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徨世

#4です

徨世

#3を読んでから読む事を
お奨めします

徨世

では本編の前に

徨世

双二越えの累計ハート数が

徨世

100超えました!

徨世

ありがとうございます!

徨世

此れからも頑張っていきます

徨世

よろしくお願いします

徨世

本編へ

太宰治

GO!

徨世

太宰さん?!

僕が目を覚ますと目の前には...

国木田独歩

上出来だ

太宰治

え?一寸?

首◯りの縄が有った。

其の縄は迚も丈夫そうだった。

自◯を幾度もやってきた為か、 勘がそう云っていた。

国木田独歩

やれ!敦!

中島敦

ほ、本当に良いんですか?

敦君は縄の先を持って居て、敦君が 縄を引いたら僕の首に結んで有る縄が 締まって、強制的に首◯り自◯が 出来るようになっていた。

誰がこんなの作ったんだろう...

因みに僕ではないからね?

国木田独歩

やってくれ

中島敦

いきますよ!

敦君が縄を引いた。

縄が確りと首に締まっていく...

太宰治

うぐっ...苦し、い、助け...て...

縄は予想以上にキツく締まった。

僕は兎に角苦しいと思った...

初めて自◯で苦しいって感じたなぁ...

まぁ此れは自分の意思で やってんじゃ無いんだけど...

中島敦

...っ

中島敦

(太宰さん、太宰さんっ、御免なさい
御免なさいっ!僕を救ってくれた命の
恩人とも云える人に、真逆こんな事を
する事になってしまうなんて...)

国木田独歩

...

国木田独歩

(と云うか此れは頭痛より酷く無いか?
縄...解くか?)

二人がそう思っていた矢先、

シャキッ!

という音を立てて縄が切れた。

敦&国木田

!?

俺と敦は目を疑った。

何故なら太宰の首から縄がまるで、

鋭い刃物で切られたかの様に綺麗に 切り裂かれていたからである。

太宰治

っ...あ、れ、僕は、何を?

縄から解放された太宰は周りを キョロキョロと見渡していた。

国木田独歩

太宰?

太宰治

あ、国木田君如何したの?

そして俺は太宰の右手を 見ながら云った。

国木田独歩

短刀なんて何処から?

そう、太宰の右手には 短刀が握られていた。

太宰治

短刀?

太宰本人は如何やら 気づいていない様だった。

中島敦

太宰さん、右手...

敦は恐る恐るも太宰に云った。

そして太宰は右手を見た。

太宰治

...え

僕の右手には、 確りと短刀が握られていた。

其処で気付いた事があった。

其の短刀は僕が何時も社員寮の 自室の押し入れに仕舞い込んでいた 短刀だということに。

太宰治

あはは、御免、直ぐ仕舞うね

太宰は何時も通り笑っていたが...

手が震えていた。

国木田独歩

...じゃあ次は遊ぶか

太宰治

え、遊ぶの?

国木田独歩

あぁ

中島敦

僕は仕事に戻りますね

敦は仕事に戻り、 俺と太宰は別室へと向かった。

国木田独歩

遊ぶと云っても
何をすれば良いんだ?

思い浮かぶ遊びと云えば板遊戯、 手札遊戯だろう。

此処に有る遊戯は双六、トランプ、 オセロ、将棋、チェス、花札が有る。

案外色々有ったんだな、 と思った。

太宰治

マフィアの時、何して遊んだかな?

目を瞑り、顎の辺りに手を 置き考える太宰。

国木田独歩

板遊戯か?

太宰治

そうだ、チェスだった

国木田独歩

チェスか...やった事無いな

太宰治

やれる?

国木田独歩

ああ、出来る

聞くと太宰はチェスが上手くて、 チェスの大会に出場する位の実力が 有るそうだ。

其れに比べ俺は、チェスの駒を 触ったことも無い。

ん?此れ勝てなく無いか?

《数分後》

太宰治

はい!僕の勝ち!

チェス盤上には逃げ場の無い 黒いキングが居た。

国木田独歩

( ̄^ ̄)ムネン

太宰治

...楽しかった、有難う、国木田くッ!

俺の目の前に居た太宰は、 俺の視界内から一瞬にして消えた。

又太宰は倒れた。

太宰治

...

太宰は静かに目を閉じ眠って居た。

太宰から聞いたマフィアの時にして 居た事は全部し尽くした...

だがあと一つ、如何しても やらせたく無い事が有った...

国木田独歩

◯人...

◯人は絶対にやらせてはいけない...

◯人をさせたら太宰は又...

ガチャ

扉のノブが回る音がした。

如何やら誰か医務室に 入って来た様だ。

中島敦

太宰さんは?

