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怪物奇譚

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怪物奇譚

5 - 04.怪物の目的。

♥

262

2025年12月30日

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???

はぁ、疲れた〜…!

1人の少女らしき者が、黒く染まった道を歩く。

翼の生えた、金髪の少女。 顔は、場所が悪かったせいかあまり見えなかった。

???

あの人に言われた様に見にいったけど、まさかあの子が…

???

__凛さん。

秋野凛

っわぁ!?

その時、もう1人の声がした。 その者は、翼の生えた少女の名を呼ぶ。

秋野凛。 この名前は、翼の生えた天使の様な怪物の名前だ。

凛は驚いた声を上げ、背後に視線をやる。

秋野凛

…な、何だぁ…

秋野凛

愛かぁ…

白音 愛

…任務、終わったのですか?

白い髪で灰色のメッシュが入った、少女の様な怪物の名は、白音愛。

秋野凛

うん!行ってきたよ!

秋野凛

それで、今からその事をあの人に伝えに行こうと思ってたんだ!

秋野凛

愛は?

白音 愛

…私は、任務を頼まれ、今行くところです。

秋野凛

そっかぁ…気を付けてね!

白音 愛

はい。

そう返事を返した後、愛は闇底の奥へと歩き続けた。

秋野凛

……はぁ…

その時、凛は小さなため息を吐いた。

秋野凛

…少し、心配だなぁ。

謄吹 フブキ

ふーん、何が?

秋野凛

っわぁあ!?

秋野凛

と、ととと謄吹様…!?

謄吹 フブキ

あはは、やぁやぁ。

謄吹 フブキ

任務帰りかな?りーんクン。

ニヒルな笑顔を浮かべ、背後から現れた者の名前は謄吹フブキ。

秋野凛

は、はい!

秋野凛

無事任務終えました!!

謄吹 フブキ

あはは、それは何よりで。

謄吹 フブキ

…で、どうだったのかな?
怪物の樹狭霧苗斗には会えた?

秋野凛

あ、ええっと…

秋野凛

直接話す事はできなかったけど、見つける事は出来ました!

謄吹 フブキ

へぇ…それで、彼の見た目とかは?どんな感じだったか教えてくれないかな。

秋野凛

黒髪の長髪で、右目は前髪で隠されてる感じでした!

秋野凛

緑色の吊り目で、垢のマフラーをつけていて…

謄吹 フブキ

それだけで充分だよ。

秋野凛

え?これだけで良いんですか?

謄吹 フブキ

まぁ、うん。

謄吹 フブキ

別にフラフラ歩いてれば、そう言う子見つかりそうだし。

謄吹 フブキ

それに、ボクは怪物だよ?匂いとかで人間か怪物かって区別出来るでしょ。

謄吹 フブキ

て・こ・と・で。また新しい任務だよ?凛クン

秋野凛

え!?ま、またぁ……

謄吹 フブキ

えーーー…なにその不満そうな顔。

謄吹 フブキ

別に良いじゃないか、キミ暇でしょ?

秋野凛

ひ、暇って失礼な…!!

秋野凛

まぁ暇なんですけどね…

謄吹 フブキ

はい、じゃあ決まりだね。

謄吹 フブキ

________ボクと一緒に、樹狭霧苗斗を探そっか♪

樹狭霧 苗斗

_____…!

樹狭霧 苗斗

……。

樹狭霧 苗斗

(背後に気配がした気がする…いや、気のせい…?)

南條 來要

……おーい

南條 來要

苗斗、どうしたー?

姫鄙 美織

何かあったの〜?

3人は、今回の任務の場所へと向かっていた。

その時、苗斗は何か気配を感じたのか、背後を振り返った。 それに気付かない2人は、森奥へと進んでいた。

けれど、來要は苗斗が止まったのに気づいたのか、背後を振り返り、返事をする。 また、美織も背後を振り向いた。

樹狭霧 苗斗

………

苗斗は目を細め、茂みに何かあると気づいた。

怪しげな何か、隠れていたのだ。

樹狭霧 苗斗

……いや、少し…

樹狭霧 苗斗

……少し前に、落としてしまった物がありまして。

樹狭霧 苗斗

すぐ追いつきますので、2人は先に行っていてください。

姫鄙 美織

え?でも…

樹狭霧 苗斗

大丈夫ですよ、すぐ戻ります。

南條 來要

………じゃ、良いか!

