愛してる

愛してる ｰ愛してる

桃赤

微橙赤

赤元嫌われ

赤と仲直りをして3ヶ月

愛して欲しい

誰か愛してるって言って

そんな事が殴り書きされた メモを見つけてから

最近はルーティンで

メンバーが赤の家に泊まり

愛してる

を伝えてる

1度の泊まりで

他のメンバーは何回も伝えてるのに

元彼

という立場から

俺は未だ１度も伝えられていない

3回目のルーティン

今日は俺の番で

今度こそ言うと思い乍

合鍵で家に入る

廊下を通りリビングに行くと

多分2人でゲームしてた様子

いつの間にこんな仲良くなったのか

息ぴったりな赤と橙

少しの嫉妬を感じ乍

帰りたがらない橙を説得し

家に返す

どれだけ懐いていたのか

一気に無口になる赤

此奴寝るしか言わねぇじゃん

数十分後

ソファで丸くなり

寝息を立てる赤

本当に寝たし…笑

寝ている為拒否られないのをいい事に

赤の隣に座り頭を撫でる

寝てる時なら言えるのにな

情けなさを実感させられる

急に起き話し掛けられた為

心臓が飛び出そうになる

小さくそう呟く赤は

頬も耳も真っ赤になっている

それはきっと俺も同じ

息をついてもう一度云う

30秒程沈黙が続き

その後

静かな泣き声が聞こえる

安堵したように表情を緩ませ

涙を拭う赤

2分後､落ち着いた赤と

少し話す

冗談交えてこんな事言う俺は

相当なヘタレだ

また顔を赤らめ乍

俺の胸を叩いてくる

愛してる ｰ愛してる

序盤は上手く書けるのに

オチ上手くいかないの俺だけですか