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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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や、めて…………。

すず

痛っ!

硬いほうきで殴られる。

りん

あははっ!痛いぃ?そんなの知らないよ

すず

り、ん、やめて……。

りんは私の幼なじみ。 でも私が中学に入ってから いじめてくるようになった。

何がきっかけかも分からない。 不思議でしょうがない。 あんなに優しかったのに。

りんの友達たち

りん。次はどうする?

りん

うーん。上履きで叩こうか笑
面白そうじゃない?

りんの友達たち

うわっ!それいいねぇ!

すず

………っ、やめてよっ!

りん

はーい、黙ろうねぇ?

パンッ!

すず

きゃあっ!

なんで、どうして? 誰かに命令されてるの? 私、何か嫌なことした?

分からない。 分からない。

どうしてっ?!

すず

はぁ、はぁ、はぁ…

終わった…。

やっと解放された。

ゆっくり立ち上がって、右足を抑えた。

すず

はぁ、帰るか。

きゃあっ!!!

すず

えっ?

嫌な予感がした。 今の声は、明らかにりんの声だった。 私は痛みを堪えながらも走った。

すず

りんっ!!

隣の女子トイレに、りんはいた。 私は目を見張った。

りんが押さえつけられて、 トイレに閉じ込められそうになっていた。 りんは必死にドアを閉められないように 耐えている。

りんの友達たち

あんたもうざいのよ!
いつも命令ばかりして!

りん

うっ………

すず

りんっ!

私は必死に飛びついた。 りんを助けたかった。 あんなことされたって、 幼なじみだから。

りんもこれで反省してくれるかな。 また仲良くできるかな。

ドンッ!

すず

えっ?!

バタンッ!

何が起こった?

りん

あーはっはっは!

りん

すずなら助けてくれると思ったよ。

りん

ありがとねぇ!ふふふっ。

すず

ちょっと!!

私は トイレに閉じ込められていた。

私が止めに入った時に、 りんに突き飛ばされたんだ。 トイレの中に。 私が入ったのを確認した瞬間、 りんはドアを閉めた。

りんの友達たち

まんまと引っかかりましたね笑

りん

ふふっ!みんなも演技うまかったね笑

ああ。もう無理だ。

りん

じゃあねすず。
そこでゆっくりしといてねっ!

少し安心した私が悪かった。

りんには、 優しさなんて、 存在しないんだろうな。

りん。分かったよ。 もう私、諦めるね。

じゃあね。

その日、すずは自ら死を選んだ。

「嘘の優しさ」 END

志津海かをり

と、言うわけで!
改めまして、志津海かをりです!

志津海かをり

今回が初投稿となります。
よろしくお願いしますm(*_ _)m

志津海かをり

それではまた今度お会いしましょう!

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