一里side
望月舞姫
槻川一里
ガチャンッ。 鍵を閉める音が静かな家の中に響く。 でも、えりちゃんはお外で頑張ってるから! 私はここでお祈りしておくの。
槻川一里
一緒にいれますよーに!
槻川一里
普段は、おひさまが寝ちゃう前に えりちゃんは帰って来てくれるんだけど、 でも今日はおひさまが寝ちゃっても おつきさまが起きても、帰って来ない。
槻川一里
槻川一里
頭が重くなって、息が苦しい。 ねぇえりちゃん、助けて…。
舞姫side
望月舞姫
相川真冬
叔母さんと二人暮らしなんですよね?
相川真冬
家に一人居る訳じゃないんですし、
別にいいじゃないですか。
相川真冬
望月舞姫
だから早く帰らなきゃなの!
相川真冬
前は夜中まで遊び呆けてたのに、
よく門限なんて言葉使えますよね。
望月舞姫
やばい、苦くて苦くて堪らない。 キラキラのお砂糖が、真っ黒なドロドロした ビターチョコレートに蝕まれて行く。
望月舞姫
相川真冬
望月舞姫
相川真冬
坂田と清良くんの事連れて行ってるの。
相川真冬
望月舞姫
望月舞姫
相川真冬
でも一里ちゃんは遼さんの恋人なので。
望月舞姫
道端で倒れてた訳!?
相川真冬
望月舞姫
一里の異変に気付いてやれよ……。
相川真冬
望月舞姫
望月舞姫
相川真冬
望月舞姫
相川真冬
坂田に会わせてくれませんか?
望月舞姫
相川真冬
ここは通しませんよ。
望月舞姫
相川真冬
ほら、行きましょう。舞姫ちゃん。
真冬side
望月舞姫
相川真冬
志麻くんが住んでた家なんですね…。
望月舞姫
相川真冬
相川真冬
望月舞姫
こっからいつも屋根裏部屋行ってんの。
相川真冬
望月舞姫
相川真冬
望月舞姫
屋根裏部屋はちょっと殺風景で、 あるのは本棚と高い鉄格子に囲まれた 真っ白なキングサイズのベッド。 ここに坂田と清良くんは寝ていた。
望月舞姫
起きて。お客さん来たよ。
折原清良
坂田明
望月舞姫
何か話したい事あるみたいだよ。
相川真冬
望月舞姫
適当に話してて良いよ。
相川真冬
望月舞姫
鉄格子の扉私が持ってる鍵でしか
開けられない様にしてあるから、ね?
相川真冬
そうボクを一睨みすると、 舞姫ちゃんは一階へと降りて行った。 ボクはベッドの方へ振り返る。
相川真冬
居心地いいですか?
坂田明
折原清良
週に一回は絶対志麻くんもうらたんも
俺らに会いに来てくれるし。
折原清良
別に何も困った事はないで?
相川真冬
二人とも、舞姫ちゃんに 懐いてるようであった。二人と話す時も 舞姫ちゃんは優しい顔だった。
相川真冬
折原清良
坂田明
相川真冬
折原清良
坂田明
もう、既に手遅れだった。
望月舞姫
今日はオムライスにしたよ。
折原清良
えりるんのオムライスや~!
坂田明
望月舞姫
相川真冬
望月舞姫
何も出さない訳にはいかないから。
相川真冬
なんだ、結構優しい子なのかもしれない。 ただ、恋が狂って愛を間違えてるだけ。
相川真冬
望月舞姫
相川真冬
望月舞姫
一緒に食べるから大丈夫!
相川真冬
決めた。この子を救ってあげたい。 この子を甘い砂糖で満たしてあげたい。 この子の心を愛で満たしてあげたい。







