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妖怪

第8話 - 過去の話2

226

2025年05月05日

#妖怪

#SnowMan

miu

ラウール(九尾)

ちょっとお買い物行こっかな〜亮平のおもちゃ買いに！

亮平(雪女)

おもちゃ？✨

ラウール(九尾)

うん！どんなのがいい？

亮平(雪女)

ぱずる！あと、くいずのほん！

ラウール(九尾)

OK〜

涼太

あ、俺も行っていい？ちょっと買い足しておきたいのがあって

ラウール(九尾)

いいよ！一緒に行こ〜

翔太(犬神)

ついでに寝心地いい枕買って〜

ラウール(九尾)

えぇ…笑

涼太

ちょうどいいのがあったら買ってあげるよ

翔太(犬神)

よっしゃ〜！

辰哉(酒呑童子)

2人とも気をつけてね〜何かあったら連絡して！

ラウール(九尾)

はーい！

涼太

じゃあいってきます

だてラウ以外

いってらっしゃーい

ラウール(九尾)

…で？なんで一緒に行こうって言い出したの？買い足すものなんてないでしょ？

涼太

バレてた…？

ラウール(九尾)

うん。バレバレだよ〜妖怪に隠し事は通用しないよ！笑

涼太

実は…照の過去聞いて、他のみんなの過去も知りたいなって思ってるんだ

ラウール(九尾)

なるほどね〜いいよ！僕の過去教えてあげる！

ラウールの過去

とある雨の日

ラウール(人間)

はぁ…雨やだな〜せっかくおばあちゃん家まで来たのに…

僕は田舎のおばあちゃん家に泊まりに来てた

ラウール(人間)

ん…？あそこに何かいる…？

ラウール(人間)

……狐？随分と弱ってる…

ラウール(人間)

よし！連れて帰って看病してあげる！ﾋｮｲ

それから看病して狐は元気になった

ラウール(人間)

狐ちゃーん可愛いねぇ〜ﾅﾃﾞﾅﾃﾞﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

狐

……〜っ撫ですぎ〜！

ラウール(人間)

？！しゃ、喋ったぁ？！

狐

そりゃ喋るよ〜僕、九尾だから

ラウール(人間)

き、九尾？

狐

そ、妖怪だよ！助けてくれてありがとね！

ラウール(人間)

まさか妖怪助けたとは思ってなかったけど…笑

狐

化け物と戦って弱ってたところ君が拾ってくれたんだ！

ラウール(人間)

化け物？

狐

うん。悪い奴らだよ。人間に危害を与えようとするんだ

ラウール(人間)

へぇー…怖いね…

狐

僕が守ってあげるから大丈夫！

狐

あ、でもそろそろ山に帰らないと！

ラウール(人間)

そうなの？じゃあ帰りなよ！また遊びにおいで〜

狐

うん！じゃあね！

それから僕が田舎から帰る日

パパの運転する力が見えない力によって崖に落とされた

ラウール(人間)

ぐぁっ…

パパは死んじゃったけど幸い僕は生きていた

化け物

妖怪と…関わった人間…排除する

ラウール(人間)

ひっ…！な、なに…？こいつ…

狐

ラウに手を出すな！パァァァ

化け物

ぐぁぁぁぁ…(消滅する)

狐

ラウ！大丈夫？

ラウール(人間)

だ、だい…ゔぅ…はぁっはぁっ

狐

！酷い怪我…これじゃ…

狐

…しょうがない。僕の力、全部ラウにあげる

狐

だから生きて

ラウール(人間)

でも…そんなこと…したら…きみは…

狐

僕はただの狐になるだけだよ。ほら、じっとしててパァァァァ

そこで僕の意識は途切れた

ラウール(九尾)

…こんな感じ！助けた狐がまさかの九尾っていうね笑

涼太

奇跡というか運命というか…なんかすごいね

ラウール(九尾)

でしょ〜？もっとすごいのは照くんと辰哉に出会った時だよ！

涼太

へ〜どんなの？

ラウール(九尾)

