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4 - シ導塾 4話

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2022年05月01日

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真凛「何?」

紫「あぁ、えっと...」

紫は勉強を教えて貰いたい事、問題の事を言う

紫「というわけだから、教えて貰えないかなぁ...」

真凛「良いよ。どうせ児童室暇だからね」

亜紀「おー!サンキュー!」

真凛「どういたしまして。他の人達にも、教えると言っておく。皆を呼んで素因数分解を教える」

紫「ありがとう真凛!早速呼んでくるよ!」

紫は早々と部屋を出ていった

すぐに、皆を連れてきた

紫「呼んできたよー!」

真凛「早いな...まぁいいや。まず...」

説明中

真凛「...という訳。分かった?」

亜紀「すげぇ分かりやすかったぞ!ありがとな!」

真凛「...どういたしまして」

紫「これで、分からない問題は教えて貰えるとして...」

紫「点が低いと悪いことが起きる...か」

亜紀「アイツみてぇになることは避けたいな...」

「ねぇ」

声をかけたのは、黄色から黒のグラデーションの髪の毛で糸目の少年だった

紫「何?えーっと...」

優斗「ボクは天島優斗(あましま ゆうと)。宜しくね。...児童室の扉の手前に時間割表から、次の日の時間割が見れるから、ある程度対策はできると思うよ」

紫「宜しく優斗。そうだね!じゃ、明日の時間割見とくね~」

紫「えーっと...明日は25日だから...社会と理科か」

紫「苦手な人は、真凛や得意な人に教えて貰うかしたら、大丈夫かなぁ...確信は無いけどね」

亜紀「そうだな...頑張ろうぜ」

翌日の終学活

紫「よし、なんとか全員無事だったね」

亜紀「だな」

涼海「最近...村方さん、元気ないね」

紫「え?元気無い?」

歌璃「皆の前では明るく振る舞ってるが...涼海と真凛が見たんだとよ。蹲っている所をな」

紫「そう、なんだ...」

真凛「大橋さんと仲が良かったらしいからね...保育園と学校一緒だったって言うし」

亜紀「心寧と同じように、仲良かったやつ、まだ居るかもな」

紫「...そうだね」

煉華「お前ら」

亜紀「おわぁビビった!何だ?」

煉華「西野が言ってたんだが、テストの満点以下...3回までなら行けるらしい」

亜紀「そうか...じゃあ今日の理科と昨日の漢字合わせて...」

紫「つまり...もう後は無い、か」

煉華「そういう事だな」

楽音「あ、皆ー!明日の音楽なんだけど...」

楽音「歌のテストらしいから、練習とかしといたほうが良いよ!」

煉華「!」

煉華「...で、歌は?」

楽音「翼を下さいって」

煉華「なんだそれか...けど、練習の仕様が無いんじゃないか?」

楽音「児童室に歌書(かしょ)と防音部屋があった筈。それで練習は出来るんじゃない?」

亜紀「おぉー!じゃあ練習しようぜー!」

翌日の一時間目終わり

亜紀「次は歌のテストかぁ...頑張るか」

紫「そういえば、テスト受ける人少なくない?」

亜紀「テストは児童手帳見せたら3回までスキップ出来るらしい」

紫「3回までって結構得じゃん!」

???「いや、そういうわけでもなさそうだぞ」

紫の後ろに座っていた黒髪に紫色の髪の毛に赤メッシュの少年が言った

紫「そうなの?瑠磨」

瑠磨「お!覚えてたのか!オレは黒岡 瑠磨(くろおか るま)!宜しくなー!」

瑠磨「で、さっきのについてだが、オレ等が最初に貰った児童手帳。あれを使ってスキップとかしまくると、内申点ってのが引かれて、最終的に殺されるって言うわけだ。」

亜紀「で、殺されないのが、3回まで。という事だ」

紫「へぇ...ありがとう。初めて知ったよ」

瑠磨「どういたしまして!」

一方その頃、楽音と歌璃が話していた

楽音「ねぇ」

歌璃「どうした?」

楽音「や、やっぱり、不安だよ...」

不安げな声で言うと、歌璃が励ますように言った

歌璃「大丈夫だ!お前は、オレの双子の妹なんだ!歌も、絵も上手いから、きっと合格できるぞ!」

楽音「で、でも、あたし、もう次で...」

歌璃「安心しろ!よーし、オレとの約束!」

歌璃が楽音の手にそっと手を重ね言う

歌璃「一緒に生き残ろうなっ!」

楽音「っうん!」

テストの後、楽音は思わず素っ頓狂(すっとんきょう)な声を上げた

楽音「えっ?」
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