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──202X年7月25日── ──朝7時05分── ──◯◯◯の家──
《ピピピッピピピッ!!》
結月瑠夏【ユヅキルカ】
私はスマホのアラームの音で目が覚める。
《カチッ》
眠い目を擦り、 アラームをオフにすると 同時に大きく背伸びをする。
結月瑠夏【ユヅキルカ】
結月瑠夏【ユヅキルカ】
私はある事に気が付き、 寝ぼけていた頭が一気に覚めた。
結月瑠夏【ユヅキルカ】
どうやら昨日電源を入れた筈の クーラーが壊れていたようだった、 自分が寝ていたベッドのシーツや布そして服が、 自身の汗と蒸れで濡れていた。
結月瑠夏【ユヅキルカ】
結月瑠夏【ユヅキルカ】
──お風呂場──
《ザアアアアアァァッ!》
結月瑠夏【ユヅキルカ】
ザアアアアアァァッとシャワーから出たお湯が汗と共に流れ落ちる、 正直言って朝のシャワーは かなり気持ちが良い。
結月瑠夏【ユヅキルカ】
《ポタ…ポタ… ポタ…ポタ…》
ポタポタと肌から水が滴り落ちる。私は窓の外にある物干し竿に干してあるタオルと自身の下着を取る為に窓を開ける。
結月瑠夏【ユヅキルカ】
私は慌てて窓を閉める、 何故窓を締めたかと言うと、 外にふっっつうに人が居たからだ、しかもガッツリ見られた。
この家の窓はかなり音が大きく、 近所からは迷惑だと言われた事 があるくらい煩い、 しかも私は今までこれを変える事を一切していなかった為に これが起こった、 私は過去の自分を殴りたい…
結月瑠夏【ユヅキルカ】
私は洗う為に置いてある布を巻き、外にさっきの人が居ない事を祈り、窓をゆっくり開ける。
結月瑠夏【ユヅキルカ】
私は窓を開け、 布を左手で抑えつけて、 身を乗り出してタオルと干していた下着等を取ると、 直ぐに窓を閉めた。
結月瑠夏【ユヅキルカ】
私は外に居た人が居なくなっていた事に安堵し、 溜息を付きながら、 お風呂場を後にした。
結月瑠夏【ユヅキルカ】
私は自身の裸が知らない人に 見られた事にすっかり落ち込んでいた時、ある予定があった事を思い出す。
結月瑠夏【ユヅキルカ】
私はエアコンの電源を落とし、 予定に必要な物をバッグに詰めて ドアを開けて閉めた後、 駆け足で駅に向かった…