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時系列としてはスメールでダインスレイヴが登場する魔神任務の直後からフォンテーヌの第1幕より以前となっています
この物語には以下の点が含まれています ・稚拙なセリフ ・原作設定の捏造 ・オリキャラの登場 苦手な方はご遠慮ください
雷雨が降りしきる日の西風騎士団本部にて.... 重い鉄の扉が開くやいなや雨に濡れるのを防ぐために黒いローブに身を包んだエウルアが建物に入る。
エウルア
エウルア
服に多少着いていた雨粒を払い、閑散とした建物内で団員が分厚い資料を読んでいるのに気づく。
団員
団員
エウルア
団員
エウルア
エウルア
団員
エウルア
エウルア
団員
エウルア
エウルア
団員
団員はエウルアに対して敬礼をし、一室へ消えていった。
エウルアは地下室に行く途中、騎士団の内装を見てある記憶が蘇った。
金色の装飾が施してあるドアノブ。 黒白のタイル。 壁に置いてある蝋燭。 それらの内装は自分の屋敷に似ていたのだ。
肉親や教育係に虐待と言えるほどの、何も身につかない礼儀作法を教えられる日々の中エウルアの心には曇りがあるだけだった。
そんな貴族の屋敷には嫌な記憶しかなく、この建物には少々苦手意識があった。
エウルア
西風騎士団本部地下
年季が入りボロボロになった資料室のドアを軽く2、3回ノックすると中から2人分の声が聞こえてきた
リサ
ジン
エウルア
ジン
エウルアは対面になるように椅子に座るとリサが薄暗い部屋に似つかない紅茶が入ったコップを机に置いてきた。
リサ
エウルア
エウルア
リサ
リサ
ジン
ジン
エウルア
予想もしなかったことが口から飛んできて、エウルアは思わず紅茶を噴き出してしまった。
リサ
エウルア
ジン
エウルア
エウルア
エウルア
エウルア
ジン
そういうとジンはそばに置いていたファイルを開きそこから一枚の写真を取り出してエウルアに見せた。
風が吹き荒れ、瓦礫が積み重なっている写真の真ん中に黒いローブを被った青髪の女性が立っていた。
エウルアはそれを見て、その人物が姉だと言うことを確信した。 胸の高鳴りが止まらない。
エウルア
ジン
ジン
エウルア
リサ
リサ
エウルア
エウルア
ジン
ジン
エウルア
ジン
エウルアは開いた口が塞がらない。
ジンとリサはしばらく情報整理の時間が必要だと感じてしばらく紅茶を飲んでいた。
ジン
ジン
エウルア
エウルア
ジン
エウルア
ジン
ジン
ジン
ジン
ジン
エウルア
エウルア
ジン
リサ
エウルア
エウルア
リサ
リサ
エウルア
ジン
ジン
ジン
ジン
エウルアとジンがぬるくなった残りの紅茶を飲み干すと、エウルアがおもむろに立ち上がった。
エウルア
エウルア
ジン
さっきの話のことで頭がいっぱいいっぱいだった。 考え事をしながら騎士団本部を後にする。
騎士団本部を出るとすっかり雨は晴れていた。雲一つ無い空から太陽の光が降り注ぐ。あまりの眩しさにエウルアは、目を細めた。ぞろぞろと建物からモンドの住民が、この快晴を今か今かと待ち望んたかのように出てくる。30分もしないうちに賑わいを取り戻すだろう。エウルアは鼻で雨上がり特有の湿きった匂いを嗅いで、ため息をついた。
エウルア
エウルア
エウルア
子供の時ある日を境に姿を消した自分の姉。 今どこで何をしているのかーーーーー。
エウルア
水溜まりを避けながら、まだ乾燥しきっていない石畳の上を力強く歩き始めた
風が吹き荒れる草原、そこには女性と魔物がいた。魔物は血だらけで満身創痍の状態であり息を荒らげながら岩を背に倒れ込んでいる。仲間がいたはずだが、全てその女性の手によって屠られ、屍累々となっていた。
たった今この女性は魔物の襲撃を受けたところだった。だが、戦力差は絶望的。一瞬で切りつけられ、虫の息の一体がこうして尋問をうけている。尋問というより拷問に近いだろう。魔物の肩には血がドクドク出ているが、女性が足で踏んずけたりして回答を待っていた。
???
魔物
???
魔物
???
魔物
???
魔物
???
???
女性がゴミを見るような目で魔物を睨むと持っていた片手剣で魔物の頸動脈をかっきった。魔物の首から勢いよく真っ赤な血が吹き出し、返り血で真っ赤に染まった。
彼女の名はゼーレ・ローレンス 艶のある青髪をなびかせ、妹と似たような顔立ちをしていた。
ゼーレ
ゼーレ
血痕が残っている片手剣を拭い、しまうと絶命した魔物に目を配った。
ゼーレ
プロローグ【完】