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アメ
アメ
コガネ
イオリ
アメ
コガネ
コガネ
イオリ
アメ
真剣な表情をするコガネさんに、 只事ではないと背筋を伸ばした。
コガネ
コガネ
コガネ
コガネ
イオリさんが、 咀嚼していた肉を飲み込んで 口を開いた。
イオリ
コガネ
イオリ
イオリ
イオリ
イオリさんの目が、 すぅ……と細められた。
閉じている訳ではない、
ただ少し、寂しそうで、
何かを決意している顔だった。
イオリ
アメ
アメ
イオリ
イオリ
コガネ
コガネ
アメ
焼肉屋の前にあるコンビニから出る人を それとなく数えながら、お会計が終わるのを待っていた。
その時、 コンビニから出てきた13人目の 男の人が、目の前に立った。
明らかにこちらを見ている。
オレンジの奥に、少しだけ灰色がかった 瞳に、無造作に跳ねている茶髪。
アメ
イオリ
焼肉屋から出てきた イオリさんは、 俺の目の前に立つ人の肩を掴んだ。
イオリ
茶髪のその人は 黙り込んでいる。
イオリ
その時だった。
イオリさんの腹部に、 その男の手からナイフが刺された。
イオリ
状況が飲み込めないまま、 男は刃物を抜き、 イオリさんは膝をついた。
アメ
別の女性の叫び声、
どこかのサラリーマンの 「救急車を呼べ!!」と言う声。
その声も、右から左へ、 先生の説教を聞き流すかのように 脳には入ってくれなかった。
アメ
コガネ
丁度出てきたコガネさんも、 動揺で足を止めた。
コガネ
見上げると、コガネさんの額から 汗が流れ落ちている。
コガネ
イオリ
コガネ
「あ、あの……今救急車呼びました!」
と、さっきのサラリーマンらしき人が 言って、コガネさんは立ち上がって 頭を下げた。
コガネ
コガネ
コガネ
アメ
コガネ
アメ
コガネ
アメ
コガネ
コガネ
コガネ
アメ
アメ
コガネ
コガネさんは、 大きなため息と共に、 こちらに申し訳なさそうな顔で向いた。
コガネ
コガネ
コガネ
アメ
コガネ
コガネ
イオリさんは、 治療が終わった翌日の朝には 目を覚ましてけろっとしていた。
イオリ
イオリ
コガネ
コガネ
コガネ
イオリ
イオリ
アメ
一瞬うんうんと聞き流そうと したが、普通あり得ない。
慣れてる?
イオリ
イオリ
アメ
コガネ
アメ
イオリ
コガネ
コガネ
イオリ
コガネ
少し遠慮がちな大きな声が響き、 俺もイオリさんも固まった。
気のせいかもしれないが、 コガネさんの肩が震えている。
コガネ
コガネ
それは、コガネさんから見る 初めての弱さだった。
アメ
アメ
コガネ
コガネ
アメ
コガネ
コガネ
コガネ
アメ