不良少女と死神くん

蘭said

……半間の様子が、ここ最近おかしい

優がアジトに来れば直ぐに駆け付ける

なんなら、バックハグまで……

こいつ……俺のが年上だって言うのに

ずっとコソコソ隠れてた事、

お、反応あり

さぁ、どう出るかな

竜胆は訳が分かってないようだ

無論、俺らは優とこいつが別れたのは知っている

優によく相談を受けていた竜胆は

こいつの言動が頭に来たようだ

ほぼ、というかずっと竜胆が一方的だったな

本当は優に聞くべきだか

なら、言うことは決まったな

「殺すぞ」

この一言で大体皆凄む

まぁ？こいつはちょーっと怖気付いたっぽい

俺らが優の兄貴であるし以上

俺らが優を死んでも守らねぇと

可愛い妹はすーぐ突っ走っちゃうからな

優said

近頃は、一人になる時が少ない

アジトへ行けば大抵修二がくっ付いてくる

昔と変わらない日々

でも……

何故が退屈

少しの気分転換として、私は東卍の集会場所へ

もう、すっかり古びて居るけれど

思い出を纏った雰囲気は

色褪せていない

私は、どっちについて行けばいいんだろう

ずっと頭にこびり付く疑問

私は財布から小銭を出して

神社の建物の方へ足を運んだ

チャリン

小銭を入れる

神様、どうか

私を正しい方向へ導いて下さい

私はそう祈り、花垣の家に足を向けた

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