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こちらは、きゅうくらりんの二次創作小説です。
原曲 きゅうくらりん 作詞作曲編曲 いよわ様
7/2 (土)
昨日もずぅっと、時計を見ながら、声をあげて泣いた。
自分
と。ずっと叫んでいた。近所迷惑かな。
時計の音がよく聞こえる。
自分
うちの家の窓と、隣の家の窓越しに見える彼の横顔は、 いつものようにしらけた顔をしていた。
自分
そんなことをいつものように考える。
自分
なんて、そればかりに必死なんだって…思い知らされた。 でも、隠す気持ちは変わらなかった。
そんな植木鉢のように不安定で硬い心のそばに、大きく育ったナニかが。 彼と結ばれたはずの糸のような、つぼみのような。 何か分からない私にしか見えない物が_こんなにも愚かしい。
部活のために、仕方なく出かけた。
自分
自分
そのときの笑顔は希望に溢れた、柔らかな笑顔。
自分
小さな独り言。たくさんの空っぽが埋まらないこと。 もし、全部バレてたら?
自分
部活も今日は休もう。家に早く帰ろう。そう思った。
駄目だ。
自分
また泣いちゃう。ぶわっと何かがこみ上げてくる。 家でも取り繕えたらいいのに。
自分
自分
むりやり手で頬を引っ張る。
自分
泣かない。
自分
泣いちゃ駄目だよ、
自分
ああもう。まただ。
外で音が聞こえる。彼が帰ってきたのかな、 今日も。あなたの右隣。 「_苦しいよ。」 なんて言えないけど。
この不安定な気持ちを簡単に表すのならば、 私、きゅうくらりん。