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青く

綺麗に澄んだ

サラサラの髪

tr

まひちゃん………?

てるとくんの

知り合い

僕も

どこかで会ったことがあるような

そんなわけないか

てるとくんが

涙をひとつぶ

ふたつぶ

rt

めるとくん、チョコたべよ

rt

マシュマロよりあっっまいの!

ml

うん!

ml

あのひと、だれ?

rt

てるとくんの

rt

大切な人、だと思う

ml

ほんとに?

ml

……

ml

泣いてる、てるとくん

"泣く"ということ

彼はまだ

悲しい涙しか知らないんだ

rt

ひとは

rt

嬉しい時にも

rt

泣くんだよ

ml

……そうなの?

僕は

あのふたりを

邪魔しちゃいけない気がして

めるとくんを連れて

少し離れた所で

見守ることにした

懐かしい顔に

過去が思い出される

まひちゃんが倒れた、

誰のせい?

自分のせい?

ふざけんな

まひちゃんがしんじゃうかもしれない

もう会えない?

病院の天井

まひちゃんも同じ景色見てるかな

傷が痛む

もう、

死にたい

退院した僕を

なにもしたくない、

できない僕を

ばぁうくんが抱えて

逃げた記憶がある

tr

母さんは捕まったんだって

僕は、

"逃げたくなかった"

tr

まひちゃんごめんっ

tr

おいてってごめんっ…

tr

ごめんなさいっ……

きっと

ぼろぼろな顔の僕に

彼は言う

mh

いきててよかった……

彼もまた

ぐちゃぐちゃな顔をしている

mh

ぼく、てるちゃんが

mh

刺されたって聞いた時っ

mh

絶対っ…ぼくのせいだって思って

tr

そんなことないよっ…

mh

そんなことあるでしょ…?

tr

……んーう

mh

ぼく、

mh

てるちゃんたちが

mh

逃げたって聞いて

mh

本当に安心したんだっ…

tr

……まひちゃんも

tr

元気そうでよかった

家には母さんが居なかった

僕ら3人だけだった

それなのに

僕が退院してすぐ逃げたのは

僕の精神状態を見て、かな

これは言わないでおく

でも

そんなすぐ逃げる必要はなかった

まひちゃんが退院するのも待てたはずだ

mh

……ぼく

mh

もう、退院できないかもしれないんだって

tr

……ぇ

mh

あのとき……

mh

免疫が下がりに下がってて

mh

風邪をひいたら

mh

それが悪化しちゃってさ

tr

どういうこと……?

mh

今日はたまたま

mh

すっごく調子が良くて

mh

お医者さんに無理言って

mh

お散歩してたんだ

tr

ねぇっどういうこと……!?

mh

なんだか今日なら

mh

てるちゃんに会える気がして

mh

ごめん、

mh

ぼく

mh

もうすぐしんじゃうかも

僕の口からは

なにも発されなかった

mh

でも

mh

最後にてるちゃんに会えてよかった

tr

……っ

mh

お友達もできたんだ

そういって彼は

寂しそうに

僕の"弟"の方を見る

違う

僕の弟は

まひちゃんだったはずなのに

tr

弟、なんだ

mh

へー!

mh

ばぁうくんたちは?

数日前のこと

言わなくていっか

tr

みんなげんき

tr

前と変わってないよ

mh

そっかあ……

僕たちが今まで会えなかったのは

お互いの居場所を知らなかったから

でも

今まひちゃんに居場所を伝えてしまえば

いずれ

刑務所からでてくる

母さんに僕たちの居場所がばれてしまう

そしたら……

あの

かわいいかわいい弟たちも

僕のように

mh

ぼく、あそこの病院にいるんだ

mh

また、みんなであそびにきてよ

tr

うん

まひちゃんは

僕の考えてること

分かっちゃうみたいだ

tr

僕たちね

tr

いっぱい家族がいるんだ

tr

お兄ちゃんも弟も

tr

……だから

tr

まひちゃんも家族になろうよ

mh

ふはっ

mh

もとからそのつもりだよ

tr

そっかあ……っ

空は暗くなりはじめている

tr

まだ、話してたいな

mh

早く帰らないと

mh

家族にしんぱいされちゃうよ?

tr

うーーん…

mh

ぼく、がんばるから

mh

絶対みんなのとこに"帰る"から!

tr

……待ってるね

mh

うん

mh

絶対まっててね

置いていってしまったから

今度は必ず

tr

うん、絶対

小指を絡めて

目を合わせると

彼はにこっと笑った

彼の手はなんだかあつくて

顔も、少し赤い気がする

tr

……またね

mh

……うん

そういって

お互い別の方向に歩き出す

振り返ると

彼の背中は

寂しそうに見えた

きっと

お互いがお互いのことを思って

別れた、

お互い別れたくなくて

もっとずっと一緒にいたくて

だって

もう二度と会えないかもしれないんだよ

そりゃ

別れたくないに決まってる

僕は"お兄ちゃん"

切り替えて

"新しい弟"の方に向かう

tr

おまたせ

ml

だいじょーぶ?

tr

うん

tr

だいじょーぶ

tr

ありがとるぅとくん

rt

いーえ!

rt

てるとくんもチョコたべよ!

tr

うん!たべる!!

さっきとは

別の世界にいる気がした

夢でも見てたかな

きっと、

また会える

だって

約束した

また会えるその日まで

幸せと思えるまで

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