昨冬
うぇ……キッつい……
昨冬
俺はもう1度連続で能力使ってきます……
昨冬
本編どーぞ……
莉亜
大丈夫か?
昨冬
なんとか…ね
莉亜
あんま無理すんなよ
莉亜
終わりまでに身体が壊れちゃ意味ないからな?
昨冬
分かってるよ……
昨冬
でも…対抗策が俺の異能だからさ…
昨冬
無理にでも異能の力を上げないと…
莉亜
それで壊れたら意味ないだろーがよ
昨冬
うぅ…
莉亜
まだ6日はある
莉亜
そのうちに身体が壊れるぐらいならゆっくりやるからな
昨冬
分かったよ……
莉亜
先生には明日から1週間休むように既に伝えてるからな
莉亜
明日からは朝から特訓できるぞ
昨冬
ほんと…莉亜はなんでもできるね
莉亜
まぁ用事も親同士の家庭の事情っていう嘘だからな
莉亜
大丈夫だと思うぞ
昨冬
バカなのか天才なのか…
昨冬
よし
昨冬
あとは何する
莉亜
あいつらの方に行こーぜ
莉亜
あっちの方も気になるし
昨冬
そーするか
仍
うあ…頭いてぇ…
朱里
大丈夫ー?仍君
仍
なんとか……ですが
朱里
まぁ特訓のし過ぎも行けないし
朱里
あと少しやったら今日は終わりにしようか!
仍
そうですね……
柘榴
つっかれたー
仍
お疲れ様です、柘榴先輩
柘榴
そっちこそ
柘榴
あと俺は呼び捨てでいいぞ
柘榴
それに敬語も外していいぞ
朱里
私にもいいよー
莉亜
俺にもいいからな
朱里
柘榴
仍
昨冬
ここは無言の多い場所だな
仍
そりゃいきなり来られたら無言にもなる
昨冬
それもそうだな
仍
はぁ…でなんで来たんだ?
昨冬
こっちの特訓は一応終わったから様子を見ようとな
仍
あーそういう
莉亜
まぁもうそろそっちも終わるんだろ?
柘榴
ひとまずな
莉亜
りょーかい
莉亜
んじゃ
莉亜
昨冬と仍君はもう帰ってくれ
莉亜
俺らもあとから帰るからよ
昨冬
じゃ先に帰るねー
莉亜
気をつけろよー
昨冬
わかってるっつーの
莉亜
さて
莉亜
仍君は残るのか?
仍
どうせ帰ってもですしね
仍
先輩達が帰るまで一緒にいようかなと
莉亜
いいけど……
莉亜
言うてなんも無いぞ?
仍
それでもいいですよ
仍
それに俺は彼奴についても聞きたいことがありますし
莉亜
そうか
莉亜
まあ彼奴はただの平凡『だった』人だよ
仍
どういうことですかそれ
莉亜
彼奴はな
莉亜
本来ただの人だったはずなんだよ
莉亜
でもな
莉亜
俺たちのように元から持ってた訳ではなく
莉亜
彼奴が高校に入って数ヶ月した時
莉亜
急に発現したんだってさ
仍
そんなことが……
莉亜
俺は聞いただけだ
莉亜
んで柘榴
柘榴
なに
莉亜
仍君の練習を俺がしてもいいか
柘榴
いいけど?
柘榴
でもなんで
莉亜
俺がしてみたかっただけだ
莉亜
それに俺は防御の最高峰だぞ?
柘榴
そうだったな
柘榴
攻撃力を上げるならお前の方法が楽だな
莉亜
そーいうこと
莉亜
てことで仍君
仍
はい?
莉亜
特訓
莉亜
今から出来そうか?
仍
一応ですけど
莉亜
んじゃするぞ
仍
わかりました
莉亜
んで柘榴と朱里
柘榴
?
朱里
なにー?
莉亜
お前らは異能が強い
莉亜
だからこそ基礎が余り強くは無い
莉亜
だから基礎を鍛えてくれないか?
柘榴
いいぞ
朱里
莉亜ってさ
朱里
馬鹿そうにしてるのにさ
朱里
昨冬含めたこのメンツだと頭いいよね
柘榴
俺もそれは思った
莉亜
自分で言うのもだけど観察力がいいだけだ
莉亜
それだけだよ
俺は頭なんて良くない
誰も救えなかった
出来損ないなだけだ
だから
俺は頑張る気なんてない
世界を救って
俺は俺の物語を終える