南條 來要

んじゃ美織、行くぞ!

姫鄙 美織

あ、は、はーい!

そして2人は小走りで、森の奥へと進んでいった。

樹狭霧 苗斗

……よし。

苗斗は2人の背中を見送った後、怪しげな茂みへと近づいた

樹狭霧 苗斗

……ねぇ、ちょっと。

樹狭霧 苗斗

何してんの?

樹狭霧 苗斗

_____一色さん。

一色 嶺音

へ…ぁ、あれ!?

一色 嶺音

き、気づかれてたのっ!?

樹狭霧 苗斗

アンタバカじゃないの…。
気付いてるに決まってんじゃん

樹狭霧 苗斗

そんな茂みでガサガサと…

一色 嶺音

こ、これでも頑張って隠れてたんだけどなぁ…

樹狭霧 苗斗

…はぁ……で、何?

樹狭霧 苗斗

僕に用でもあるの?だったら早くして、暇じゃないんだよね僕も。

一色 嶺音

…うーーん、それがねぇ…ただの軽いものじゃないって言うか…

樹狭霧 苗斗

…?何それ、どう言う事?

一色 嶺音

うーーん……

一色 嶺音

…怪物達が、鳳古界を壊すって。

樹狭霧 苗斗

……は?

樹狭霧 苗斗

それってどう言う_____

樹狭霧 苗斗

…!危ない!!

バンッ!!!

その時、苗斗と嶺音のすぐ近くに爆弾が落ちた。

そして放たれた爆発。2人はギリギリでそれを避ける事が出来た。

樹狭霧 苗斗

ッ……。

一色 嶺音

…わ、わぁぁ……はは…

一色 嶺音

こ、腰抜けちゃうほどビックリしたぁ…

樹狭霧 苗斗

ほ、ほんとだよ……。

2人はなんとか避ける事が出来たが、驚きと怖さで足を動かす事が不可能になってしまった。

と、その時、森から1人の子供らしい者が現れた。

???

_____あれあれあれあれぇ??

???

死なないんだ、へぇ、死なないんだ?

???

キミ達、すごーーい!!

一色 嶺音

……怪物さんかな?

???

あっれ、よく分かったね!?

???

大正解☆

樹狭霧 苗斗

…貴方、誰ですか?

???

………え?これ、名前名乗んないと駄目なやつな感じ?

???

めんどくさいめんどくさいめんどくさーーーい!!まぁ嘘なんだけどね。

???

じゃあ、ワタシの名前を教えてあげよっか☆

???

ワタシは_____

猫塚 新琉

猫塚新琉!さっき爆弾投げたのも、猫塚新琉ちゃんでーすっ!

樹狭霧 苗斗

……何の目的が?

猫塚 新琉

え?あーー…

猫塚 新琉

いやぁ、なんか、任務なんだよね

樹狭霧 苗斗

…任務?

猫塚 新琉

そうだってば、何回も言わせないでよほんと!

一色 嶺音

…樹狭霧くん、この子、鳳古界を壊す仲間の…

猫塚 新琉

ねぇねぇちょっと、そこ静かにしてくださーい。

猫塚 新琉

ワタシの話聞かないとか、もう悲しくて泣いちゃうよ!!うわぁ"あ"あーーん!!!

猫塚 新琉

ま、嘘だけど。

樹狭霧 苗斗

……。

苗斗はソッと刀に手をつけ、刀を抜く姿勢に入る。

それに気づいた新琉は、目を細めた。

猫塚 新琉

…あれ、やるの?

猫塚 新琉

初めましてだって言うのに、話しも聞いてくれないのーー??

猫塚 新琉

酷いようっ…ワタシ悲しいよぅ!!

樹狭霧 苗斗

…思ってもないくせに、嘘は吐かなくても良いですよ。

猫塚 新琉

えぇえ?ホントに思ってるんだけどなぁ?

猫塚 新琉

ま、嘘かもしれないけど!

樹狭霧 苗斗

…一色さん、下がってください。

樹狭霧 苗斗

危ないですから_____

猫塚 新琉

《 渦壊滅楽 》

突然、新琉はそう言葉にした。

そしてその次の瞬間、森中に大きな五月蝿い音が鳴り響いた。

樹狭霧 苗斗

ッ…!?

