誰かと繋がる交換日記。

入学式の教室━━。

やっと、憧れの高校生になって浮かれていた頃

何故かみなみの机の上にノートが置かれていた。

みなみは、そのノートを手に取ってページをめくった。

──4月8日── 今日から新生活‼️ 楽しみ〜！ みなみんは〜？ まぁ、私がまず誰かわかんないよね〜笑 じゃあ、当ててみてよ！ 次は、みなみんだよ！！

みなみは、誰もいない教室を見渡した。

みなみは首を傾げながら もう1回ノートを見た。

このノートはみなみんの下駄箱に置いといてね！

と書いてあった。

みなみは、道にある水たまりに引っかかりながら家に帰った。

家に帰ってみなみは、机におかれていたノートを出した。

そして、みなみはシャーペンを取り出してノートに返事を書く。

4月9日 あなたは誰なの？ 教えてほしい、、 急にこんなこと始められても困る。

みなみは、それだけを書いて バッグに入れた。

みなみは、もうノートのことを忘れかけていた。

みなみは、放課後の交換日記のことが脳裏に過ぎった。