ゆき
伯玖君達まで来ちゃってるし…呼んだの?

尋(じん)
呼んだ、ちょっと会話に出したら直ぐ飛び付いてきたからな

伯玖(はく)
ただの護衛だ護衛

昴流(すばる)
な、慣れないね…

ゆき
私だってこの3年間この人の社交パーティに付き合うなんて思って無かったし!

塔真(とうま)
良かったですね

ゆき
取り敢えず……3年のイケメンズは隅っこ!特に累君、君は隔離をさせられなさい

累(るい)
え〜、酷くなーい?

ゆき
クッソ…マジでもう嫌なんだよ……

ゆき
私なんでここにいるんだろ……

塔真(とうま)
単純が故にですね

大我(たいが)
なぁ尋、なんでお前だけなんだよ💢

尋(じん)
あ?俺の寮に居るからに決まってるだろ

ゆき
……(私もう知らね★)

尋(じん)
ゆき

ゆき
…はいはい、特待生ちゃんはルーカス君達と一緒?

塔真(とうま)
えぇ、さっき見た時居ましたよ

ゆき
親睦深める為に特待生ちゃんと踊ってこいよ……

累(るい)
じゃあその間ゆきちゃんは俺ちゃんと踊ろ〜♪

尋(じん)
ちょ、おい勝手に決めんな

ゆき
塔真君GO!

塔真(とうま)
さぁ行きますよ寮長

尋(じん)
お、おい塔真!離せ!💢

ゆき
バイバーイ♥

尋は塔真君に引き摺られながら特待生ちゃんの場所へ…
伯玖(はく)
で、どうする?累さんは変に出てぶつかっちゃ不味いだろ

累(るい)
…( ゚∀ ゚)ハッ!

ゆき
あーらら、かわいそ

エドさん
じゃあ俺と〜…

ゆき
私踊るつもり無いからパス

昴流(すばる)
ゆ、ゆきさんはマイペースですね…笑羨ましいです

壁にもたれ掛かりダンスの光景を眺めていると伯玖君が手を差し出してきた
ゆき
……はぁ…わかったわよ、1回だけね

累(るい)
えー!はくっちだけズルい!

伯玖(はく)
累さんは無理だろ……笑

ゆき
累君は寮に行ったらね

累(るい)
!!わーい!

ゆき
はぁ〜…この3年間ずっと尋さんの社交パーティに付き合ってたわ……

伯玖(はく)
今年こそは逃げるみたいなこと去年の最後言ってたけど結局やってんじゃん笑

ゆき
いや…ほんと笑

尋が真ん中で特待生ちゃんと踊っている為少し離れた場所で伯玖君と踊る
ゆき
早く尋の引きこもり直ったらいいのに

伯玖(はく)
何でだ?

ゆき
ん〜…まぁ、普通に生活が不便だから?

ゆき
あと、許嫁がどうとかこうとか……

伯玖(はく)
それお前さんの話ね?

ゆき
え!?私が尋の!?

伯玖(はく)
そそ、ここじゃ有名な話だよ

ゆき
マジ?

伯玖(はく)
結構マジ

ゆき
私の噂色々流れてるよな…泣きそ

伯玖(はく)
お前さんは交際とか結婚とか考えてないの?

ゆき
ん〜…?なぁに?付き合って欲しいの?笑

顔を不意に近付けると一瞬びっくりした顔を浮かべ直ぐに顔を逸らす
ゆき
そうだもんね、伯玖君達は私に惚れてるもんね笑

伯玖(はく)
…やっぱ?笑

ゆき
入学してちょっとしてものすごい人数に一気に告白されてビックリしたわよ笑

伯玖(はく)
あ、あん時は……ほら、お前さんと居る歴が短かったからよ

ゆき
あら、じゃあ今はもう好きじゃないの?悲しいわねぇ…浮気性くん?笑

伯玖(はく)
いや?ぜんっぜん、まだ今でも好きだぜ?

伯玖(はく)
このまんま…お前さんを奪っちまいたいくらいにな

ゆき
フフッ、愛され症ね、本当に笑

伯玖(はく)
ダメだね…笑お前さんの唇を無許可で奪う事はおれには出来ねぇわ

ゆき
無理矢理キスしたら問答無用で蹴り飛ばしてたから安心して♥

伯玖(はく)
相変わらず容赦無いな…

ゆき
伯玖君にはだいぶ優しいと思うよ?

ゆき
それに昴流君に累君にも

色々話しながらダンスをしていると…気付けば曲が止まっていた
ゆき
あら、早いのね

伯玖(はく)
お前さんと話してると時間はあっという間だな笑

ゆき
好きな事をしているとその分時間が早く感じるらしいわよ?後、歳をとるのも時間を早く感じるらしいわよ

ゆき
不思議ね、ほんと

伯玖(はく)
ど、どうした?

ゆき
んーん、ただ可愛いって思っただけ

伯玖(はく)
お前さんに言われると少し照れるな……笑

伯玖(はく)
お前さんの方が断然可愛いぜ?

