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コーヒーを挽きながら朝ごはんの用意を進めていく。

もう起きてきているニョンにミルクを渡していく。

ニョン

…手伝います

リリエル

あら

リリエル

良い子ねニョン。ありがとう

ニョン

meow…

頭を撫でて欲しそうにしゃがんでくるのでついクスッと笑ってしまい頭を撫でる。

ニョンは少し顔を赤くしながら甘えてきてる。見た目は人間の成人男性だけど私から可愛い子供みたいなものだ。

ニョンに手伝ってもらいながら食事の準備も終わり、あとはランダルとセバスチャンだけだと思っていると

ランダル

リリー!

リリエル

ゔっ…

リリエル

…ダァ〜ルゥ〜…!

リリエル

急に突進してきたら驚くでしょう?

ランダル

ごめーん…

リリエル

怒っていないから良いわよ

リリエル

セバスチャンもおはよう。ゆっくり寝れたかしら?

セバスチャン

あ、ああ…はい

リリエル

(…血の巡りも綺麗そうね。ちゃんと寝れている証拠だわ)

ホッとして私は全員に食事を配っていく。

セバスチャンはビクッとしていたけど小声で

リリエル

人間が食べれる味付けにはしてるから。無理しないで食べてちょうだいね

セバスチャン

…あ、ありがとう

そう伝えると口に運び始めてくれた。

朝食も終えて私はリビングにいる皆に向けて

リリエル

じゃあ私は帰るわね

ランダル

えっ!も、もうかい?

リリエル

ええ

リリエル

そろそろ仕事もしておかないといけなくて…ごめんなさいね

ランダルの頭を撫でて私は玄関へ向かう。セバスチャンをチラッと見て

リリエル

(本当は彼だって帰りたいわよね)

そう思ってしまうけど私は助ける事もせず

森へと向かって行った。

リリエル

…えー…っと

リリエル

これは魔女の谷にでしょ…これは夢魔に…

一つ一つのガラス瓶に可愛くラッピングしながら包装していく。

私はこの森の管理を自然としているけどメインの仕事とすれば魔法薬の生成だ。

売る種族は限られているけど本当に時折…人間がこの森で私の家にたどり着く時がある。

それは「私のような魔女に願いたいほど強い気持ちがある」人間だ。

リリエル

(本来なら私の家にたどり着く事も出来ないからね…)

コンコン

影男

…いるか

リリエル

あら

リリエル

影男じゃない

影男

女王に送る薬草をくれ

リリエル

もう出来ているわ。そこの棚にあるから取っていいわよ

この影男は基本は夜にしか過ごせない種族だ。でも、この森は仄暗く、魔女である私が管理してるのもあって昼間でもまだ歩けるのかこうしてお客として来る。

影男に一人一人名前はない。あくまで女王っていう一つの大きな影は意識があるからそれに従う闇だけだ。

影男は影を使って棚にあるポーションを数個取り陰に取り込んでいく。

リリエル

あっ、そうだ

リリエル

これ女王さんに渡してみて?新しい新薬なんだけど貴方達の体質にきっと合うわ

影男

…女王に確認する

影男

影男

女王がお前のことをお気に召している。頂こう

リリエル

気に入ったらまた作るから教えなさい

そう伝えると影男は森を少し歩いた後影に溶け込んで消えた。

私はそれを見送った後、絡繰人形達に魔法薬の転送をして行ってもらった。

リリエル

〜♬

リリエル

(…そう言えば手紙が来ていたわね)

手紙を浮かせながら私は泡風呂に入って手紙を読む。

そこには魔女集会のお知らせ

リリエル

を、私は炎をで燃やした。

リリエル

面倒よねぇ…どうせ直接あったら嫌味を受けるだけだもの

浴室から出てネグリジェでワインを飲んでいると電話が鳴る。

リリエル

はい、どなー

ランダル

あ、リリー?

リリエル

ダル?どうしたの?

ランダル

実はセバスチャンと遊んでたらセバスチャンが吐いちゃって…!ど、どうしたらいい?

セバスチャンと聞いて私は眉間に皺が寄ってしまう。

人間は脆い。それは私がよく知ってる。

リリエル

…家に向かうわ。私の部屋に入れるようにするわね

電話を切って私はカーディガンを羽織り一つのドアにシールを貼る

そして魔法をかけて私はアイボリー家へと一方通行の道を作り上げ移動するのだった

【Ranfren】アイボリー家と森の魔女

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