入って来たのは敦だった。

国木田独歩

太宰なら今は寝て居る

中島敦

太宰さん...

敦は太宰が心配で仕方無いのか、 涙目になり乍ら太宰の寝ている 寝台に近づき、暫く泣いた。

《数分後》

太宰治

うぅ、うっ!

数分後太宰は、苦しそうな声を上げ 額に汗をかき乍ら顔を歪め、寝台の上 で躰を激しく動かしたり、 頭を抱え苦しみ始めた。

其の度に寝台が ギシギシと音を立てる。

国木田独歩

太宰!大丈夫か!

太宰治

...

急に静かになった太宰は寝台から 静かに立ち上がり、

パリーン!

迷いも無く窓硝子を割り、 外へ出て行った。

中島敦

太宰さん!

国木田独歩

太宰!

俺も敦も突然の事で 引き止められなかった。

現在、俺と敦は太宰を捜して居る。

先程太宰が割った窓硝子が 探偵社付近に散乱していた。

硝子の破片を踏むと パキッと音を出す。

中島敦

太宰さーん!何処ですか!

国木田独歩

太宰ー!

幾ら呼んでも太宰は現れなかった。

あの時の太宰の表情は 人間では無い様に見えた。

もうすっかり姿を見せた月が輝く 横浜の街中を、会社員の女性が 歩いている。

其の女性は家路に 着いている様だった。

会社員の女性

ふぅ〜疲れたぁ〜早く家に帰ろ

其の女性の周りには人も、 虫すらも居なかった。

そう思ったが、

君、一寸良いかい?

女性が振り返ると其処には 男性が一人ぽつんと立って居た。

会社員の女性

は、はい、良いですけど

怖かった。逆らったら何だか... 此処から先、生きられない 気がして断れなかった。

会社員の女性

や、やだ、辞めてッ、辞めてよ...

何故...自分はこんな事に...

女性の目の前に居る男性は、

黒髪の蓬髪に首や手首には包帯、 砂色の長外套を羽織った、 目に光を一切宿さない、 そんな人だった。

...

カチャッ

会社員の女性

ひッ...

目の前の男性は私に向けて 拳銃を構え出した。

そして相変わらず目に光は無い。

簡単に人を◯せるという 感覚が伝わってくる。

会社員の女性

うぅ...

次動いたら撃つ...

冷たく凍てついた声を前に、 感じたことの無い程の恐怖を抱いた。

会社員の女性

い、厭、厭だ

...

会社員の女性

バーンッ!

カキーンッ!

目の前の男性は、 自身の背後に撃った。

其の背後に居た人が銃弾を弾く。

如何云う気かな?国木田君

俺の目の前に居る奴は太宰と似た人の 様に見えたが、正真正銘太宰だった。

中島敦

国木田さん?

国木田独歩

敦、太宰は今マフィアの首領からの
攻撃を受け、精神がマフィア時代に
戻ってる...如何やら今になって
精神に作用して来た様だ

中島敦

じゃあ何で国木田さんの事を
覚えているんですか?

(マフィア時代)太宰治

敦君の事も覚えてるよ?

中島敦

国木田独歩

何?!

(マフィア時代)太宰治

可笑しいんだよ...知らない筈の記憶が
ある...探偵社の事、探偵社で過ごした
日々...何で?僕はマフィアの人間なの
に...何で?

太宰は冷静さを失って居た。

国木田独歩

太宰落ち着け!

(マフィア時代?)太宰治

国木田君、僕、を、
殴って、お願、い

国木田独歩

?!

太宰は自分を殴れと云った。 殴られれば正気に戻れると 思ったのだろう。

国木田独歩

判った

バシッ!

俺は太宰を殴った。

弱って居た為か、少し強く殴った だけで気絶して了った。

国木田独歩

貴方は...病院に行きますか?

太宰に数発殴られたのか痣が出来て いたので病院に行くか尋ねたが、

会社員の女性

大丈夫です

と答えると女性は 颯爽と帰って了った。

徨世

はい

徨世

お読み頂き有難う御座いました

此の先うP主と太宰さんの会話シーン が含まれます嫌な方は飛ばして下さい

太宰治

うP主にしては頑張ったね

徨世

そうですか?!

太宰治

約200タップ

太宰治

よくやったね

徨世

だ、だ、だ、だ、太宰さん?!
なんか凄く今日甘く無いですか?

太宰治

そうかい?

徨世

ま、まあ

徨世

次回はやっと"あの方"の登場です!

徨世

楽しみにしててね♪

太宰治

"あの方"?

徨世

此の小説の主人公の一人です

太宰治

真逆!!

徨世

^^ヘヘヘッ

太宰治

(╹◡╹)サイアクダ

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