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ちぐが速すぎる
ついていけない
でも走らなきゃ
俺だって
あっきぃの力になりたい、そう思っていた
でも、動かなかった
聞くのが怖かった
それでも
今は違うと証明したいから
俺の早とちりでもいい
これで変な顔をされても
これから気まずい雰囲気になっても
動かない方が後悔するのを知ってるから
ピーンポーン…
ピーンポーン…
ピーンポーン…ピーンポーンッ
呼び鈴を連打する
返答は無い
やっぱり俺の早とちりだったのだろうか
彼が無事ならそれでいい…
…けど
ガチャッ…
ガチャン…
何も聞こえない
靴を脱いで勝手に家に上がる
家の中を小走りで見て回る
ここじゃない
ガチャッ...
玄関扉の開く音
下からどたどたと足音が近づいてくる
そして
…ガチャ…ッ
目の前の戸が開いた
なんで、
なんでいるの?
おれ、は...
どんな顔して...
何してる
一方的に拒絶して
来てくれたこの人に
こんな顔させて
最低
クズ
なんで
なんで生きてんだよ
母さんも傷つけて
父さんにも迷惑かけて
友達にすら悲しい顔をさせて
何も出来ないくせに
何となく生きて
俺なんて
死ねばいいのに