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＿彼女と出会ったのは、6年前だった
“ユメ”として活動し、ファンに笑顔を届ける女性。
『自分らしく』生きていた彼女に、アタシはどんどん惹かれていった。
ユメ
ユメ
自分らしく、のびのびと生きる彼女と
他人に従い、本当の自分を隠すアタシと勝手に比べる。
そして、勝手に絶望して、勝手に泣く
そんな日々が続いた。
1月25日は彼女の誕生日。
たくさんの人から愛され、祝われた彼女は心底幸せそうな顔で笑っていた
慣れないスマホで文字を打つ。
送信ボタンを押す指が震える。
今日、 彼女がまた一歩足を踏み出すのなら
アタシは追い付けなくても良いから 後を追おう。
これが、最初で最後のアタシの勇気だ
ポンッ
どうしようもない不安に包まれる。
本当にあの文章で良かったのだろうか。 気持ちは伝わっただろうか。 ちゃんと送信出来ているだろうか。
ドロドロとした感情が、アタシの中でずっと廻っていた。
でも、そんな不安もすぐに消え去る。
ユメ
アタシのちっぽけな勇気が、
彼女に、ちょっと伝わった気がした
ああ、明日もちょっとずつ生きて行こう
完
コメント
20件
やはり雪のオリキャラには全員闇がありそうだ
口調からなんとなく察した ピアスと髪色で分かった おぉ、やべぇ…語彙力無さすぎて申し訳ないけどやべぇ…
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