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とある夏の日

唯斗

俺━━━

流れる風の感触

君と過ごすこの短い時間は

とても優越感に浸った

唯斗

りんのこと、

唯斗

いや

唯斗

りんかのこと。

りんか

ッ…うん

揺れる髪と共に

揺れる心臓

唯斗

好きです。

唯斗

俺と、付き合ってください

りんか

っ…!!!

りんか

私も…、唯斗のこと

りんか

すっ……

ドンッ

唯斗

あ‪”‬ッ…、、?

突然、胸の方から

強い感覚が漂った

唯斗

な…え‪”‬……、?

唯斗

カハ…

りんか

━━━━━━!?

君の声が、少しずつ遠くなってゆく

あー、これ、死んだ。

フヒ…、

薄いオレンジ色の空が

自分の目に写る

なんで、俺生きてるんだ…?

死んだはず…じゃ

おばあさん

まろ…ごめんねぇ、

おばあさん

ごめんっごめんね…

おばあさん

いい人を探してね…

タッタッタッ━━━━━━━

何だ、あのおばあさん。

俺を見つめて、ごめん…って

まさか…だけど……

にゃ……

猫…

猫になってる!?!?!?

ふにゃ…ふにゃぁ!?

こ、これ、どうすんだ

猫に転生ってアニメでしか見たことないし…

どうしよ…

自分より大きい物が、俺の前を通った

邪魔だな…どけっ!

ふにゃッッ!!

いって…!

チッ…バレたらどうすんだよ
このクソ猫が

なんだ、あのおっさん

俺を蹴り飛ばしてからの暴言かよ

いや

そんな事どうでもいい

まずは食料を見つけないと、

腹が減って死んでしまう………

暗くなった空は

月が映り自分を照らす

眩しい…

にゃ…………ぁ…

腹、減った…

喉も乾いた…

声が出ない…

誰か…

━━━━━━ww

話し声…

人、、?

りんか

ん?

りんか

ねーね、ゆず!

ゆず

ん?

りんか

めっっちゃ可愛い猫いる!

ゆず

ほんとだ。

ふにゃ!?

りん…!?

りん…!お願い、気づいてくれ

りんか

でも…ちょっと
しんどそうだね

ゆず

もしかしたら、
お腹すいてるのかもね

りんか

あー…

助け…………

りんか

私の家で、
今日は泊まらそっか!

え?

強い風が、自分の髪と君の髪を揺らす

おいおい、ちょっと待てよ。

急すぎないか?

すると君は、自分を担いだ

りんか

一緒に、お家にいこーね!

ふにゃ…

唯斗

琴良 唯斗(ことら ゆいと)

りんか

筆島 りんか(ふでしま りんか)

今後とも、よろしくお願いします✨️

唯斗

お願いしますっ!

りんか

しまーす✨️✨️

転生したら猫でした。

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