数分前
レイ
おかえりなさい。そして、グーテンモルゲン。
ゼラ
グーテンモルゲン。我が愛娘。
レイ
基地に異常はなし。ライチも点検済み
ゼラ
ふむ、ご苦労。
ゼラ
あめちゃんを上げよう🍬
レイ
ん、ありがとう...
レイ
ねえ、お父さん...
ゼラ
ん?どうしたレイチェル。
レイ
最近、お菓子づくりを始めたんだけど.....雷ちゃんみたいに美味くできなくて
レイ
味見して欲しいんだけど....
ゼラ
!
ゼラ
わ、我が愛娘が!!僕に、僕にて、て、手作り!!(号泣)
レイ
がち泣きしないで
ゼラ
すまない、つい...
レイ
(つい....)
レイは切り分けたアップルパイを皿に乗せてゼラに渡した。
ゼラ
アップルパイか。シナモンのいい香りがする
ゼラ
...🫓(もぐ)
レイ
.......どう?
ゼラ
うむ。リンゴがしゃきしゃきするタイプのアップルパイか。
レイ
雷ちゃんはジャムに近いやつを作ってたけど....
レイ
歯ごたえというか....リンゴのしゃきしゃき感を残したくて
ゼラ
なるほど。だが、特にこれといって気になることはない。
レイ
つまり?
ゼラ
美味い。
レイ
よかった...
ゼラ
誰かにあげるのか?
レイ
まぁ、うん....
ゼラ
😧
現在
ゼラ
と!言うことがあった....
雷蔵
それ本当!?!?
ダフ
だ、誰かにあげるんですかね?
デンタク
絶対そうですよ!!
ヤコブ
それ、今この場にいない三人に関係ありありなんですか?
ジャイボ
それ意外になくない??
ゼラ
ああ、ジャイボ!僕たちの娘についに春がきてしまったよ!!
ジャイボ
きゃは、大人の階段を登る時がきたんだよ!
雷蔵
な~に言ってんのよ!
雷蔵
仮にあの三人に何かしら関わりがあるなら、真っ先に私に相談がくるわよ。
ジャイボ
どっから来るのさ、その自信。
雷蔵
だって、私はレイのお姉ちゃんですもの!
ヤコブ
ドヤることか?
ダフ
で、でも。この中で一番相談乗ってるの雷蔵だよね。
雷蔵
当然よ!あんた達は乙女心がわからないからっ。
ヤコブ
すげー、腹立つっ!
デンタク
同意です。
ダフ
まぁ、まぁ....
ゼラ
兎に角!!何か些細な事があればすぐに僕に報告するのだ!!
レイ
何を報告するの.....?
他全員
.....
他全員
!!!??
レイ
?
ゼラ
れ、レイチェル!?いつの間に
レイ
アップルパイが焼けたから..皆の分も持ってきたんだけど
雷蔵
あら~!綺麗に焼けてるじゃない!!
ヤコブ
ほんとだー!!すんげー美味しそう!!
ジャイボ
きゃは、前よりは上手に焼けてるじゃん。
ダフ
わ~!凄く美味しそう。
雷蔵
せっかくだし、皆でお茶にしましょう?
デンタク
賛成ですね!
ニコ
すいませんゼラ!遅れました!
タミヤ
お、なんかいい匂いしねーか?
カネダ
ほ、ほんとだ....凄くいい香り。
レイ
おかえりなさい。
ゼラ
ふむ、ちょうど全員揃った事だ。
ゼラ
たまには、全員でお茶にするのも悪くないだろう。
雷蔵
私、レイとアップルパイを切り分けてくるわ~
ジャイボ
きゃは、僕はお茶入れてこよー
レイ
...♪(🫓)
レイ
.....(そう言えばリンゴの果実の花言葉は)
『誘惑』と
レイ
....もぐ(シャク...)
『後悔』
レイ
ん.....美味しい。
切り分けたアップルパイを皆で美味しくいただく。口の中に酸味とシナモンの優しい香りが広がった。
完