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僕のために泣くのはやめてよ

僕のために泣くのはやめてよ

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僕のために泣くのはやめてよ

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2019年10月05日

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ある日僕は消えた。 大切な彼女を残して。 でも僕は知らなかった。 ここへ来ても彼女の姿が見れるなんて。

ある日僕は消えた。 最後に見たのは、病院から見える夜の空だった。 その日は楽しかった。 彼女と色々な場所へ行った。

僕(小田拓真)

あれ?

次に見たのは、白い世界だった。

僕(小田拓真)

ここはどこだろう。
見たことの無いものばかり。

僕は知らなかった。元気だったから。 歩く道はふわふわで柔らかかった。

神様

おはよう。やっと目が覚めた?

僕(小田拓真)

あの、ここはどこですか?
あなたは誰ですか?

神様

ふふふっ。焦る気持ちもわかるけど、少し落ち着いて。
私は神様だよ。信じられないかもしれないけど。
そしてここは・・・
天国だよ。

僕(小田拓真)

天国・・・

そう言うと神様は、近くの地面に穴を開けた。 僕はおそるおそる中を覗いてみた。 そこには、酸素マスクをつけて寝ている僕と、 泣いている家族と彼女の姿があった。

僕(小田拓真)

嘘・・・
僕、こんなに元気なのに。

神様

辛いかもしれないけど、これが本当だよ。
でも一つだけ教えてあげる。

神様

ここには病気とかない。
だから、現世での君みたいに病気で苦しむことも無い。
最高でしょ?

僕(小田拓真)

最高なんかじゃないです😡
もう一度家族の元に、彼女の元に帰りたいです。
僕のせいであんなに悲しい顔をさせたくないです。

神様

しょうが無いなぁ。
生き返らせることは出来ないけど、彼女さんに思いを送ることはできるよ。

僕(小田拓真)

どんな方法でもいいので教えてください!

神様

いいよ。
思いを送る方法。それは、
ここで手紙を書くんだ。彼女を思いながら。
できた手紙は自分で彼女の家に置いてくるといい。

僕の彼女へ。 僕のせいでそんな悲しい顔をさせてごめん。 僕は今、星になってこれを書いています。 だから、夜は星を眺めてください。 笑っている星があると思います。 それが僕です。 ずっと見てます。 だから一緒に笑ってください。 大好きです。

僕は思いを込めて彼女にこの手紙を送ったーーーー。

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