか、妹の友人であり幼馴染でもある天宮結衣(あまみやゆい)が心配そうな顔をしながら尋ねてきた。ちなみに彼女の隣に座っているのは同じく幼馴染の倉本優斗(くらもとゆうと)だ。
「さぁ? 今日はずっとこんな感じだけど」
俺はため息混じりに答えた。別に怒っているわけではないのだが、それでもやはり不機嫌な態度をとっているのには理由があったりするのだ。その理由とは……
「はあ~……やっぱり昨日のアレが原因なのかなぁ?」
「ん? どういうことなんだ?」
首を傾げていると、隣のテーブルにいたもう一人の友人である東雲透流(しののめとおる)が会話に加わってきた。彼はイケメンなので女子からは人気があるのだが、何故かモテない男同盟なるものを結成してしまっている。
「ほら、昨日お父さんたち海外出張に行ったじゃん? それでお母さんたちがいない間に私たちだけで旅行しようってことになったんだけど、その前日に華恋ちゃんが『私も連れて
海斗
現在の時刻
は午後7時30分。夕飯の時間である。
「今日の献立は何かな?」
「今日はハンバーグよ」
「やったー!」
そんな会話をしながら家族3人で食卓を囲む。母の手料理はとても美味しく温かい味がする。俺の大好物でもあるのだ。俺はこの瞬間が一番幸せを感じる。
「パパ、あ~んしてあげるね♪はい、アーン♡」
娘のアカリ(6才)がフォークに刺さった肉を差し出してくる。可愛い笑顔を振りまきながらそう言う娘を見て思わず笑みを浮かべてしまう。だが同時に、胸の奥底から湧き上がってくる感情があった。それは父性愛などではなく、もっとドロドロとしたものだった。
「……ありがとう。じゃあお返しだ、ほら、あ~ん」
「わぁい!いただきま〜すっ!」
パクっと勢いよく口に入れた途端、目を輝かせ満面の笑みを浮かべる我が子。それを見ているだけで心の底から満たされていくような感覚を覚える。
(ああ、やっぱりうちの娘は世界一だな……)
「あなた達本当に仲良いわよね〜」
「うん!だってママとパパの子供だもん!」
「あら嬉しいこと言ってくれるじゃない。よしよし」
は午後7時30分。夕飯の時間である。
「今日の献立は何かな?」
「今日はハンバーグよ」
「やったー!」
そんな会話をしながら家族3人で食卓を囲む。母の手料理はとても美味しく温かい味がする。俺の大好物でもあるのだ。俺はこの瞬間が一番幸せを感じる。
「パパ、あ~んしてあげるね♪はい、アーン♡」
娘のアカリ(6才)がフォークに刺さった肉を差し出してくる。可愛い笑顔を振りまきながらそう言う娘を見て思わず笑みを浮かべてしまう。だが同時に、胸の奥底から湧き上がってくる感情があった。それは父性愛などではなく、もっとドロドロとしたものだった。
「……ありがとう。じゃあお返しだ、ほら、あ~ん」
「わぁい!いただきま〜すっ!」
パクっと勢いよく口に入れた途端、目を輝かせ満面の笑みを浮かべる我が子。それを見ているだけで心の底から満たされていくような感覚を覚える。
(ああ、やっぱりうちの娘は世界一だな……)
「あなた達本当に仲良いわよね〜」
「うん!だってママとパパの子供だもん!」
「あら嬉しいこと言ってくれるじゃない。よしよし」
海斗
現在の時刻
23時45分(0時に日付が変わる)。残り15分で4月1日になり、新たな年を迎えることになる。今年度最後の授業が終わった教室では生徒たちがそれぞれ帰り支度をしていたり友人との会話を楽しんだりと自由な時間を過ごしていた。そんな中、私は担任教師である羽柴先生と向かい合って座っている。今日は2人きりでの面談らしく他の生徒の姿はない。
「来年度のクラス編成についてですけど……」
私がそう切り出した瞬間、羽柴先生の顔つきが変わった。
23時45分(0時に日付が変わる)。残り15分で4月1日になり、新たな年を迎えることになる。今年度最後の授業が終わった教室では生徒たちがそれぞれ帰り支度をしていたり友人との会話を楽しんだりと自由な時間を過ごしていた。そんな中、私は担任教師である羽柴先生と向かい合って座っている。今日は2人きりでの面談らしく他の生徒の姿はない。