僕がまだ力を制御出来ない時に人間に妖怪だってことがバレちゃって…たまたま照くんと辰哉がいて、助けてくれたんだ〜

涼太

……たまたまじゃない可能性が高いかも笑

ラウール(九尾)

え〜！なんで？

涼太

照のことだからその狐からラウの話は聞いてたんじゃないかな？だって照の方が早く妖怪になってるでしょ？それに山で過ごしてたって言ってたからそれで見ててくれたんだと思うよ

ラウール(九尾)

！確かにありえる！帰ったら照くんに聞いてみよーっと♪

涼太

そうしてみな笑(まぁ、照が素直に教えてくれるかは分からないけど)

買い物して帰った

ラウール(九尾)

ただいま〜

涼太

ただいまー

ラウール(九尾)

ねぇ照くん！僕のこと見ててくれてたの？！あの時！

照(烏天狗)

あの時？

ラウール(九尾)

俺が妖怪だってバレた時！

照(烏天狗)

あー…あれはたまたまだって言ってるだろ？

ラウール(九尾)

いーや！照くんのことだから見ててくれたんだよって涼太が言ってた！

照(烏天狗)

涼太…(察し良すぎだろ！余計なことを〜！)

涼太

俺はそうなんじゃないのって言っただけだよ笑本当だった？

照(烏天狗)

言うわけないだろ！//

康二(ろくろ首)

そんなけ照れてたらもうその通りって言ってるようなもんやで？笑

辰哉(酒呑童子)

照は素直じゃないからな〜

照(烏天狗)

別にどっちでもいいだろ！この話やめろ〜！

ラウール(九尾)

え〜残念…知りたかったのに〜

大介(座敷わらし)

俺も気になるんだけど！

照(烏天狗)

教えねーよ！

翔太(犬神)

あ、そうだ涼太、枕あった？

涼太

あったよ。はい

翔太(犬神)

ﾎﾟｽｯあーこれこれ〜最高〜

蓮(猫又)

ちょっとしょっぴー、そこで横になったら邪魔になるんだけど？

翔太(犬神)

この枕の寝心地良くて動けませーん…

亮平(雪女)

しょーちゃ、よかったねぇ？

翔太(犬神)

亮平も一緒に寝る？気持ちいいよ

亮平(雪女)

ん！ねるぅ！ｷﾞｭｯ

翔太(犬神)

よしよし、可愛いなぁﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

蓮(猫又)

う…亮平取られた…でも可愛い亮平が見れてるからいっか…

大介(座敷わらし)

落ち込んでるようであんまり落ち込んでないんかい！笑

蓮(猫又)

大介うるさいよ。亮平の眠りの妨げになるでしょ

大介(座敷わらし)

それはごめん

ラウール(九尾)

照くんｷﾞｭｩｩ

照(烏天狗)

引っ付いても教えないからな…

ラウール(九尾)

ふふっわかってるよ〜……ありがとね

照(烏天狗)

…お、おう…//

康二(ろくろ首)

良かったな〜照兄笑

照(烏天狗)

笑うなよ！

康二(ろくろ首)

だって照兄また顔真っ赤になってるんやもん笑

辰哉(酒呑童子)

照可愛いねぇ〜ありがとうって言われて照れちゃったの〜？ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

照(烏天狗)

〜っ//なんでもいいだろ…！

亮平(雪女)

ひかりゅ、ほっぺりんごしゃん…おねちゅ？

照(烏天狗)

違うよ💦心配してくれるのか？優しいな笑ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

亮平(雪女)

んへへ…ｳﾄｳﾄ

翔太(犬神)

お、そろそろ眠くなってきたみたいだなﾄﾝﾄﾝ

亮平(雪女)

ん…おや…しゅ…みぃ……すぅすぅ

照(烏天狗)

おやすみ。いい夢見ろよﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

蓮(猫又)

あ……(夢といえば…過去のこと夢に見てたっぽいけど大丈夫かな…今回はいい夢だといいんだけど…)

