Broooock
Broooock
スマイル
スマイル
いつもは笑わない彼も、安心させるかのように微笑んだ
Broooock
スマイル
スマイル
スマイル
Broooock
スマイル
扉がしまった
僕、ちゃんときんさんに伝えられるかなぁ
いまだけは、何も考えなくていいよね
眠気と抗うことも無く、目を閉じた
スマイルside
スマイル
人の話を聞いているとこっちまで悲しくなってしまうな
ただ、俺と同じような暮らしをしていた
もしかしたら、全員そうなのかもしれない
なにか、あったのかもしれない
そうしないと、こっちの"真っ黒"な世界には来ない
調べようとした手を止めた
今はそんな時間はない
なかむのためにも、早く、早く、
俺は、検索に、"『須田 香織』"と、文字を打った
まだ外はくらい
きんときside
みんながいなくなった頃だ
Nakamu
Nakamu
Nakamu
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
ぶるーくには嘘をついた
Nakamu
どうせ、全員俺らと同じだ
人間誰でも、嘘をつく
ぶるーくは俺の事、どう思ってるのかな
孤児院の出来事を思い出した
君はまだ真実を知らないよね
もしあのとき
まだシャークんと仲が良かった頃に
あの状況に
あの思いに
あの真実に
君がいて、君が気づいていたなら
少しでも、未来は変わったのかな
あいつの、大切なものを奪ってしまった
それは、大いなる罪だ
ぶるーくside
いつもは早起き出来ない自分も、今日は自然と起きていた
机の上の鏡を見れば目元は赤く腫れている
これじゃあ泣いたってバレる
何とか治そうと、頭をフル回転させる
唯一思いついたのが、ただ冷やすことだけだった
しかし、部屋には保冷剤がない
なので、キッチンにある冷蔵庫に向かって足を進めた
きんときside
耳元から、いつも聞こえる音がする
俺はそいつを止めて、体を起こす
いつもの時間に起きれたことにほっとしながら着替える
まだ、みんなにバレてないよね....?
視線を感じた時を思い出す
立ち位置的にスマイルだろう
あいつは意外と観察力に優れていた
まぁ、あの説明だったら不思議に思うのは当然だろう
あの出来事を
削除出来たら
忘れていれば
ここであってもなにもなかったのに
彼は覚えているのだろうか
いや、覚えていないだろう
きっと、俺が___なことに気づいていない
......いいなぁw
綺麗さっぱり忘れられて
俺は絶望したことも覚えているのに
でも、覚えていなくても謝らければいけない
彼に過去を思い出して貰いたいから
あの、真実を伝えたいから____
彼が思い出す前に、自分の口から言わないと
"シャークん"に自分から言おう
"過去"にケジメをつけるようだ
3枚目のシオンの花びらが散った
彼はなにか罪を犯しているようだ
1枚、シオンの花びらが散った
コメント
7件
これ最初は花びらが全部散るとタヒぬとかあるんじゃね?って思ったけどなんか過去を克服するな気がしてきたよ?
色別に花言葉がある……か…
シオン……花言葉…追憶か…いや…まさかな…………