ユダ
ユダ
クロノア
酷く冷たい声で言い放つと 騒がしかった戦場が静まり返った
クロノア
ユダ
クロノア
黒い渦から伸びるのは鎖だった ユダの首に巻き付き上へ引っ張っていく 神の力を失ったユダは苦しそうに藻掻いている
ユダ
クロノア
クロノア
ピクリとも動かなくなったのを確認すると 地面に放り投げられる 神の力を失った魔獣達はもう攻撃する力もなく ただトラゾーさんの餌食になった
霧が晴れるように辺りが明るくなると 城の裏手の森が姿を現す
しにがみ
ぺいんと
トラゾー
血塗れのトラゾーさんがいつも通り優しく笑い 解放されたんだと、自由なんだと教えてくれる 安堵と後悔が入り混じり涙が溢れる
しにがみ
しにがみ
しにがみ
トラゾー
ぺいんと
微かに揺れる声で怒鳴られ黙ると 涙を我慢しながらぺいんとさんが立ち上がった
ぺいんと
ぺいんと
ぺいんと
3人の分も俺達が…!!
ぺいんと
ぺいんと
ぺいんと
俺達は絶やしたらダメなんだよ!!
クロノア
クロノア
クロノア
トラゾー
笑顔なんて出来ないだろ?
優しく笑い手を広げる2人の中に入ると 強く抱きしめてくれた 僕達が子供の様に泣くのを全部受け止めてくれて 力尽きて眠るまで抱きしめてくれたのだ
あれから数日後 僕はふと目を覚まし食堂まで歩いてきた
深夜なだけあるが静かで真っ暗だ でもそれは怖くなくて、クロノアさんの力に 包まれているようで安心できる
しにがみ
トラゾー
入ってきたのはトラゾーさんだった 手には2つのマグカップが持たれていて 微かに湯気が揺れている、目の前に座ると マグカップを渡してくれる
トラゾー
しにがみ
一口飲むと体が中から温まる ほどよい甘さが丁度良い、トラゾーさんも 起きてしまったのかな?
トラゾー
しにがみ
トラゾー
新しい場所に行くもよしですよ
しにがみ
しにがみ
それに恩返しだってしたいですし
トラゾー
しにがみ
トラゾー
トラゾー
五十嵐さんが護衛兼指導長
トラゾー
道化師は特殊部隊なんです!
知り合った人の役職や知らない人の立場を 嬉しそうに話してくれるのを見て 本当に皆のことが好きなんだと分かる
トラゾー
皆がそれぞれ働いているんだよ
しにがみ
トラゾー
だから魔王城の警備システムとかで
トラゾー
戦略を考える参謀立ち位置が合いそう!
しにがみ
トラゾー
ルールないじゃないですか?
しにがみ
トラゾー
それだけで仲間ですよ!
トラゾー
なんの力もない人間だったりしますし
しにがみ
トラゾー
クロノアさんの力が分け与えられるんです
トラゾー
私達も強くなれるんです
しにがみ
トラゾー
しにがみ
しにがみ
交友関係があったんですね
トラゾー
神様との繋がりはあるんです
しにがみ
作るけど居ないんですか?
トラゾー
強いて言うなら黒猫のノアぐらい?
しにがみ
トラゾー
しにがみ
部屋に戻ると眠っていたはずの ぺいんとさんが真剣な顔つきで座っていた
ぺいんと
しにがみ
これからどうするのかって話です
ぺいんと
しにがみ
僕たちは今自由じゃないですか?
ぺいんと
しにがみ
ここに残って住むもよしって
ぺいんと
しにがみ
保留にしてもらいました
ぺいんと
しにがみ
しにがみ
何よりまた後悔したくないんです
ぺいんと
しにがみ
魔王軍に入って仕事を貰うっていうのも…
ぺいんと
それなら皆と仲間になれるじゃん!
しにがみ
ぺいんと
ぺいんと
しにがみ
話がまとまると僕たちはそれぞれの ベッドで眠りについた






