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不良くんに恋した私。

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不良くんに恋した私。

3 - 不良くんに恋した私。

♥

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2020年12月29日

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〇〇

ただいま〜

お母さん

あら、おかえり。

〇〇

お風呂入ってくる。

お母さん

分かったわ。

私はお風呂の中でずっと発狂をしていた。

だって、あの永瀬くんと話せたんだよ?

すごくない?私

なんだか、すごくドヤ顔をしたい気分だった。

〇〇

私ってやれば出来るじゃん!笑

いつもは人見知りで、なかなか言い出せないこともあるけど、永瀬くんに話しかけれたおかげで少し自信がついた気がした。

次の日

〇〇

(あ、永瀬くんいた…)

今日も1番後ろの席の隅っこで窓の外を見ていた。

〇〇

(挨拶してみよっかな…)

〇〇

お…おはよ!

私は精一杯の声を出した。

………

〇〇

(あ…あれ?聞こえてなかったのかな?)

私はもう一度大きな声で話しかけた。

〇〇

お…おお……おはよう!!!

朝からうるせぇな……

〇〇

!!!

永瀬くんが言葉を返してくれた。

なんだよ……

〇〇

おはよ!…昨日はごめんね。

バカっ!!

永瀬くんに口を抑えられた。

あのことは絶対に言うなって言ったよな?

〇〇

!?………ご…ごめんなさい…

別に…いいけど

先生

はいはーい。座れよ。今からスキー林間の班決めしていくからな。

〇〇

そういえば、スキー林間あるのすっかり忘れてたな……

先生

スキーを滑る班だから……まぁ、4人から6人ぐらいで決めてくれたらいいかな。

男子

先生〜絶対に4人からじゃないとダメなんですか?

先生

まぁ、3人からでもいいけど?どうして?

男子

いやぁ〜男子全員の人数合わせたら、1人余っちゃうなって思って…

男子

特に永瀬とかな笑笑

はぁ?……

男子

ヒィッ……ご…ごご…ごめんなさい

先生

人の事悪く言うなよ。てか、男子だけで組まなくても女子と一緒でもいいからな。

私は男子に永瀬くんのことをまだ怖いと思われてると思い、永瀬くんのことについて話に行った。

〇〇

ねぇ…ちょっといい?

男子

なんだよ……。

〇〇

その……あんまり永瀬くんのこと悪く言うのはやめてね?

男子

はぁ?あいつあんな外見だし、言葉もきついし目つきも悪いし……あんなのに味方すんの?

〇〇

永瀬くんは悪い人じゃないよ!!!

私の声が教室に大きく響き、みんなが私の方に向いた。

〇〇

あ………えっと…

しずく

ちょっ………あ、ごめんね。〇〇最近頭おかしくってさ(^_^;)…ァハハハ…ハハ…ハ…

〇〇

なんでしずくまでそんなこと言うの?

しずく

へ?

〇〇

だから、永瀬くんは………

俺がなんだ?

男子

わぁ………出た

チッ………お前な……

その瞬間、永瀬くんは私を引き寄せて屋上に連れ出した。

女子

うわぁ……〇〇ちゃんがピンチ…

女子

永瀬くんに連れていかれたよ?

女子

え……大丈夫なのかな?

生徒たちが口々に〇〇の心配をしていた。

屋上

〇〇

ちょっ……永瀬くん!…痛い

俺の言ったことが守れないのか?

〇〇

だって……永瀬くんもなんで自分は不良なんかじゃない!優しい男だぞって言わないの?

ちょっ……待って………クククッ

〇〇

え……永瀬くんが笑った!!!

優しい男だぞとは自分で言わねぇだろ。

〇〇

でも、このままじゃ……

自分のことは自分でするから……お前は何も心配しなくてもいい。別に怖いもんなんてないし

〇〇

ほんとに?

なんでお前がそんなに悲しそうな顔するんだよ。

〇〇

辛くなったら……言ってよ?

誰がお前なんかに言うか………

〇〇

相変わらず言葉がきつい!

私は永瀬くんのお腹目掛けて軽くどついた。

〇〇

あ!

なんだよ。いちいち声でけぇな。

〇〇

スキー林間の班一緒にならない?

はぁ?嫌に決まってるだろ!

〇〇

え〜……なんでよ…

ほら……その、お前には他のやつがいるだろ。

〇〇

しずくはいるけどさ、ほら。全然人数足りないし

いや、だからそういう問題じゃ……

〇〇

ダメ?……

…………っ 別にいいけど/////……(←〇〇にやられた。)

〇〇

やったぁ!早速しずくに言ってこよ!

なんなんだよ……あいつ。

続く

不良くんに恋した私。

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