コメント
2件
めちゃめちゃ号泣しちゃいました😭 明日も待ってます😢
ヤバい😃続き気になる❗待ってます!頑張ってください!
翌日
ガラガラッ
愁斗
英寿
英寿
今まで以上に辛そうな姿で 俺が代わりになってあげられたら…
英寿
愁斗
英寿
愁斗
愁斗
英寿
どんなに辛くても笑顔で話を 聞いてくれている
すると突然
英寿
愁斗
英寿
愁斗
英寿
愁斗
俺は渋々だった
看護師さん,先生にも聞いたが 許可は中々降りなかった
先輩がずっとお願いしていたら "私達の目の届く所まで"と許可が降りた
愁斗
英寿
愁斗
本当は"無理"と先輩の気持ちを 否定したくない
でも心配が勝ってしまう
愁斗
英寿
愁斗
そう言って先輩の目を見る
"お願い"と言わんばかりの 真剣な眼差し
愁斗
英寿
俺は先輩を連れて中庭に行った
先輩は歩きづらそうにしているが 俺は肩を支えるしか出来なかった
愁斗
目についたベンチを指差す
英寿
英寿
中庭の中央には大きなイチョウの木がなっている
本当は座らせたいのが山々 でも…先輩のことを尊重したい
愁斗
英寿
俺らはしばらく無言のまま木を眺める
その間,俺は先輩と出会った頃を思い巡らす
今,こうやって先輩と付き合えていることを昔の俺に言ったらどんな反応するのだろう…
英寿
愁斗
英寿
英寿
愁斗
今の先輩に強い口調は良くない
愁斗
愁斗
英寿
愁斗
英寿
英寿
英寿
愁斗
先輩は咳で少し過呼吸になった
そして瞼を降ろした瞬間 "最後"という言葉が頭をよぎった
俺はすぐ先輩を抱き抱え 病室に戻り,先生を呼んだ
病室に着くと,すぐに先生たちが 処置を始めた
処置が終わった…そう思った瞬間
ピーピー
心電図が止まった
先生が胸骨圧迫を始める
その間,俺は時が遅くなったような 世界に移り変わった
"◯んじゃ駄目ですよ"…そう願うことしかできなかった俺はどんな顔をしていたのだろうか
不安な顔はもちろんだが静かに涙も 出ていたかもしれない
胸骨圧迫が終わった
俺は酷く涙した
"午後ーーー"たった二文字で 先輩の生涯が終わったと気がついた
看護師
愁斗
看護師
愁斗
渡されたのは"アルバム"だった