森名 永姫
お客はん わてには金キラんべべを置いてへんんや
(お客さんうちには金キラの着物を置いてないんです)
(お客さんうちには金キラの着物を置いてないんです)
うちは説得を試みる (私は説得を試みる)
お客さん
ほんとにいいん?
(本当にいいの?)
(本当にいいの?)
森名 永姫
え?
うちはびっくりする (私はびっくりする)
お客さん
真理亞ちゃんが死んや事件について
(真理亞ちゃんが死んだ事件について)
(真理亞ちゃんが死んだ事件について)
お客さん
知りたくへんんかい?
(知りたくないのかい?)
(知りたくないのかい?)
森名 永姫
、、、、、、
森名 永姫
あんさん、なかてんどすか?
(あなた、なにもんですか?)
(あなた、なにもんですか?)
思わず聞く
お客さん
さあ。たやん死人どすえ
(さあ。ただの死人だよ)
(さあ。ただの死人だよ)
とお客はんは笑う
森名 永姫
ほなそん金んべべを渡せば話しいやくれへんのどすね。
(では、その金の着物を渡せば話してくれるのですね。)
(では、その金の着物を渡せば話してくれるのですね。)
お客さん
ああ、
森名 永姫
ほな仕ぶちこむさかい
(では仕入れるので)
(では仕入れるので)
森名 永姫
2週間ほどどしたらまたおこしやす。
(2週間ほどしたらまた来てください。)
(2週間ほどしたらまた来てください。)
お客さん
分かったんや、料金は仕入れ額ん2倍出しますよ
(分かりました、料金は仕入れ額の2倍出しますよ)
(分かりました、料金は仕入れ額の2倍出しますよ)
森名 永姫
2倍ッ!?
森名 永姫
素晴らしいべべ買おんで待ってておくれやす!!!
(素晴らしい着物買うから待ってて下さい!!!)
(素晴らしい着物買うから待ってて下さい!!!)
お客さん
じゃあ!
壱菜
よく引き受けたんやねあないなわやぶり
(よく引き受けましたねあんな無茶ぶり)
(よく引き受けましたねあんな無茶ぶり)
森名 永姫
うちやて大金には目が眩むもんや
(私だって大金には目が眩むもんだ)
(私だって大金には目が眩むもんだ)
2人は笑った






