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100日お話を書く(後編）

第25話 - 75日目　菊の芸者

2025年04月17日

#nmmn

#女体化

#ご本人様とは一切関係ありません

#irxs

リリエン・クローバー

リリエン

七十五日目！

お題：菊、風、嘘

リリエン

菊は日本でも有名な花ですね

リリエン

花言葉は「高貴」や「高尚」

リリエン

色ごとにも違う意味があります

リリエン

よく見る黄色は「わずかな愛情」や「長寿と幸福」

リリエン

白なら「誠実な心」「真実」だそうです

登場人物

桃

とある商家の跡取り。青とともにとある座敷に招待される。

黒♀

桃が行った先の座敷にいた芸者。水の先輩。

青

とある貴族の跡取り。桃とどもにとある座敷に招待される。

水♀

黒の後輩で、青のお気に入りの半玉。

リリエン

半玉とは、見習いのことですね

リリエン

今回は明治辺りが舞台です

リリエン

こちらはnmmn作品となります

リリエン

苦手な方は見ないことをお勧めします

リリエン

またご本人様達とは一切関係ございません

リリエン

それではどぞ！

時は明治、世は近代化の道をゆく

しかし江戸の名残もまだあるこの世

「菊の目の色」をしたある芸者

彼女の歌は強く儚く

彼女をこの地に留めていた

～とある夜～

桃

あ～・・付き合いとは

桃

夜は疲れるなぁ

青

あ、ないこた～ん！

桃

まろ・・まろも呼ばれてたの？

青

まぁ、あの家は

青

うちの家ともよく付き合っとるからな

桃

うちも、商売の常連さんだからね

青

にしても楽しみやな～♪

青

美味しいお酒と料理

青

それから芸事やろ？

桃

確か宴会のために

桃

結構な数呼んだんだっけ？

青

らしいなｗ

青

まぁ、気軽に楽しめばええんとちゃう？

桃

そうだね～

桃

海鮮とか出るかな～

青

はよいこ！

屋敷の主人

やぁやぁ、よくおいでくださいました！

桃

こちらこそ呼んでいただき

桃

まことにありがとうございます

屋敷の主人

いえいえ

屋敷の主人

ぜひ楽しんでいってください

青

聞いたところかなりの人数を呼ばれたそうな

屋敷の主人

えぇ、とある見世につてがありましてね

屋敷の主人

期待の立方から半玉まで

立方は舞踊を専門にする芸妓のことです

屋敷の主人

多くの方をお呼びいたしましたよ

屋敷の主人

特に、この国一の芸者をお呼びするのは

屋敷の主人

苦労いたしましたｗ

桃

この国一・・？

屋敷の主人

ご存知ありませんか？

屋敷の主人

なんでもかなりの歌声だとか

青

へ～・・楽しみです！

屋敷の主人

さ、こちらです

～会場～

桃

わ～・・美味しそう✨

青

結構広いな

屋敷の主人

ぜひ座ってください

桃

では、いただきます♪

青

早いなぁｗ

若者

つまりお二人はお知り合いなんですか

青

えぇ、まぁ

桃

ふふぁれへんってやつです

青

腐れ縁な？言えてへんで

桃

だってこれ美味しいんだもん

青

まあ気持ちはわかるけどなｗ

若者

お、そろそろお座敷の時間のようですよ

黒♀

・・・

水♀

・・・)))こくっ

黒♀

・・・～～♪

若者

おお・・実に見事ですね

青

あの子・・踊り上手いなぁ

若者

なんでも期待の半玉だとか

若者

秘蔵っ子って噂ですよ

桃

・・・

桃

（・・・強い、けど儚い）

桃

（こんな歌声・・初めて聞いた）

屋敷の主人

お気に召しましたかな？

桃

？！

屋敷の主人

あの方がこの国一の芸者

屋敷の主人

芸名は確か「悠佑」だったかと

桃

・・悠佑

青

芸者ってことは、かなりの腕前ってことやんな？

青

まだ若く見えるんやけど・・

屋敷の主人

あのように見えてもう十年やっておりますよ

桃

・・・綺麗

～演目終了後～

がやがや

青

ほんまええ席やったなぁ♪

桃

うん、結構いい座敷だったね！

黒♀

お褒めいただき光栄です

桃

？！

水♀

あ、お酌失礼します

青

あ、あぁ、ありがとうな

青

・・・

水♀

僕ほとけって言います！

水♀

で、こちらが僕の先輩の

黒♀

悠佑です

桃

あ、ないこです

黒♀

先ほどはお褒めいただきありがとうございました

桃

いえいえ・・こちらこそいい席を！

桃

（確かに若い見た目のわりに）

桃

（しっかりした受け答えだな・・）

黒♀

ふふ、見た目のわりに・・とお思いですか？ｗ

桃

あ、すみません

黒♀

いえ、よくあることですから

桃

歌上手ですね

桃

あそこまで上手いのは初めて聞きました！

黒♀

ありがとうございます♪

黒♀

ぜひまた機会があれば、聞いてくださいな♪

桃

えぇ

黒♀

ではうちはこれで

桃

はい！

桃

・・・いい人だなぁ

～数日後　夜～

桃

全く・・ついてきてって

青

だってしゃーないやん！

青

まろこういうとこ、初めて行くんやもん！

桃

そんなん俺もだから！

青

ほんまお願いお願いお願い

桃

はぁ・・

桃

まさか、まろが通うようになるとは・・

青

だってほとけ可愛いんやもん！

青

客と芸妓の恋はあんまりよくないけど

青

通うくらいええやん！

桃

（まぁまろって今まで）

桃

（女性に興味ないほうだったし）

