僕の夜を買ってください

翌日

ﾂﾝﾂﾝｯ(誰かがドイツの頬を触る)

一瞬何の事かと思ったけどあの事か。もう慣れてるから大丈夫なんだけどなぁ。

その後僕達はすぐに仕事に取り掛かった。

• • •

ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｯ(タイピングの音)

昼食をとりたいがそんな事をしている暇も無さそうだ。

相変わらず仕事が多すぎる。僕がこうしている間にも他の人達は話したりお弁当を食べたりと楽しそうにしている。

…良いなぁ、僕も食べたい。

アメリカさんのおかげで今日も早く上がれそうだ…！最近ついてるなぁ〜。

なぁんて事を考えていると女性二人組に急に話しかけられた…僕じゃないけど。

人気だなぁアメリカさん。専務だもん…そりゃそうだよ。

勘弁してくれ…今時の女性と話せる自信がない。男ならイけるけど。

それは貴方が陽キャだからでしょ⁉︎こっちは貴方と2人で行きたいんですよ…。

それから謎のメンバーで昼食を食べ地獄のような雰囲気の中耐え抜いた。

頑張った…もう二度とあのメンバーで食べたくない。

そんなくだらない事を考えているとイギリスさん…社長に話しかけられた。

という事でティータイムという事になったけど…この人何を考えているのか分かんないんだよな。

でも多分気に入られてるとは思う…。社長もアメリカさんと同じで女性人気が凄いがあまり彼から話しかけているところは見た事がない。

社長自ら話そうとするのはアメリカさんと私ぐらいだろうか…。

アメリカさんは息子さんだから分かるけどなんで私まで………。

びっくりした…心の声が聞こえているのかと思った。

今好きと言われた？え？やばくない？こんな淡麗な顔でそんな事言われたら息できないよ…。

しかも奢ってくれるのか…イケメンだ…………！

そんなこんなでイギリスさんとのお茶会も終わりいつの間にか夜になっていた。

もう夜も遅く残っているのはドイツさんと私の2人だけだった。

そうか…ドイツさんは昨日会社に泊まったんだった。そう考えると今日はまだマシか。

ﾊﾞｯ(ドイツが日本に後ろから抱きつく音)

• • • • •

ﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝｯ！

ｸﾙｯ(後ろからしていたのを中断し日本と対面する)

ﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾁｭﾝﾊﾟﾁｭﾝ！！

ｺﾞﾘｭｺﾞﾘｭｯ！！

ｷﾞｭｯ(ドイツが日本を抱きしめる)

ﾄﾞﾝｯ(日本がドイツを押し倒す)

ﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝｯ！！

ﾊﾟﾁｭﾝﾊﾟﾁｭﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝｺﾞﾘｭ！！！！

ﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝｯ！！

ﾋﾞｭ~~~~ﾙﾙﾙｯ…ﾄﾞｸﾄﾞｸ………

5万…⁉︎多すぎる。

ｶﾁｬｶﾁｬｯ…ｺﾝｺﾝｺﾝ(ベルトを閉め帰る音)

申し訳ない事をしたな…僕も一度帰って頭を冷やそう。