「来年度のクラス編成についてですけど……」
私がそう切り出した瞬間、羽柴先生の顔つきが変わった。
海斗
現在の時刻
は17時15分、 あと5分で下校終了時刻だ。
今日もあの子がやってくる……
------
私はこの学校に通う2年A組の田中花子です。
特に目立つところもないごく普通の女子生徒だと自分では思っています。
ただ1つだけ違うことがある
は17時15分、 あと5分で下校終了時刻だ。
今日もあの子がやってくる……
------
私はこの学校に通う2年A組の田中花子です。
特に目立つところもないごく普通の女子生徒だと自分では思っています。
ただ1つだけ違うことがある
海斗
現在の時刻
は16時30分、そろそろ夕飯の時間だ。
「さぁ、今日の献立は何でしょう?」
台所にはエプロン姿のミカがいる。
今日も一日が始まる。
ここはミカの家。この家は団地の中にあり、部屋数は6つしかない小さな家だ。
玄関から入ってすぐ左の部屋は和室になっていて、そこには仏壇が置かれている。
仏壇の中には、今年亡くなった母の写真があった。母は私が小さい頃に病気で亡くなったのだ。
私は母の顔を覚えていないけど、きっと優しかったんだろうなと思う。
右隣にある洋室のリビングでは、父が新聞を読んでいる。
父はいつも忙しく働いている。
は16時30分、そろそろ夕飯の時間だ。
「さぁ、今日の献立は何でしょう?」
台所にはエプロン姿のミカがいる。
今日も一日が始まる。
ここはミカの家。この家は団地の中にあり、部屋数は6つしかない小さな家だ。
玄関から入ってすぐ左の部屋は和室になっていて、そこには仏壇が置かれている。
仏壇の中には、今年亡くなった母の写真があった。母は私が小さい頃に病気で亡くなったのだ。
私は母の顔を覚えていないけど、きっと優しかったんだろうなと思う。
右隣にある洋室のリビングでは、父が新聞を読んでいる。
父はいつも忙しく働いている。
海斗
現在の時刻
は午後5時。夕焼けに染まった住宅街を歩く三人の少女がいた。一人はボブカットの赤髪が特徴的で、もう一人は黒髪をポニーテールにしている。二人とも背丈は同じぐらいだが、服装が違う。ボブカットの少女は水色の半袖シャツを着ており、もう片方は白を基調としたワンピースを着ている。どちらも夏には似合う格好である。
「ねえ、まだつかないの?」
そう言いながら少女は自分の後ろにいるポニーテールをした少女に声をかける。
「もう少しだから我慢してよ。そんなことよりあんまり大きな声出さないでよね。誰かに見つかったら大変じゃない。」
「ご
は午後5時。夕焼けに染まった住宅街を歩く三人の少女がいた。一人はボブカットの赤髪が特徴的で、もう一人は黒髪をポニーテールにしている。二人とも背丈は同じぐらいだが、服装が違う。ボブカットの少女は水色の半袖シャツを着ており、もう片方は白を基調としたワンピースを着ている。どちらも夏には似合う格好である。
「ねえ、まだつかないの?」
そう言いながら少女は自分の後ろにいるポニーテールをした少女に声をかける。
「もう少しだから我慢してよ。そんなことよりあんまり大きな声出さないでよね。誰かに見つかったら大変じゃない。」
「ご
海斗
現在の時刻
は21時17分 まだ間に合うかもしれない…………
でも、そんなこと本当にあるのか? それに俺には関係ない話だし……
いや、関係なくはないんだろうけどさぁ〜 はあ……仕方ない行くしかないよな 俺は仕方なくスマホを取り出し電話をかけ始めた プルルルルルーーガチャッ
『はいもしもし』
「あ、母さん?」
『あら、こんな時間に珍しいじゃない』
「ああ、ちょっと聞きたいことが有
は21時17分 まだ間に合うかもしれない…………
でも、そんなこと本当にあるのか? それに俺には関係ない話だし……
いや、関係なくはないんだろうけどさぁ〜 はあ……仕方ない行くしかないよな 俺は仕方なくスマホを取り出し電話をかけ始めた プルルルルルーーガチャッ
『はいもしもし』
「あ、母さん?」
『あら、こんな時間に珍しいじゃない』
「ああ、ちょっと聞きたいことが有