一色 嶺音

ぃ"…う、うるさぃ…。

その音はものすごく五月蝿く、 何もかもが潰れてしまいそうなほどだった。

その音に耐えきれなくなったのか、2人は膝を地面につけてしまう。

樹狭霧 苗斗

ッ……ふざけやがって……

猫塚 新琉

…ふふふ、キャハッ…

猫塚 新琉

キャハハハハ!!その反応最高だね!!

猫塚 新琉

あ、音だけじゃなくてもっとすごい事をしてあげるよ。ほら!

そして次は、嵐の様な強い風が吹いてくる。

その風の重力で、木が沢山倒れていった。

猫塚 新琉

ほらほらほらほら!!もっともっと壊して、めちゃくちゃにしてやるよ!!

樹狭霧 苗斗

…ッ……

樹狭霧 苗斗

一色さん、一旦逃げましょうっ!

一色 嶺音

う、うん、分かった…!

2人は危険を察知したのか、すぐさまその場から逃げた。

猫塚 新琉

え、ちょっとちょっと、何逃げようとしてるのさー!

けれど新琉は、もちろん、その2人を逃すわけにはいかなかった。

手に持っていた爆弾を2人に投げようと、姿勢をとる。

樹狭霧 苗斗

…!

それに気づいた苗斗は、刀を素早く抜いた。

そして新琉を睨みつけ、刀を向ける。

猫塚 新琉

__…。

新琉はその睨まれる目を見つめ、まるで何かを考えている様な様子になった。

樹狭霧 苗斗

………

どちらも警戒しており、苗斗は新琉の目をジッと見つめながら、そろりそろりと後退る。

猫塚 新琉

…………ふーーん…

2人の睨み合う時間は続いた。

と、その時_____

バンッ!!

猫塚 新琉

あぃった…!?

一色 嶺音

…よし……

一色 嶺音

樹狭霧くん!行こっ!

樹狭霧 苗斗

っわぁ!?

ちょうど、嶺音が銃を持っており、その銃で新琉の肩を撃つ。

そしてその内に、嶺音は苗斗の手首を掴み、森奥へと逃げた。

猫塚 新琉

あーーいたたたた…最悪なんだけど…

猫塚 新琉

………はぁぁ"…気分下がる…良い感じだったのに逃げやがって…

白音 愛

_____新琉さん。

猫塚 新琉

っおわぁ!?

猫塚 新琉

…あ、何だ、愛ちゃ〜〜ん!

白音 愛

勝手に行動するのはよしてください。

白音 愛

先程までずっと森を回っていたのですよ。

猫塚 新琉

ええぇ、そうなの?

猫塚 新琉

あはっ☆じゃあお疲れ様じゃん!!

猫塚 新琉

良かったねぇワタシが見つかって!嬉しい?

白音 愛

全く。

猫塚 新琉

ええぇええーーー!?

白音 愛

……それより…

白音 愛

先程まで話していた者は、誰ですか?

猫塚 新琉

ん?んーー…

猫塚 新琉

…知りたい?

白音 愛

……教える気がないのですか?

猫塚 新琉

いやぁ、そんなわけじゃないけど〜!

白音 愛

なら、早く教えになって欲しいのですが…

猫塚 新琉

でもでもでもでもでも!!

白音 愛

……。

猫塚 新琉

あ、めんごじゃん

猫塚 新琉

そんな怒らないでってばぁー、すぐ教えるからさ!

白音 愛

あと5秒以内に教えないと、斬りますよ?

猫塚 新琉

ひょはーー!?こ、こわーーい!!

猫塚 新琉

ま、嘘だけど☆

猫塚 新琉

まぁ斬られるのは嫌だから教えますっ!

猫塚 新琉

えぇっと、樹狭霧って奴と、一色って言う奴!

白音 愛

…きさぎり………。

白音 愛

…彼の方が言っていた人の苗字と同じですね。

猫塚 新琉

あれ、そうだっけ?

白音 愛

貴方、人の話を聞いてないのでしょう。

猫塚 新琉

あれあれあれ、バレちった!

猫塚 新琉

まぁ良いじゃんか、愛ちゃんが教えてくれるんだしさ?

