眠い 、寝たい 。
1人で睡魔と闘う 。
鼓膜に響く先生の声が 煩わしいと感じてしまう 。
けれど今は其れすらも オルゴールの1部 。
今日は夏野くんも時雨さんも 午後から出勤らしい 。
お姉ちゃんが昨晩からほざいていた 。
私の仲間が少なくて 、 授業の終わりが苦しい 。
余計に視線が氷のように感じる 。
嫌で憂鬱な1日 。
もう寝てしまおうか 。
そうすれば何も気に成らない 。
夢の中で皆と 逢えたら幸せだろうな ぁ 。
そう思って目を閉じる 。
小 夜
あれ 、私取れだけ寝た ?
重たい瞼をゆっくりと開ける 。
そうすると寝る前と何もかも 変わっていなくて安堵する 。
寝たのは15分弱 。
黒板の文字の量を見て 唯長々と話していた事が解る 。
私は其の黒板の文字を 厳選してノートに書き写す 。
途轍もない情報量 。
また眠くなりそうだ っ た 。
時間は変わらず進み 、 お昼の時間 。
1番此処の人権が無くなる 。
お姉ちゃんの所にでも 行こうかと考えるけど 、
お姉ちゃんよりお友達に 迷惑がかかる気がして行けない 。
其れでも此処に 居る訳にもいかない 。
教室からは離れ 、 逃げてしまいたかった 。
何時もだったら 愉しい時間の筈なのにな 、
何処にも私が居ていい場所 なんて無い 。
そう独り思い唯歩く 。
陽射しが私を 見下しているようで
少し苛立ちを覚える 、
なんて理不尽な 思考を持 っ ていた 。
購買へ駆ける者
違うクラスの友達を誘う者
自動販売機へと歩く者
トイレへと急ぐ者
小 夜
其の中で1人 、 私の目を惹いた 。
コメント
2件
はい夏野くんタイミング完璧です優勝(( オルゴールの1部って表現綺麗すぎた、わかりみが深い🤧 休み時間は一軍陽キャが何でか席占領するよねぇ、🙃