小 夜
夏 野
独りが辛かった なんて言えないけど 、
泣きそうになった なんてもっと言えない 。
小 夜
夏 野
其の整った顔は 安堵を浮かべていた 。
でも疑問に思う 。
小 夜
近くにコンビニなんて 幾らでもあった筈だ 。
夏 野
夏 野
なんて言うのだろう
切ない時じゃなく 、此時に 心臓を掴まれたような感覚を 。
今凄く知りたいと思う 。
小 夜
夏 野
私が何ていうか解るのに 問うのは狡いなぁ 、笑
小 夜
君と食べる御飯が 美味しい事を私は知ってる 。
冷たい視線が今も じりじり感じていても
私は君と居たいって願ってた 。
小 夜
空いていた美術室 。
微かに絵の具の香りがする 。
夏 野
手を合わせ 、 何時もの挨拶で食べ始める 。
もうゆっくり 食べる時間は無いけれど
独りで食べるより ずっと美味しい 。
横目で夏野くんを見る 。
御弁当を見詰め 、 中身の物を咀嚼している 。
夏 野
顔を上げて私に問う 。
唯無意識で綺麗な物を 見ていたのに 、
私は今気付く 。
小 夜
学校が嫌な理由でも話そうか と思ったけれど
もうどうだって良くなる 。
私の深く奥底へ仕舞っておく 。
小 夜
コメント
6件
遅れましたごめんなさいい🙇🏻♀️ 夏野くんに一緒にご飯食べようって言われて断る子なんか居ないと思う(( 2人きりのご飯とか飛び切り美味しいよねぇ🫶🏻 最後に小夜ちゃんが「本当に何でも無いの」って敢えて言うのがなんか好き(? ♡押しまくって完結まで見届けるっ✊🏻
うう好きすぎて苦しい(( ? もう待機してた甲斐以上の尊さがあるよね() 夏野君イケメンだし小夜ちゃん乙女すぎてどうしよ、、🫠 これからも♡押しまくるぞー!✊🏻
♡沢山押してくれてる ... う"れ"し"い"(( 完結迄に5万いけばいいかなとか思ってたんだけど皆押してくれすぎてにこにこです、 毎度有難う御座います 💗