桃

（いい変化だよなぁ）

桃

・・次は一人で頑張ってね

青

ありがとー！

～座敷～

水♀

・・・♪

青

やっぱええなぁ♪

桃

言ってること怖いよ

青

あ～・・ほとけは

青

俺が一番にする

桃

（流石に強すぎる・・）

桃

（友人として諫めるべきか・・）

青

～♪

桃

（まぁ、楽しそうだからいいか）

桃

（にしても・・ちょっと外に行こ）

桃

（人多くて疲れたや）

～廊下～

桃

ふぅ～

～♪

桃

（さっきの人の歌も悪くなかったけど）

桃

（また悠佑の歌・・聞いてみたいな）

黒♀

あれ？ないこ様？

桃

！

桃

あ、えっと・・

黒♀

お好きにお呼びくださいな♪

桃

あ、じゃあ・・悠佑さん

桃

今日はなぜここに？

黒♀

今日は助っ人ですよ

桃

なるほど・・

桃

悠佑さんは、ずっとこの地に？

黒♀

・・・えぇ

黒♀

元々西のほうにいたんですけど

黒♀

歌が歌いたくて、こちらに

桃

なるほど

桃

他の地には行きたくないんですか？

黒♀

・・・ここには思い出が沢山ありますから

桃

（？・・なんだろ？今の間）

黒♀

ないこ様は今日、おひとりですか？

桃

いえ・・この前の友人の付き添いで

黒♀

なるほど、そうでしたか♪

黒♀

・・・お暇ですか？

黒♀

もしよろしければ、一曲歌いましょうか？

桃

え？！いいんですか？！

黒♀

・・・えぇ、少し料金はいただきますが♪

桃

あっ、そうですよねｗ

桃

ではお願いします

黒♀

では・・～♪

桃

（やっぱ、いい声だな）

桃

（・・・この歌声があれば、どこにでも行けるのに）

桃

勿体ないな・・)))ぼそっ

～数か月後　見世の廊下～

桃

結局あれからよく連れていかれるし・・

桃

（ってか仲良くなったよな、まろたち）

桃

（あれもう思いあってるんじゃないの？）

桃

（あ～・・嫌だなぁ）

桃

（まぁ、たまに悠佑に会うから）

桃

（その日はいいんだけど・・）

桃

（あれから少しずつ仲良くなったし♪）

桃

（敬語もなく話せるようになれてよかった♪）

桃

（今日はいないのかな？）

「～！」

桃

ん？なんだろ？

～？？？の前～

桃

（確かここら辺から・・）

「だからお願いだよ・・」

「でも・・うちは・・」

桃

？・・悠佑の声？

～見世の主人の部屋～

黒♀

うちは・・遠くに行きたい

黒♀

だから・・

見世の主人

だけど、お前ほどの地方はいないんだ

地方とは、歌や楽器を芸の専門にしている芸妓です

見世の主人

お願いだから戻ってきておくれ

黒♀

・・そもそも年齢的にダメやないですか

黒♀

うちより若い子やって・・

見世の主人

せめてあの子たちに歌を教えてやるのは

見世の主人

続けてくれないかい？

黒♀

・・・

黒♀

（こっちに来たばっかりのうちの）

黒♀

（面倒を見てくれたのは、この人や）

黒♀

なら・・もう少し・・

見世の主人

！・・ありがとう！

桃

・・・それでよくここに来てたんだ

「じゃあうちはそろそろ・・」

桃

！

黒♀

・・・あ

桃

・・・

黒♀

・・・とりあえず違う場所行くか

桃

・・うん

黒♀

綺麗やろ？

黒♀

ここからは月がよく見えるんよ

桃

・・・

桃

嘘、だったんだね

黒♀

・・・やっぱり聞こえとるよな

桃

・・・ごめん

黒♀

ええよ、大声でしゃべってたからな

桃

・・・ねぇ、悠佑

黒♀

？

桃

遠くに、行きたい？

黒♀

・・そりゃあな

桃

じゃあ

黒♀

うちを手に入れよう、なんて思うなよ？

桃

！

黒♀

確かに、ないことおれば

黒♀

どこへでも、自由に行けるやろうな

桃

・・・

黒♀

でも、うちは芸者や

黒♀

ないこの悪いうわさが流れてもおかしくないで

桃

・・・じゃあ、どうするの？

黒♀

・・・さぁ

黒♀

どうしような

桃

・・・

黒♀

あぁ、風はええなぁ

黒♀

どこへでも、行ける

桃

・・・悠佑

黒♀

・・ごめんな、こんな話

黒♀

お詫びになんか歌うわ

桃

・・・

桃

悠佑はさ

桃

芸者じゃなかったら

桃

俺のとこに来てくれたの？

黒♀

・・・さぁ

黒♀

分からん

桃

・・・そっか

桃

（・・・高嶺の花）

黒♀

～～～♪

桃

（・・・よく似合うな）

～数年後～

桃

（・・悠佑、今頃何してるかな？）

「菊の色の目」をした芸者は

後輩となる子を育て上げ

一年前に、他国へと渡った

桃

・・・

桃

また聞けるかな

桃

（・・・そして、その時は）

桃

（好きって、言えるかな）

桃

（・・なんて）

)))スッ

黒♀

・・・ないこ？

桃

え？

桃

悠・・佑・・

黒♀

・・・久しぶりやな

桃

・・うん、久しぶり

黒♀

・・・一曲、どうや？

桃

・・・うん

桃

聞かせて

リリエン

おかえりなさいませー！

リリエン

なんか意味不明な終わり方！

リリエン

あの先が僕には書けませんでした！

リリエン

この後のことはご想像にお任せします！

リリエン

ここまで読んでくださりありがとうございました！

リリエン

また292タップお疲れさまでした！

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