白音 愛

私を何だと思っているのですか…。

白音 愛

……まぁ、良いです。

白音 愛

その2人、探しますよ。

樹狭霧 苗斗

ッはぁ、はぁ……

一色 嶺音

ッげほげほ、はぁ"…っげほ、げほ…

樹狭霧 苗斗

…な……何、あれ…あいつ…

一色 嶺音

か、怪物だよ、絶対…。

樹狭霧 苗斗

怪物……?

樹狭霧 苗斗

あんな、人間味のある怪物なんて、今に存在するの…?

一色 嶺音

…ははは…それは、ボクの目の前にいるなぁ…

樹狭霧 苗斗

僕は…別に、のぞいて…

樹狭霧 苗斗

ッはぁぁ"…ほんっっとに疲れた…

あの後、2人はだいぶ走り続けていた。

そのせいか、苗斗は地面に尻もちをつく。

樹狭霧 苗斗

(んぁぁあ"…どうしよう……)

樹狭霧 苗斗

(かなり時間経ってるし、あの二人も流石に僕の事心配する気がする…)

樹狭霧 苗斗

…チッ、くそ……。

樹狭霧 苗斗

…一色、今回は解散する。

樹狭霧 苗斗

こっちも任務があるんだよ、だから今は無理。

一色 嶺音

え?そうなの?

一色 嶺音

…じゃあ、しょうがないなぁ……

嶺音は少し息を切らしながら、喋り続けた。

一色 嶺音

分かった、じゃあ…ボクは、帰るよ。

一色 嶺音

あの話は、長くなりそうだから…いつ、話せる?

樹狭霧 苗斗

……明日の夜。

一色 嶺音

うん…分かった。

一色 嶺音

じゃあ、また明日だね!

一色 嶺音

ボクはもう行くから、気を付けてね…!

樹狭霧 苗斗

はいはい、分かってる。

苗斗はそう言った後、立ち上がる。

そして、右方向へと足を出す。

樹狭霧 苗斗

…それじゃあ。

苗斗はそう言った後、素早く走り、何処かへと彷徨ってしまった。

樹狭霧 苗斗

__南條さーーん!!

樹狭霧 苗斗

姫鄙さーーーーん!!!

樹狭霧 苗斗

………はぁ…

樹狭霧 苗斗

(駄目だなこれ…完全に迷子になったかも…)

樹狭霧 苗斗

どうするか…

樹狭霧 苗斗

………。

樹狭霧 苗斗

……、

その時、苗斗は刀を抜く姿勢にはいる。

シンと静まる森林で、緊張が高まっていた。

その時___

カキンッ!!

樹狭霧 苗斗

ッ……

白音 愛

………

白音 愛

…貴方、樹狭霧苗斗ですね。

南條 來要

…来ない来ない来ない!!

南條 來要

来なーーい!!

姫鄙 美織

ううぅーん…どうするの?

南條 來要

いやぁ、どうもこうもないんだよなそれが。

南條 來要

はぁ…

姫鄙 美織

………南條さん

南條 來要

…いるな。

猫塚 新琉

___ええーと…ん?

猫塚 新琉

…あれ…あれあれあれあれあれ…??

猫塚 新琉

…あ、新たしい子に出会っちゃったー!!

姫鄙 美織

…人間…?

南條 來要

いや、違う。怪物だ。

猫塚 新琉

……ん?

猫塚 新琉

…あれ………?

猫塚 新琉

…キミ、もしかして…

猫塚 新琉

__南條來要かな?

04.怪物の目的。 2025年.12/30

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262

コメント

5

ユーザー

投稿お疲れ様でした!! 白音愛と秋野凛で参加した者です! 段々ストーリーが不穏になっていってこれからの展開が楽しみです…!! 続きも気長に待っています!!

ユーザー

投稿ありがとうございます!! どんどんと不穏な感じに……🫣‪ これからどうなっていくか凄く楽しみすぎますッッ!!

ユーザー

投稿お疲れ様です!! 海瀬 天寧として参加していた者です🙇🏻‍♀️ 怪物陣営の方々だぁ…やっぱり怪物である苗斗さんと來要さんのことを狙ってるんですね…これからどうなることやら…😥 続きも楽しみにしています!

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