suti
ilm
そんな嫌な共通点で
俺らは簡単に信じあってきた
ilm
suti
君の手を握った時
微かな震えも既になくなっていて
ilm
suti
ilm
誰にも縛られないで
二人線路の上を歩いた
MOB
MOB
ilm
ilm
MOB
ilm
MOB
MOB
ilm
suti
金を盗んで
ilm
suti
二人で逃げて
どこに行けるような気がしたんだ
今更怖いものは
俺らにはなかったんだ
suti
ilm
額の汗も
ilm
suti
ilm
suti
落ちたメガネも
suti
あぶれ者の小さな逃避行の旅だ
ilm
ilm
ilm
suti
suti
suti
suti
suti
suti
ilm
suti
ilm
*ミーンミンミンミン*
ilm
suti
あてもなく彷徨う蝉の群れに
ilm
suti
ilm
suti
水も無くなり揺れ出す視界に
警察
警察
迫り狂う鬼達の怒号に
ilm
suti
バカみたいにはしゃぎあって
警察
ilm
suti
ilm
suti
ふと君はナイフを手に持った
suti
suti
suti
suti
suti
suti
*ザシュッッ!!*
そして君(すち)は首を切った
すちの首からは血飛沫が飛び、 その血飛沫を浴びる俺。
返り血が頭や顔、手や胴体。 色々なところに着いた。 君の紅血が_。
まるで何かの映画のワンシーンだ
ilm
何が起きたのか分からず、 ただ絶望に染まる。 ただ、君の血だけが見えて、 泣き崩れる。 立っていられなくて座り込んでしまう。
白昼夢を見ている気がした
ilm
ilm
ただ自然と涙が溢れる。 君の手を強く握り、只々君の名前を呼び続ける。
*ミーンミンミンミン*
警察
周りの蝉の群れの声も雑音も、 大人の怒号も全て聞こえない。 ぼんやりと涙で滲んだ君の体だけが映る。
ilm
警察
ilm
気づけば俺は捕まっていて
警察官の人が何か言っているが、 何も聞こえないし、なんて言っているのかも分からない。
ilm
周りをただ見渡す。 でも___
君がどこにも見つからなくって
ilm
君だけがどこにもいなくって__
ilm
警察
警察
俺は泣いてしまいう。 すると、警察官の人は段々と話さなくなって、ただ俺を見つめていただけだった。
ilm
ただぼーっ、と一点を見つめる。
そして時は過ぎってた
8月の太陽は、 ギラギラと俺を照りつける。 影にいても、とても暑い。
ただ暑い暑い日が過ぎてった
ilm
suti母
家族も
クラスメイト
クラスメイト
ilm
クラスの奴らもいるのに
ilm
なぜか君だけはどこにもいない
あの夏の日を思い出す
suti
ふと、すちの歌声が脳内に響く。
それにつられるかのように 歌い始める。
ilm
俺は今も今もで歌ってる
ilm
君にずっと探しているんだ
suti
ilm
君に言いたいことがあるんだ
ilm
九月の終わりにくしゃみして
ilm
六月の匂いを繰り返す
suti
君の笑顔は
suti
君の無邪気さは
ilm
頭の中を飽和している
ilm
ilm
ilm
君は何も悪くないよ__
「もういいよ」
「投げ出してしまおう」
ilm
ilm
ilm
誰も居ないはずなのに、 彼が死んだ場所の影は揺らいだように思えた。
まるで彼が居るようで、 俺の返事に答えてくれてるようだった。
君の笑顔、無邪気さ、優しさ どれも、どんなこと、全部含めて
俺は___
ilm
すちの返答は、「俺も」 とも言えるように、影が揺らいだ。
ilm
ilm
立ち去る彼を見つめる。 彼には見えていない。俺の姿。
そして、君が言っていた問いに 俺は____
suti
透明になってしまった 体を微笑みながら見つめる。
もし、彼の目に映り、 俺も好きだと伝えれたら………。
だけどそれはもう遅い。 もう伝えれないのだから。 幽霊になった俺は───。
それでも、それでも。
ilm
suti
コメント
2件
😇 んわぁぁぁあ ちんじゃった ぁ 藐 彡 と 翆 彡 の 『 愛してる 』 が 同時ってのが いい ッッ 🥲