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ゆず
美里は俺が告白し終わった瞬間息を引き取った。
本来、美里は1ヶ月半生きれたはずだったと美里の父親から教えてもらった。
けど、急に容態が急変したそうだ。
俺は、何も美里にしてやれなかったんじゃないかと考えた。
けど、美里は手紙を残してくれた。
手紙が俺にとってどれだけの励みになったか分からない。
美里には沢山救われたし、沢山の勇気をもらった。これからも美里を愛して生きていこうと誓った。
葬儀も終わったし、お墓にも無事美里は入った。
やっぱり寂しさはあるけど美里の人生に関われたこと自体が嬉しいなと、幸せだなと思えた。
美里には最高の1ヶ月をもらった。
もう二度と会えないけれどこの1ヶ月間は一番俺が美里の傍にいれた。
平気と言ったら嘘になるけど勇気をだしてこの先、生きていくからな。
この1ヶ月間俺、麻月理玖は誰よりも幸せだったと宣言できる。
理玖(りく)
暖かい風が吹いた。
まるで俺の体を優しく包みこんでくれるかのようだった。