あなたは不登校ですか
あるいはそうではないですか?
1人ですか
あるいはそうではないですか?
私にはあなたがわからない
もし、あなたが不登校なら
見てほしい
あなた
始まった
最近の問いかけに変化はない
いつもと変わらず答えのない問いを自分に説いては
それを繰り返す
あなた
あなた
あなた
自分が嫌いだ
ひどく嫌いだ
今の自分と
過去の自分を重ねて
今の自分と
現在の周りを重ねて
いつも蔑まれる
自分自身に
あなた
自然独り言も増える
あなた
あなた
頭では分かっている
このままではダメだと
何か変えなければと
けれど行動できない
人間は都合のいいように言い訳を並べる
「今日は疲れたから」
「今日は雨だから」
それは、ただの外的要因
工夫をすれば出来るのにしない
怖い
あなた
明日とはなんだったんだ
初日から数えれば
私の明日はおそらく15日後ということなのか
明日は今日の12時を過ぎればやってくる
今日も違うのは何もない
明日の自分は今日の自分だ
時間が経てば成長するはずがない
なのに私は
明日の私に期待する
あなた
あなた
繰り返される日々
何も変わらない走馬灯のように
変わらない私が続く
きっかけはふと外に出た時
あなた
あなた
通りにポスターが貼ってあった
そこに書かれた特異な文字に目を奪われる
あなた
あなた
宗教勧誘か?
胡散臭くはあるけど
内容としては今の私にあっているかも
私は後日行くことにした
そこは地域の市民館のようなところだった
何人か同年代くらいの子がいて
正直来るのを後悔した
柏木
柏木
柏木
柏木
柏木
柏木
柏木
その人は想像していた人と違った
おそらく大学生であろう人で
男性でありながら、声色が優しくて、
明らかな好青年だった
柏木
柏木
柏木
柏木
柏木
柏木
柏木
柏木
柏木
柏木
柏木
柏木
スピーチが終わると、各所から拍手が聞こえた
その後、開催にあたって召集された人が、
参加者にマンツーマンで話し合う場が設けられた
私は運良くその人だった
柏木
あなた
あなた
柏木
その人は笑顔で優しく語りかけた
あなた
あなた
あなた
言うのがつっかえてしまった
今まで人と話さずに過ごしてきた反動だ
話すどころかまず面と向かって顔を合わせたのも久しぶりだ
柏木
柏木
その人は過去を懐かしむように私を見た
そして、話し始めた
柏木
柏木
柏木
柏木
柏木
柏木
柏木
柏木
話を聞いていくうちに肩の力が抜けた
今分かった
私は終始力んでいたのだ
あなた
あなた
あなた
あなた
あなた
私は怖かったがついに話せた
柏木
柏木
柏木
柏木
柏木
柏木
柏木
その人は澄んだ瞳で答えた
柏木
柏木
あなた
柏木
柏木
柏木
柏木
柏木
柏木
柏木
柏木
柏木
柏木
柏木
柏木
柏木
柏木
柏木
私は理解した
なぜこんなにも悩んでいるのかを
そして、変えた
今までの過ごした生き方を
あなた
とにかく、私は外に出た
そうすれば暇なんて起きないから
あなた
人生は暇つぶしの連続だ
いろんな大きな目標があって
それを成功させるために一生懸命努力して
それを繰り返して生きていく
そんな大義なことなんていらない
ただ
自分がしたいと思うことに誠実に
読んでくれてありがとうございました!
コメント
3件
励みになります!
コメントありがとうございます^ ^
すごい。