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真夜中
川上まこと
ん"ん……
川上まこと
(…大分夜中に起きちまったな)
川上まこと
!!!
川上まこと
(おっさんがいない…!)
川上まこと
おっさん!!おっさん!!
ダッダッダッ
ダッダッダッ
川上まこと
ﾁｯ…ここにもいねぇ
川上まこと
どこいったんだよ……
〜〜
川上まこと
なんか音すんな……外か?
川上まこと
もしかしたらそこにおっさんが!
川上まこと
ﾊｧ…ﾊｧ…
ハナマル
……誰だ ｼﾞｬｷﾝ
川上まこと
おっさん!!
ハナマル
うおっ!?
ドサッ
ハナマル
ま、まこと!?
ハナマル
ちょ危ないから!!今俺刀持ってるから!!
川上まこと
よかった……
川上まこと
勝手に…いなくなんじゃねぇよ
ハナマル
………………
ハナマル
大丈夫だまことを置いて行ったりしねぇよﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
ハナマル
…悪かったな勝手に外に出て
ハナマル
とりあえず中に入ろうぜ冷えちまう
川上まこと
……ｺｸﾘ
ハナマル
あ"〜…何から話せばいいかな
川上まこと
…………
ハナマル
そうだ!!
ハナマル
まこと、俺に気になってること全部言ってみろ
川上まこと
え?あ……いいのか?
ハナマル
このハナマル様がなんでも答えてやるから!!
川上まこと
……なんで洋服じゃなくて燕尾服着てるんだ
ハナマル
……………
川上まこと
それにあの刀……今までここに住んでたような言動……素振りしてた理由をおしえろ
ハナマル
……はぁ〜
ハナマル
もう言うしかねぇよなぁ……
ハナマル
まことは悪魔執事って知ってるか?
川上まこと
あぁ……歴史の教科書に書いてあった
川上まこと
人類を襲う天使から守った人達だろ?
ハナマル
その悪魔執事ってのが俺だ
ハナマル
いや俺たちだったな
川上まこと
ぇ…
川上まこと
ハナマルが……悪魔執事?
川上まこと
なんでそんな昔の人が生きて……
ハナマル
悪魔執事は名前の通り悪魔と契約してる
ハナマル
契約したら不老になるんだ
川上まこと
そんな効果が……
川上まこと
じゃあその錆びた刀も…
ハナマル
あぁ天使を狩るために使ってた刀だ
川上まこと
じゃあ……本物?
ハナマル
俺みたいなのが執事でびっくりするだろ
川上まこと
…………
ハナマル
まこと
川上まこと
ん?
ハナマル
その教科書にはなんて書いてあった?
川上まこと
……｢××年天使が突然悪魔執事の館を襲撃 悪魔執事を従える主や悪魔執事たちが天使によってたくさん亡くなったがその年天使を全て討伐できた｣
川上まこと
これは…俺の独学だけど…
川上まこと
グロバナー家の資料が全て引き裂かれて…生き残った執事も分からなくなったって……
ハナマル
いつの時代も結構正確に書かれてるんだな書物って
ハナマル
大体はその通りだ
ハナマル
この館に天使たちが襲ってきて
ハナマル
俺だけが生き残っちまった
川上まこと
…………
ハナマル
もうとっくに…護るべき人なんていねぇのにな
ハナマル
主様を護れなかった……結局は口先だけの大人なんだよ俺は
川上まこと
そんなこと……
ハナマル
悪いなこんな辛気臭ぇ話しちまって
ハナマル
こんなの俺らしくねぇよな〜
川上まこと
おっさん!!
ハナマル
……なんだ?
川上まこと
おっさんは……口先だけの大人なんかじゃねぇ
川上まこと
俺は…口先だけの妄想だらけの…大人を見てきた
川上まこと
そんなやつらとおっさんを一緒にすんな!!
川上まこと
実際に見ず知らずの俺をかくまってくれただろう!!アンタは!!
川上まこと
おっさん自身が自分を認められないなら…俺がおっさんを認める
川上まこと
だから俺の前でそんなこと言うな
ハナマル
………そうだな
ハナマル
ありがとなまこと
川上まこと
……(まただ)
川上まこと
(俺の言葉は……おっさんに届いてない)
ハナマル
付き合ってくれてありがとな
川上まこと
……あぁ
川上まこと
(おっさん……アンタまさか)
人への頼り方を知らないのか?
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コメント
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待って待って待って待って待って待って待って待って待って待って待って待って待って待って待って待って ｽｩｰ⤴人に頼れないハナマルがぁあああああああああああああああああうわあああああああああああああああああああああああああああああああああああ よしよしいったん落ち着こううん落ち着こう落ち着こう うんうん落ち着こう落ち着こう
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