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じゃぱぱ
ゆい
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
ゆい
廃日病院
それが、俺らが生まれた場所で俺が8歳のときまで育った場所
そして、"地獄"みたいな場所
ゆい:3歳 じゃぱぱ:6歳
俺らの親は知らない
物心ついたときからここにいたから
家族とか愛情とか
そういうものを
俺らは知らなかった
ただ、知っているのは
"ゆい"と俺が兄妹であること
それだけだったんだ
ゆい
じゃぱぱ
ゆい
じゃぱぱ
俺らの部屋は真っ暗で
埃が舞ってて
ローテーブルが1つある
寝るときは床とか壁に寄りかかって寝る
ご飯は3日に1回気まぐれで何かよく分からないものを出される
これが普通だったんだ
<ガチャ
廃日病院の医師(使いまわし)
廃日病院の医師(使いまわし)
じゃぱぱ
廊下
廃日病院の医師(使いまわし)
ゆい
じゃぱぱ
<うわぁぁぁんッ <うるさいぞッ!
ケホッケホッゴホッ>
ドカッバキッ> 痛ぁぁッ>
<苦しッ…助けてッ
じゃぱぱ
ゆい
この声だけは何回、何十回聞いても慣れないなぁ
廃日病院の医師(使いまわし)
じゃぱぱ
廃日病院の医師(使いまわし)
ゆい
廃日病院の医師(使いまわし)
廃日病院の医師(使いまわし)
じゃぱぱ
これがこの病院の"診察"
これが毎日あった
ゆい
じゃぱぱ
診察が終わったら
痛くてほとんど体は動かせない
ただただ辛い
じゃぱぱ
<ねぇー!
<聞こえるー?
じゃぱぱ
じゃぱぱ
<よしッ、聞こえてるね!
ゆい
<どうも!隣の部屋の者です!
<てか、女の子、めっちゃ声幼いじゃん、何歳?
ゆい
<3歳?!絶対可愛い!
<男の子の方はー?
じゃぱぱ
<じゃあ私の方が年上だ!
じゃぱぱ
<私ね、9歳!
じゃぱぱ
ゆい
<そうかなぁ
じゃぱぱ
たまにこうやって壁越しに話しかけてくる人が居る
こんな場所でも明るい人は明るいんだ
<めっちゃ急だけどさ、外に出れたらなにしたい?
ゆい
じゃぱぱ
<私はね~、美味しいもの食べたい!
ゆい
<そう!
じゃぱぱ
<うん!
<そろそろ寝ないと、おやすみ!
ゆい
じゃぱぱ
そういって俺らは今日も壁に寄りかかって寝た
廃日病院の医師(使いまわし)
じゃぱぱ
廃日病院の医師(使いまわし)
ゆい
じゃぱぱ
廃日病院の医師(使いまわし)
じゃぱぱ
なんで、
昨日、俺ら話してたよ?
なんで…
掃除中
ゆい
じゃぱぱ
モブ子
mob子
モブ子
みんな、そう言う
亡くなった子は幸せなんだって
でも、本当にそうなのかな……
きっと、苦しかったんじゃないかな
だって昨日まで
生きようとしてたんだから
じゃぱぱ
自分達の部屋に戻って
またいつもの日常に戻る
まるでなにもなかったみたいに
痛くて、苦しくて、辛い日々に戻る
早く…おわってくれないかなぁ
ゆい:4歳 じゃぱぱ:7歳
ゆい
じゃぱぱ
今日も診察があった
今日はいつもより苦しかったなぁ
そういえば、いつの間にか
ゆいは声を出さずに泣くようになった
まぁ、声を出して泣いたらうるさいって怒られるからだろうけど
俺、なにも守れないからなぁ
妹さえ守れない
ごめん、ゆい
こんなお兄ちゃんでごめんッ
ゆい:5歳 じゃぱぱ:8歳
<ドタバタ
じゃぱぱ
ゆい
じゃぱぱ
ゆい
<ガチャ
ゆい
じゃぱぱ
警察
ゆい
じゃぱぱ
誰ッ誰ッ
警察?
なにそれ……
警察
味方?
助けてくれるの?
もう痛いことなくなるの?
じゃぱぱ
警察
警察
じゃぱぱ
ゆい
久しぶりに声出して泣いたなぁ
ゆいは声出してないけど…
警察
じゃぱぱ
俺らは警察署?ってところに連れていかれた
そこでいろいろ聞かれた
ゆいは話さなかったから俺が全部喋った
ゆいは、たぶん、警戒してるんだろうな
警察
警察
ゆい
警察
警察
じゃぱぱ
後半に続く!
コメント
4件
思いの私にはかけないッ!やっぱすごい
うわ、重い……。廃病院での地獄みたいな日々、読んでて胸がぎゅーってなったわ。隣の部屋の子が亡くなって「幸せだろうな」って言う他の子たちの台詞がすごく印象に残った。でも警察が来て「味方だよ」って言われた時は思わず「よかった!」って声出た。後半も気になるわ〜。