【青水】君と花びらと僕の病【完結済】

許してください…

明日絶対2本あげますっ！！

え、いややっぱ無理かもなぁ…なんて…

嘘です

でも正味明日部活だからさ

1本になっても許してくれない？

それで…あの…1本になってもいいですかね

マジすか！ありがとうございます！

はい！

少し怒ったように言う彼。

青組以外 あいつせっかくのチャンス逃したぞ！？いいのか！？

ほとけが元気無くなったのって… 俺がないこと寝てたのを言った時…？

ほとけは…俺じゃなくて…

いやいやいや待て待て、俺が好きなのは夜明さんであってほとけじゃないから別にあいつが俺のこと好きじゃなくても…

いいはずなのに…なんでこんな…

途端に吐き気が彼を襲う。

駄目。駄目だ。 ここで吐いたら駄目だ。

駄目駄目駄目、こいつにこれ以上バレる訳にはいかねぇっ…

ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

なんで、なんで止まんねぇの…！ 早く治まれ、治れ…！

ぱらぱら

よく小説などで見つける奇病だ。

しかし…奇病をふたつも患うような人がいるのだろうか…？

でもいふくんが吐いてるのは…明らかに花びらだし。

それに量が多すぎる。

自分の目から見る彼は とても苦しそうで。

なにか力になりたくて。 助けになりたくて。

…でも、いふくんは来るなって言った

今いちばん辛いのはいふくんでしょ？ 僕だって助けになりたいよ

やっぱり僕のことなんか 嫌いなのかな

一緒にいるのも、嫌なのかな

いふくんが僕に言ったこと、全部全部嘘なのかな

ねぇ

いふくんはぼくのこと、 どう思ってるの…？