次の日、放課後。 大桐さんに呼び出されて、屋上へ来た。 そこには三人と大桐さんがいた。
麻央
結月
大桐
奈々美
麻央
大桐
大桐さんは、無表情で話し始めた。
大桐
大桐
麻央
つまり、元いじめっ子と仲良くしていたって事になる。 何で気付けなかったんだろうな。と思ってももう無駄だ。
結月
大桐
結月の発言を、大桐さんが遮った。 その目は憤怒に満ちている。
大桐
大桐
結月
大桐さんは、こう言う現場に何回も出くわしている。 でもこうやって人を正そうとするその正義感と、勇気は本当に尊敬出来る。
大桐
麻央
麻央
麻央
大桐
結月
結月
結月って、こんな最低な人だったのか。
奈々美
お前もか。何でこんな奴らとかまっていたんだろうか。
麻央
文子
文子
麻央
文子
大桐
文子
結月
結月が、文子を殴る。文子は尻もちをつく。 それを結月は鼻で笑った。
麻央
文子
結月
文子
麻央
麻央
大桐
麻央
大桐
大桐さんはそういうと、屋上から出て行った。
そうして俺は、職員室に来た。 確か担任は…いた。
大桐
〇〇先生
俺はいじめの事、屋上で四人が話し合ってることを伝えた。 先生は真剣に話を聞いてくれた。
〇〇先生
大桐
〇〇先生
大桐
先生と二人で、屋上へ向かった。
私は、大桐さんがいない間の記憶が何故かない。 ぼーっとしていたんだろうけど、気づいた時には。
大桐
〇〇先生
文子
麻央
結月と奈々美が土下座して謝っていた。
結月
奈々美
麻央
文子
麻央
話によると、私はすごい怒っていたらしい。 しかも、嘲笑うかのように。私はそんな怒り方しないけど。
〇〇先生
麻央
そして六人、なんとも言えない空気で帰って行った。
この日、私は親にいじめの事を話した。 二人はすぐに理解してくれて、「偉かったよ」と慰めてくれた。 私は親と大泣きしていた。
全く、俺の人格の存在に気づいてないのかよ。
俺は「通野麻央」ではなく「巫茱萸朱利」の人格。 あのブス女共をヒィヒィ泣かせてやった張本人だ。
へっ、せいぜい戸惑ってるがいいよ。 「なぜあいつらが謝ってたのか」をな!
ハーッハッハッハッハwwwwwwwww
次の日、親と子供と先生で対談した。 大桐さんは「自分は出てきては駄目」と言い、証拠だけ渡して姿を現さなかった。
最初、結月や奈々美の親は「無罪」を言いまくっていたが、私が証拠を出した事で黙った。
文子の親はずっと黙っていた。 そして一番初めに謝ったのも文子の親だった。文子は本気で反省していた。
二人の親も、子供に激怒しながら謝ってくれた。 でも、昨日の態度もあり許す気にはなれなかった。
こうして、私の過酷ないじめ生活は終わりを告げたのであった。 そして。
麻央
文子
麻央
文子
その後、二人は学校に来なくなった。 唯一許せたのは文子だけだったからか、今仲良いのは文子だけだった。 でも。
麻央
大桐
大桐さんも仲良くしてくれて、今は三人でこうやって笑えている。
麻央
大桐
文子
麻央
いつまでもこの幸せが続いてほしい、なんて思えた。
???
???
To be continued …?
コメント
6件
気になる…!!
おぉ