ドドドドド
焔
うっし…来たな(体操中
ルーク
焔さん…
焔
あ?何だよさっきから…心配しすぎだ
ルーク
…そうですよね、すみません
焔
……
焔
ルーク、お前はどっかに隠れてろ。絶対に、誰にも見つからないところに。
ルーク
え?そうすると僕の援護が…
焔
援護は必要ねぇ。とにかく、お前は隠れろ。嫌な予感がする
ルーク
…わかりました
焔
なら、早く走ってどっか行け
ルーク
はい!
ダッ
焔
…ふぅ、さて、楽しみますか!!
兵士
なぁにが「楽しみますか!」だ
グロヴェール
ヨォ、焔。200年ぶりかぁ?
焔
あ”?誰だテメェ。初めましてだろ
グロヴェール
はぁ?おいおい、初めましてはねぇだろうがよぉ
グロヴェール
んな事言いたくねぇけど…昔、お前に砕かれかけた男だよ!
焔
…?
焔
あぁ。砕く寸前のところで逃げていった、ただの餓鬼か
ピキッ
グロヴェール
あ”ぁ?
グロヴェール
チッ…俺の名は「グロヴェール」。これから、お前を消す男さ!
焔
砕く…じゃなくて、消すって言うのか
焔
…はっ、いいぜ?出来るもんなら、やってみろよ
焔
(ルークが言うには、かなり数がいるんだろうな…こんな雑魚に構う暇はない。さっさと終わらせる…!)
焔
…っ!
バチバチバチッ
グロヴェール
あれぇ、これ避けれるのかよ
琳寧
雷…グロヴェールの能力は、雷の発生と利用?
はい。その通りです
焔
しっかしお前、戦闘センスねぇな
グロヴェール
なんだと?
焔
普通、戦いが始まってすぐに自分の能力見せねぇだろ
焔
ま、それが作戦ってモンなら構わないがな…!
スッ
グロヴェール
!!(いつの間にこんな近くに!?)
ガキンッ
グロヴェール
ッ〜〜!!!!
焔
痛かったか?そうかそうか。なら、すぐに楽にしてやるよ
琳寧
体に当たったとき、「ガキンッ」って音がするんだ…
まぁ、鉱石ですからね。 斬られた断面も、ちゃんと宝石みたいになってますよ
琳寧
へぇ〜
グロヴェール
このッ…!
ボコッ(地面から大きな石が出てきた)
焔
…(んだこれ?コイツが防御として使おうとした壁か?)
バラバラッ
グロヴェール
そんな…俺の最高強度の壁が…!
焔
あ?こんなんで最高強度だなんて言ってんのか?
焔
まぁいいやー
さよーなら
ザシュッ
ピキッ
琳寧
あ、首を斬られたグロヴェールの体が、粉々になった…
サァァァァ…
琳寧
飛んでいった…
これが「砕かれる」と言うものです、風化の時と同じですけどね
ここからは大体同じ風景が続くので、飛ばしますね
焔
はぁ…ビックリするほど強い奴はいねぇから、そろそろ飽きてきたんだが…
焔
これ、あと何人いるんだ?
兵士
ふん!そんなこと、お前に教える筋合いはー
焔
あっそ
ガンッ
焔
つまんねぇの。
⁇?
あらあら、ずいぶん豪快な方だこと。
焔
誰だお前
⁇?
ふふ…私ほど美しい女が目の前にいたら、誰でも私を知りたがるわよね
焔
あ“?なに勝手に変な解釈起こしてんだ?
雪見
私の名前は「晶発 雪見(しょうはつ ゆきみ)」。以後、お見知り置きを
焔
…苗字持ちか
雪見
えぇ。そうよ
琳寧
苗字持ち…?
はい。現鉱王に認められた者、気に入られている者には、鉱王から苗字を貰うんです。
琳寧
焔は苗字を貰えなかったの?
はい。当時の僕は、次の鉱王になる可能性が最も高い鉱石だったので。 そんな相手を、認めることはないでしょうね…
雪見
私はこの美しさで鉱王様に認められているのよ
雪見
あなたもどう?私に見惚れたでしょ?
焔
いや全く。
雪見
即答ですって…?!
焔
俺は女に興味はねぇ。そんなに胸元を見せびらかそうが、バカな奴としか思わねぇよ
雪見
この…!
雪見
…ふぅ、まぁいいわ。それより、少しお話ししましょ
雪見
私自身、あなたの事はどうでもいいのよ。ただ鉱王様に行けと言われただけですもの
焔
あっそ…
焔
(…妙だな。ここに入ってきた数は、俺が砕いた数より多かったはずだが…どこに行った?)
焔
(それにこの女、俺と戦う気はないと言っていたな。それでも居続ける…時間稼ぎのつもりか?でもその理由は…?)
雪見
ねぇ…
ぴとっ (焔の頬に触れる)
焔
ビクッッッ
バッ (すぐに離れる)
雪見
あら、驚かせちゃった?
ぞわわわ
焔
(うわっ、気持ち悪い!!鳥肌たったわ!!!)
雪見
まぁ…顔真っ青じゃない、私の美貌にそんなに驚いちゃった?
焔
ちげぇよ!!なんでお前はそんなに前向きに物事を捉えるんだよ!!
焔
うわ…なんか気分悪くなってきた…
雪見
なっ…そんなに露骨に嫌がらなくたっていいじゃない…
雪見
…もしかして貴方、女性嫌い?
焔
あぁそうだよ!!だからこれ以上近づくな!マジで吐く!!!
琳寧
今の暁月は?
今は全然平気です。 昔の自分が、なぜこんなに女嫌いだったのかは僕でもわかりません。
雪見
あらら…それは悪いことをしてしまったわね
雪見
お詫びに、その女性嫌いを、私が治してあげましょうか?
焔
いや。マジでいい。こっち来んな
雪見
つれないわね…
焔
(本当、なんなんだコイツ…時間稼ぎでもしてんのかよ…)
焔
…ん?時間稼ぎ?
ピクっ
雪見
…!
焔
おいお前、俺を砕く気はないと言ったな?
雪見
え、えぇ…そうだけど?
焔
だったら言え。お前の能力はなんだ?
雪見
それは…
焔
……(敵意ありまくりじゃねぇか)
ダッ (鉱山の奥に向かって走り出した)
雪見
待ちなさい!
パキッ (巨大な氷の壁ができた)
焔
はっ…俺との相性、最悪じゃねぇか
ボワッ (焔の炎で、一瞬で溶かした)
雪見
っ…!(もう一度…!)
パキッ
焔
…はぁ
焔
“我は炎の名を冠する者。
我が歩めば灰の足跡ができ、
我が息を吐けば火炎が生まれるだろう”
我が歩めば灰の足跡ができ、
我が息を吐けば火炎が生まれるだろう”
ダダッ (氷の壁に垂直に走り…)
バッ (バク宙を繰り出し…)
焔
お前の自慢の顔も、今日で終わりだなー
フッ (雪見の顔面に息を吹きかけた)
ボワッ
雪見
きゃぁぁぁ!!!!!!
雪見
熱い!熱い!!
雪見
私の…私の顔が…
雪見
クソガキ…
ぶち殺す!!!!
焔
かかってこいよ!!






