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続きは何処ですか!?!?!
好きです
最高(*`ω´)b
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
⚠︎注意⚠ ・irisのDom/Subユニバースです ・白水、青桃、赤黒 ・攻め→白、青、赤 受け→水、桃、黒 ・BL ・詳しい設定は「Dom/Subユニバース 設定と説明」をご覧ください ・通報はしないでください!
主のななみ
主のななみ
教室に忘れ物をして取りに戻ってきたら
一番会いたくて、一番会いたくない人に会った
hotoke
初兎
そうだ、見つかったんだから帰らないと
初兎
だめだ、帰らなきゃ
話しちゃだめだ
止まっちゃだめだ
今この人といたらだめだ
また傷付ける
帰らなきゃ、動かなきゃ
…なんで?
なんでこの人に会っちゃダメなんだ?
誰だって権利くらいあるんじゃないか?
だめだ
この人は優しすぎるから
俺じゃだめだ
だめなんだ
早く、早く帰らなきゃ
初兎
___取り返しがつかなくなる前に
初兎
…あーあ、ダメだって言ったのに
hotoke
初兎
hotoke
初兎
hotoke
うすうすわかってはいたけど、改めて聞くとやはり重みが違う
初兎
初兎
彼の真剣な瞳の中が少し揺れる
辛いんだろうな
僕だってLevel5だし悩んでることもいっぱいある
でもそれとは重みの違う「何か」が
彼には乗っかっている気がする
__助けてあげたい
少しでも彼に寄り添いたい
きっと叶わない恋だけど
それでも
hotoke
___これくらいは許されたっていいはず
初兎
儚げに細まった彼の目に薄く夕焼けの逆光が落ちた
絶対言わないって決めてたのに
自分が楽になるために好きな人を使うなんて最低だ
言ってしまったらこれまでの思いは全部
どうして俺はこうやってしか生きられないのだろう
___ああ、崩れていく
初兎
声が震える
息が苦しい
自分から話しはじめたくせになんでこんな
吐き気がする
初兎
また息が詰まる
ああ、やっぱりダメなんだ
hotoke
hotoke
初兎
hotoke
hotoke
hotoke
初兎
hotoke
ああ、なんで彼はこんな時にも優しい言葉をかけられるのだろう
俺とはまるで違う、何もかもが
初兎
初兎
hotoke
初兎
初兎
hotoke
hotoke
hotoke
初兎
初兎
hotoke
初兎
初兎
初兎
hotoke
hotoke
初兎
hotoke
初兎
初兎
初兎
初兎
hotoke
初兎
初兎
hotoke
hotoke
初兎
初兎
…俺だってお前の一部やで
勝手にちゃうやつにせんといて
あと否定しとるんやなくて思ったことを言っとるだけ
初兎
初兎
hotoke
hotoke
初兎
…やっぱダメなやつやな、
俺って
初兎
hotoke
初兎
初兎
hotoke
初兎
違くない
ほんまはわかっとるくせに
…俺は
お前の一部や
初兎
初兎
hotoke
初兎
hotoke
hotoke
彼の水色の瞳が俺を捉える
初兎
あいつの声が頭から消える
その途端に肩の力が抜け、俺はそのまま床に座り込んだ
初兎
hotoke
初兎
hotoke
hotoke
初兎
hotoke
hotoke
____のせいや
初兎
hotoke
hotoke
hotoke
hotoke
初兎
あいつが一体俺のなんなのか
それはまだわからないけど
でも今はそんなことはいい
あいつがいない今なら__
初兎
初兎ちゃんの話は僕が想像していたものよりずっと重かった
本気で辛そうだったし、苦しそうだった
解離性同一性障害の人は自分を客観視してしまう傾向にあると聞いたことがある
嫌なことがあるとそれを自分とは関係ないことだと自分に思い込ませる
そしてそれを何回も繰り返すうちに
もう一人の自分ができてしまうらしい
初兎
hotoke
hotoke
彼の目を見てそう言うと、緊張した表情がいくらか安堵に変わる
初兎
初兎
hotoke
初兎
僕が得意げにそう言うと、彼は少し笑ってそう言った
hotoke
hotoke
初兎
初兎
hotoke
初兎
初兎
初兎
初兎
初兎
初兎
初兎
初兎
初兎
初兎
初兎
初兎
初兎
hotoke
Sub dropに陥ったSubがそのまま死ぬという事件は少なくない
でも…
初兎
初兎
初兎
初兎
強く握り締められた拳にさらに力を入れて彼は続ける
初兎
初兎
初兎
彼の目に雫が溜まる
彼はそれを乱暴に拭って僕の方を見た
初兎
初兎
初兎
初兎
初兎
初兎
初兎
初兎
そう言って自重気味に微笑む
初兎
初兎
初兎
初兎
hotoke
hotoke
hotoke
初兎
一筋、また一筋
水滴が彼の頬をつたう
初兎
hotoke
彼の頬を指でそっと拭う
hotoke
hotoke
hotoke
hotoke
hotoke
hotoke
hotoke
初兎
hotoke
hotoke
hotoke
初兎
hotoke
初兎
hotoke
hotoke
初兎
hotoke
彼を抱きしめたままそう言ってそっと彼の頭を撫でた
その瞬間だった
hotoke
hotoke
何が怒ったのかわからない
けどとにかく身体中が辛くて、苦しくて
僕はその場にへたりこんだ
hotoke
hotoke
薄れていく世界の中で見えたのは
歪んでいく天井と確かに血走った彼の目から出された
Glareだった
主のななみ
主のななみ
主のななみ
9/25 23:10
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