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日向翔陽
合宿中、
校舎裏に呼ばれた俺は
チビちゃんから告白されていた。
どうやら一目惚れってやつらしい。
来年は俺が卒業して会えなくなるから
このタイミングでした。
との事。
顔を真っ赤にして言ってくる姿から
罰ゲームとかの類じゃないのは分かった。
しかし困った。
俺はチビちゃんの事をなんとも思っていない。
ただ凄い速攻を使うバレー大好き体力お化けのライバル校の後輩って認識。
その上、
うちの研磨がチビちゃんの事が好きだと
最近相談してきたばっかりだ。
普通ならここで振って、
『他校の後輩先輩の関係のままで居ましょうねー』
で済ませられるのに、
万が一返しでチビちゃんを泣かせでもしたら、
俺と研磨との関係が崩壊すること待ったナシ!
俺としてもチビちゃんの事は嫌いじゃないし、
出来るだけ優しく振ってやりたいな〜
とか思っていたが、
チビちゃんの事を普通に振って、
落ち込んだチビちゃんを研磨が慰めれば
丸く収まって良いんじゃね!?
という考えを思いつき。
その方向で行く事にした。
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
これが間違いだった
日向翔陽
出来なくても下手くそでもバレーを辞めずに食らいついてきたチビちゃんが
日向翔陽
日向翔陽
こんな断り方で諦めるわけがなかったんだ。
黒尾鉄朗
咄嗟にホントの事が口から出た。
日向翔陽
日向翔陽
そう言い残して走り去るチビちゃんを
呆然としながら見送った。
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
完全に予想が外れた。
試合と試合の休憩時間に水分補給をしながら呟く。
多分、チビちゃんはこれから俺にアタックしてくるだろう。
それを見た研磨はどう思う??
『翔陽を誑かして…最低…』
って感じで嫌悪感向けられるだけならまだマシだ。
なにせ研磨はチビちゃんが初恋。
研磨がどう出るか分からない。
さすがにこのまま黙ってるのは悪いと思って告白された事を研磨に話した。
孤爪研磨
帰ってきたのは予想外の答え。
孤爪研磨
孤爪研磨
今日研磨があんまり調子が乗らなかった理由はこれかぁ、
と頭を搔く。
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
孤爪研磨
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
コソッと周りに聞こえないように耳打ちする。
すると研磨は普通の顔で
孤爪研磨
と跳ね除けられた。
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
孤爪研磨
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
孤爪研磨
孤爪研磨
あー、やらかしちまった。
完全に研磨不貞腐れたな。
孤爪研磨
黒尾鉄朗
こーいう時ってどうしたらいいんだろうな。
研磨のこんな顔初めて見た。
日向翔陽
黒尾鉄朗
日向翔陽
黒尾鉄朗
さっきの事もあり、目線を逸らす。
それと同時に研磨を見る。
日向翔陽
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
研磨を理由にブロック練習を断ろうとした。
するとチビちゃんは
日向翔陽
日向翔陽
研磨にすぐ駆け寄った。
研磨は驚きつつも嬉しそうだ。
孤爪研磨
日向翔陽
日向翔陽
日向翔陽
日向翔陽
日向翔陽
黒尾鉄朗
自分のことは二の次。友達の事をチビちゃんは優先する。
そう言ってチビちゃんは別の所へ行ってしまった。
黒尾鉄朗
孤爪研磨
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
孤爪研磨
黒尾鉄朗
孤爪研磨
黒尾鉄朗
孤爪研磨
そう言った研磨の目は、
嫉妬と自信が混じったような、
少し不気味な目だった。
そこから合宿中。
チビちゃんが毎日欠かさず
俺を見掛けると話しかけてくるようになった。
不思議と嫌な気はしなかったが、
気まずさはあるので、
俺も最初はぎこちなく会話をしていた。
けれど最近は少し慣れてきて
普通に会話をする程度にまで戻った。
底抜けの明るさと煽て上手。
人あたりの良さと、
一緒に居てて心地よいノリの良さ。
少しずつだが、
キスするのも嫌じゃない
と思える程度には好意を寄せるようになった。
付き合わなければ良い。
そう思ってチビちゃんと接した。
相変わらずチビちゃんと研磨は仲良しだし、
もしかしたらチビちゃんが俺を好きだと言ったのは
チビちゃんの気の迷いなんじゃないかとも思えてきた。
このままチビちゃんと良好な関係を築いていきたい。
そう思っていた。
けれどある日から
突然チビちゃんのアピールが
まるで俺の心の中を読んでるみたいになった。
好きな食べ物を教えた事ないのに
日向翔陽
って感じで食堂で出た俺の好物をくれたり、
悩みなんて打ち明けた事がないのに
日向翔陽
といきなりプレゼントを貰ったり。
こんな情報、
チビちゃんに教えるのはただ1人。
黒尾鉄朗
孤爪研磨
黒尾鉄朗
孤爪研磨
黒尾鉄朗
孤爪研磨
孤爪研磨
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
孤爪研磨
黒尾鉄朗
孤爪研磨
黒尾鉄朗
孤爪研磨
黒尾鉄朗
孤爪研磨
孤爪研磨
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
孤爪研磨
黒尾鉄朗
孤爪研磨
黒尾鉄朗
孤爪研磨
孤爪研磨
黒尾鉄朗
孤爪研磨
孤爪研磨
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
孤爪研磨
孤爪研磨
孤爪研磨
獲物を捉えたような目で俺を見る研磨。
その目にゾワッとした。
黒尾鉄朗
孤爪研磨
孤爪研磨
孤爪研磨
黒尾鉄朗
孤爪研磨
黒尾鉄朗
孤爪研磨
黒尾鉄朗
孤爪研磨
孤爪研磨
孤爪研磨
黒尾鉄朗
孤爪研磨
孤爪研磨
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
孤爪研磨