成績優秀
テストは100点
周りからは天才だと褒められる
高松愛優
今日のテストも100点…
高松愛優 中学3年生
私はみんなから頭がいいと言われる
その理由は
カンニングをしてるから
高松愛優
(私の親は酷い)
回想
お母さん
ちょっとあんた!
お父さん
何だ、この点数は!!
バチン!
高松愛優
だからっていつも叩かな…
ドカッ!
お父さん
口答えするな!
お父さん
お前は馬鹿なんだから
お父さん
教えてやってんだよ!
高松愛優
(そんなの嘘だ)
高松愛優
自分の感情に任せて
高松愛優
娘を叩かないで!
反論すると
お父さん
ああ!?
お父さん
親に向かって偉そうに!
お父さん
能無しのくせに一丁前に反論してんじゃねーよ!
バチン!
お母さん
ああ…こんな馬鹿に育てた覚えは無いわ…!
お父さん
全くだ!
ドカッ
高松愛優
(何でだろう)
お母さんは泣き崩れ
お父さんは私を叩き、蹴る
バン!
お父さん
出て行け!朝まで家に入るな!
高松愛優
(今日も追い出された)
高松愛優
(まあ、家に居て暴力を振られるよりはマシだ)
テストがあるたびこんな感じ
ウチの親は満点以外認めてくれない
満点を取っても
良いことは無い
でも
満点を取らなきゃ
酷い目に遭う
高松愛優
(もう嫌…)
回想終わり
高松愛優
(せめて私が)
高松愛優
(勉強を身に付ける事が出来れば…)
そう
私は頭が悪い
勉強したって勉強したって
全く身につかない
高松愛優
こんなに頑張っているのに
高松愛優
私の努力は何故
高松愛優
報われないのだろう。