思い出の丘で

約17年間の片思い

叶うかどうか分からなくて、

今後今みたいにやって行けるか

それすら分からない関係

きっと君はいつも通り接してくれる

だけど、僕はきっと離れていく

傷つきたくないから

他の子の横で笑う君を見れないから

僕だけにあの笑顔を向けて欲しい

そんな我儘な僕だから

でも、今日だけは

そんな我儘も愛おしいと

思って貰えるように

昔話した君の好きな服や

髪型を頑張ってした

化粧も苦手だけど、

濃すぎない様に頑張った

君が告白は手作りのお菓子とがいい

そう言ってたから

君の大好きなチョコタルト

今日だけは僕を見て欲しい

ついにあいつに送ったメールの日

叶わないとしても

関係が壊れてしまっても

もう俺に伝えないという

考えはない

きっと今逃げたら後悔する

ただそれだけだ

きっと君には好きな人がいる

ずっと見てきたから

それでも諦めきれなかった

だから99.99%

可能性がないとしても

残りの0.01%にかけたいんだ

少しでいいからこっちを見て欲しい

君が好きだと言った花を

手から溢れるくらい買ってみた

君はきっと迷惑そうにして

少し伏し目がちで

それでも喜んで受け取ってくれるんだろう

そんな君を想像して俺はにやけた

今日は俺だけを目に写して欲しい

いつから好きだったかなんて

覚えていない

そんな昔から君のことが好きなんだ

君はいつも俺のことを

可愛いって言うけど

それににやけてたのは少しだけ

本当は俺じゃない誰かに言ったんだ

そう気づいた時俺は涙が目に滲んだ

俺だけを見てると思ったのに

そんなどす黒い感情が身体中に

そう思った時俺は

自分を嫌いになった

だけど、君を嫌いにはなれなかった

君の好きな柑橘系の匂いの

香水を少し自分に振りかけて

君に言うんだ

今だけは俺を見ててくれないかな

君を好きになったのは

ふとした瞬間だった

いつも横にいるのが当たり前だった

そんな君が他の子と話しているのを見て

どうしようもない嫉妬にから駆られた

君は優しいから

そう自分を納得させて我慢していた

だけど、もう無理だったんだ

君を他の人に盗られたくない

僕の前だけで笑っていて欲しい

それだけが願いなんだ

君の好きな物は

沢山ありすぎて選べなかった

その代わり僕は

君への気持ちを沢山込めた

お手紙を持っていく

君の好きな色の便箋を使って

今日だけでいいから

僕を見つめて