ゆき
そう?あんまり自分の顔を見る機会が無いからね、今日見た私はやけにげっそりしてたからね…

伯玖(はく)
あぁ…会場に入ったら痩せこけたゆきさんがいたな……

ゆき
まさかお昼辺りから着せ替え人形にさせられるとは思ってもいなかったからね…笑

ゆき
慣れないことはするもんじゃないね笑

伯玖(はく)
おれもだわ…

累(るい)
えー!楽しそうに話してたのに?!

伯玖(はく)
社交パーティとかないからこういうこと滅多にしないんだよ…

ゆき
マジで社交パーティあるたんびに私を呼ぶのやめて欲しいんだけどどうにかなんねぇかな

累(るい)
あ、コラお酒飲みすぎ

ゆき
うなッの、飲んでも良くね?

累(るい)
体に悪いからダーメ

ゆき
かーえーせ!

塔真(とうま)
おやおや笑

尋(じん)
相変わらずだな、お前ら

累(るい)
お、ジンくんにとうまちんだ

ゆき
おかえり〜、どう?

グラスを取り返そうとしながら話を聞くが……あまり良くなさそう
尋(じん)
お前と踊ってたから違和感だった

ゆき
あらあら、まぁ未経験者だし仕方ないんじゃない?

背伸びをしてグラスがあとちょっとで届きそうになると累君がシャンパンを飲み干してしまった
ゆき
あー!お酒ー!

累(るい)
はい!もうおーしまい!

ゆき
おしゃけぇ……

累(るい)
ご馳走様でした♥

ゆき
ふにゅぅ…昴流君虐められた!

昴流(すばる)
ぼ、僕!?え、えっと……

塔真(とうま)
ゆきさんがお疲れじゃないですか

ゆき
う〜るさいわねぇ、久しぶりにお酒飲んだからちょっと酔ってるだけよ……フリフリ

大我(たいが)
早くね〜?また飲み始めたばっかだろ〜?

ゆき
私が何時までもあんたの酒に付き合う酒豪だと思うなよ〜?フリフリ

尋(じん)
ありゃ酔ってんな……しっぽが揺れてやがる

塔真(とうま)
お水でも持ってきましょうかね

尋(じん)
あぁ、頼む

ゆき
ん〜…♪ちゃんと回り始めたかも…

累(るい)
あ〜あ〜、お顔真っ赤っかだよ〜?

ゆき
可愛いでしょ〜♪
ウィック…フリフリ♪

昴流(すばる)
ぼ、僕に抱きついたまま寝ちゃダメだからね?

ゆき
ん〜…お着替えしなきゃ行けないし……起きてるよ〜…?♪フリフリ

塔真君がお水の入ったコップを渡してきた為ゆっくり飲み干す
ゆき
ん〜…冷たい……

塔真(とうま)
酔い醒ましに氷水を持ってきたのでね

伯玖(はく)
ま、寝たら最悪【一線】を何がなんでも超えない為にも互いに監視し合うしかねぇな

大我(たいが)
んぁ〜?そこまでする必要あるか〜?♪

ゆき
うなぁ?

見上げると大我くんは悪い笑を浮かべながら私の体を触って来る
ゆき
ん〜、ヤ

エドさん
相変わらず君と言うやつは…

大我(たいが)
尋もむっつりだな笑ボディライン出過ぎだろ笑

ゆき
嫌って言った!( ⸝⸝⸝⩌⤚⩌*)

大我(たいが)
へいへい笑そう怒んなよ笑

ゆき
蹴り飛ばすぞコノヤロウ( ⩌`⤚⩌)ムスッ

ラインを触る手は大人しくなり私の胸の前に手を持って来た
尋(じん)
わざとじゃねぇんだがな、そいつに似合うのがそれだったってだけだ

ゆき
ボンッキュッボンのナイスバディ女の子だぞ〜?こんなの着ちゃったら色んな人虜にしちゃぁう♪

塔真(とうま)
…完全に酔ってますね……

ゆき
ウィック…羽目外しすぎた…

累(るい)
ま、ゆきちゃんが吐くとか物凄い悪酔いする訳じゃないからまだマシか

累(るい)
でもたまに……相性が悪いお酒飲むとキス魔になるからそこだけは勘弁だね★

伯玖(はく)
キス魔……そういえばなった事あったな

ゆき
びーるはいやぁー!

エドさん
ビールでキス魔になるのかい?

累(るい)
結構色々よ?度数が高めのお酒は全般キス魔になるね

尋(じん)
はぁ……ゆきがそろそろアレだし終いにするそ

塔真(とうま)
ですね、ゆきさん着替えに行きますよ

ゆき
んぁ〜い…

ゆき
~♪おしゃけはやっぱりいいねぇ……

塔真(とうま)
全く…笑貴女は本当に困った人ですね

尋(じん)
ま、今回ばかりはいいだろ、急遽来てもらった訳だしな

塔真(とうま)
まぁ、それもそうですね……それに何やらお酒をココ最近飲んでいなかったようですし……気分転換にはなったでしょうね

ゆき
んぅ…ねむねむ、…

塔真(とうま)
眠くなるのも相変わらず早いようで笑

尋(じん)
さっさと着替えて帰らせるぞ

塔真(とうま)
えぇ、そのつもりです