辰哉(酒呑童子)

どうした？蓮

蓮(猫又)

いや、亮平がさ…ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ

辰哉(酒呑童子)

ふーん…なるほど…じゃあ様子みててあげて、うなされてたらすぐに起こしてあげよ！

蓮(猫又)

うん！

ラウール(九尾)

何の話〜？

辰哉(酒呑童子)

大したことじゃないよ笑

康二(ろくろ首)

涼太が買ってきた枕、しょっぴーめっちゃ気に入ってるな笑亮平が寝てすぐに寝たで笑

涼太

あ、ほんとだ。良かった〜気に入って貰えて

大介(座敷わらし)

そんなにいい枕買ったの？

涼太

まぁね、翔太にゆっくり寝て欲しかったし笑

大介(座敷わらし)

あーそっか！最近ちゃんと休めてなかったもんね〜

ラウール(九尾)

あー！

蓮(猫又)

びっくりした…何？急に

ラウール(九尾)

亮平に買ってきたやつ見せるの忘れてた…

辰哉(酒呑童子)

あーあ笑また起きた時に見せてあげな〜

ラウール(九尾)

うん！早く反応見たいな〜((o(｡>ω<｡)o))ﾜｸﾜｸ

康二(ろくろ首)

動画撮らなあかんな！カメラ回す準備や〜！

ラウール(九尾)

おー！

照(烏天狗)

もう何百年も生きてるはずなのにまだまだ子供みたいだな笑

大介(座敷わらし)

その方がいいじゃん！子供っぽさが無くなっていくの俺は嫌だな〜

辰哉(酒呑童子)

なくならないでしょ！そんな簡単に無くなるならもっと昔からないよ笑

涼太

そういえばみんな何歳なの？

辰哉(酒呑童子)

妖怪になった時の年齢は25だけど〜？

涼太

そっちも聞きたいけど…笑何年生きてるのかが知りたいなって

辰哉(酒呑童子)

あ〜そっちか！ん〜…確か…1000年くらい？だったかな〜

涼太

…すごっ

蓮(猫又)

辰哉が1番長いからね。俺は200年くらい

涼太

それでも十分長いよ笑

康二(ろくろ首)

俺500年！

大介(座敷わらし)

俺、900年！すごいだろ！

照(烏天狗)

俺は800年だな

ラウール(九尾)

俺は700年くらいだよ〜

辰哉(酒呑童子)

ちなみに翔太は400年、亮平は100年だよ

涼太

へぇ〜みんな凄いね！

照(烏天狗)

そうか？妖怪はこんなもんだぞ？

涼太

そんなに生きてるのが長いと自分が何年生きてきたか忘れたりするんじゃない？笑

康二(ろくろ首)

辰哉がよぉ忘れて俺らに聞いてくるで！

辰哉(酒呑童子)

あっ、バカ！そーゆーのあんまり言うなよ！恥ずかしいんだから…//

照(烏天狗)

なんで照れてんだよ！

ラウール(九尾)

辰哉はいつもそうなんだから今更照れないでよ〜

辰哉(酒呑童子)

いつもじゃないし！たまにだし！

大介(座敷わらし)

意地の張り方子供すぎんだろ笑

辰哉(酒呑童子)

俺はいつまで経っても若い心を忘れてないの！でも子供ではないから！

蓮(猫又)

何それ、地味に矛盾してるし笑

大介(座敷わらし)

あ、てかさ！子供で思い出したんだけど…涼太に俺のコレクション自慢したくなったから俺の部屋来て！

照(烏天狗)

なんで子供で思い出すんだよ！笑

大介(座敷わらし)

子供ってアニメ見るじゃん？

辰哉(酒呑童子)

まー確かにね笑

大介(座敷わらし)

とにかく来てよ！ｸﾞｲー

涼太

わかったわかった💦行くからそんなに引っ張らないで〜

大介(座敷わらし)

