空奥 来
空奥 来
…俺
空奥 来
“夏美と付き合ってるんだ”
春宮 るり
…え?
花実 夏美(はなみ・なつみ)。
私と来の幼馴染だ。
来は知らないが、私は中学生の頃、夏美に虐められた記憶がある。
花実 夏美
“来…?”
空奥 来
空奥 来
…あ、
空奥 来
夏美…
春宮 るり
『イヤッ…!』
私はしゃがみ込んだ。
頭の中で、夏美に虐められた記憶がぐるぐる回って蘇る。
花実 夏美
コツッ…。
春宮 るり
…!
夏美の去り際に微かに見えたのは、寂しそうな顔をした夏美が、私を優しく見ていた…。
空奥 来
…るり?
春宮 るり
…っ !!
春宮 るり
春宮 るり
…!
私は我に帰る。
『あぁ、またやってしまった。』と思った。
春宮 るり
私は、トラウマの対象の人が視界に入ると、体が自動的に相手を見ようとしなくなるのだ。
春宮 るり
ごめんなさい…!
春宮 るり
ごめんなさい…!
続きは好評でしたら書かせていただきます✨
作者