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名もない時代の集落の
名もない幼い少年(少女)の
誰も知らない
"おとぎ話"
生まれついた時から
お母さん
お母さん
ライ
忌み子
鬼の子として
お母さん
ライ
お母さん
その身に余る
罰を受けた
ライ
悲しい事は
ライ
何も無いけど
ライ
夕焼け小焼け
？
ライ
手を引かれてさ
知らない知らない
お母さん
お母さん
ライ
お母さん
ライ
叱られた後の優しさも
ライ
雨上がりの手の温もりも
ライ
ライ
お母さん
ライ
グサッ
ライ
お母さん
ライ
夢のひとつもみれないくせに
誰も知らない
おとぎばなしは
？
ライ
夕焼けの中に吸い込まれて
消えてった
お母さん
お母さん
お母さん
吐き出すような暴力と
ライ
お母さん
お母さん
蔑んだ目の毎日に
お母さん
君はいつしか
お母さん
ライ
？
そこに立ってた
お母さん
お母さん
？
話しかけちゃだめなのに
？
ライ
お母さん
ライ
僕の居場所は
ライ
何処にも無いのに
？
？
ライ
手を引かれてさ
ライ
ライ
？
僕は何も知らない
ライ
？
？
君はもう子供じゃないことも
お母さん
お父さん
ライ
慣れない他人の
お母さん
お父さん
お父さん
ライ
手の温もりは
ライ
ライ
本当のことなんだ
？
ライ
？
君は何でやめない？
ライ
ライ
？
雨上がりに忌み子がふたり
？
ライ
消えてった
日が暮れて
夜が明けて
遊び疲れて
ライ
？
ライ
？
？
ライ
ライ
？
ライ
皆いなくなればいいのにな
？
ライ
大人たち
大人たち
大人たち
声が聞こえてさ
ライ
？
僕と君以外の
全人類
お母さん
ライ
お母さん
ライ
抗う間もなく
お母さん
お母さん
ライ
手を引かれてさ
夕焼けの中に吸い込まれて
ライ
消えてった
ライ
ライ
ライ
？
僕は何も知らない
？
これからのことも
ライ
ライ
ライ
？
君の名も
ライ
ライ
？
ライ
本当に思うんだ
知らない
知らない
ライ
夕焼けの中に吸い込まれて
消えてった
？
？
？
ライ
あれからどれくらい経ったのか
あの頃が懐かしい
ライ
ライ
ライ
ライ
ライ
ライ
忌み子
ライ
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