じゃーん！俺の部屋〜

涼太

おぉ…なんというか…個性的な部屋だね？

大介(座敷わらし)

ぜーんぶ俺のコレクション！いいでしょ〜？

涼太

よくこんなに集めたね？

大介(座敷わらし)

俺にかかればこのくらい朝飯前だよ！

大介(座敷わらし)

…で、これを見せたかったのもあるけど…

大介(座敷わらし)

涼太、気になるでしょ？俺の過去も

涼太

気になるよ。まだ照とラウのしか聞いてないからね

大介(座敷わらし)

照にさ〜お前が妖怪の世界に引きずり込んだんだからお前の過去もちゃんと話せ！って言われてさ〜こうなったんだよね笑

涼太

なるほど…あっちだと翔太、亮平、蓮がいるから…

大介(座敷わらし)

そうそう！それに、怪しまれずに来るところが俺には部屋しか無かった！

大介(座敷わらし)

ちょっと落ち着かないかもだけど俺の過去、話していくね〜

大介の過去

俺は小さい村で育った

でもひとつ不思議なことがあって…

俺は俺にしか見えない女の子と一緒に暮らしてた

大介(人間)

ねーねー！きょうはなにしてあそぶー？

座敷わらし

今日はけん玉勝負しよ！

大介(人間)

いーよ！ぜったいまけないからね！

座敷わらし

それはどうかな？大介下手っぴだからな〜笑

大介(人間)

おれ、まえよりはうまくなってるし！みてろよー！

平穏な日々を過ごしてたけど事件は突然起こった

ボォォォ

ある日、家が火事になって俺は取り残された

大介(人間)

ゲホゲホっあついよぉ…たすけて…

座敷わらし

なんで…私がいるのにこんなことになるなんて…

座敷わらし

もしかして…最近また暴れだした化け物のせいかしら…

大介(人間)

あ…ざしきわらし…

座敷わらし

！大介？！

大介(人間)

はやく…にげて…

座敷わらし

ダメだよ！大介も一緒に逃げよ？

大介(人間)

へへ…おれ…もう…ﾊﾞﾀｯ

座敷わらし

大介？大介！…煙を吸いすぎたみたい…

座敷わらし

このままじゃ…死んじゃう…そんなのやだよ！

座敷わらし

…私の力をあげるから、大介はまだ生きるんだよ！

パァァァ

大介(座敷わらし)

俺の過去はこんな感じ〜

涼太

火事になった時親は？

大介(座敷わらし)

さっさと逃げたよ。俺の事無視して

大介(座敷わらし)

あとから知ったんだけど…俺の事気味悪いから早く捨てたかったみたいでたまたま火事になったからそのまま放置したんだって

涼太

酷い…そんなことって…

大介(座敷わらし)

しょうがないよ。あの時代では気味悪がられて当然だし

涼太

大介はそんな過去があっても人間を恨んだりしてないね？

大介(座敷わらし)

今は流石にね笑

大介(座敷わらし)

妖怪になりたての頃はすごく恨んだよ？こんなクソみたいな生物はみんな滅べばいいのになんて考えたりしてさ

大介(座敷わらし)

でもこれだけ長く生きてるとクソなやつばっかりじゃないって嫌でも気付かされちゃって笑

涼太

気付いてくれたのは嬉しいよ。みんなクソだと思われたままだと悲しいから

大介(座敷わらし)

そうだよね〜あの3人も気付いて欲しいんだけどな〜…ま、無理もないけど

涼太

大介は知ってるの？あの3人の過去

大介(座敷わらし)

もちろん！…でも俺からは教えたくないな…あんなの語るだけで胸糞悪いし…辰哉に聞いて！

涼太

照も辰哉に聞けって言ってた

大介(座敷わらし)

辰哉が1番よく知ってるからね〜

涼太

先に康二の過去を聞いてから辰哉に聞きに行こうかな

大介(座敷わらし)

うん！それでいいんじゃない？康二には話しとくから上手く2人きりになって話聞いてね〜

涼太

うん、ありがとう

続く

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